いまやマーケターにとって最も大きな課題は消費者インサイトの発掘と言える。消費者も知覚できていない、潜在的なニーズはどのようにすれば発掘できるのか。 世間の動きを知るには、より多くの人の意見を聞くべき。これが世論調査の前提です。内閣支持率を知るには、「現政権を支持するか」という質問を100人ではなく1000人にした方がより国民の総意に近い結果が得られると考えるのは自然です。サンプル数が多くなればなるほど、真実に近い結果が得られると考えます。 マーケティング・リサーチも同様の考えで進化してきました。大規模なアンケート調査を製品開発やネーミングの段階で実施する企業も珍しくありません。 ところが、このような定量調査に対し定性調査の価値が注目されるようになったのは、いまから10年ほど前からです。当時、心脳マーケティングの大家、ジェラルド・ザルツマン教授が来日し講演をされました。そのとき聞いた話が忘れ
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