Barrick shuts hedge book as world gold supply runs out (バリック:世界的な金供給枯渇でヘッジ契約終了) By Ambrose Evans-Pritchard, International Business Editor Telegraph:11 Nov 2009Global gold production is in terminal decline despite record prices and Herculean efforts by mining companies to discover fresh sources of ore in remote spots, according to the world's top producer Barrick Gold. 世界最高の金生産会社バリック・ゴールドによれば、史上最高値
10月半ばに鉱業コングロマリット(複合企業)のBHPビリトンが、ユナイテッド・ミネラルズ――オーストラリアのピルバラ地区にあるBHPの鉄鉱石鉱山付近で事業を展開する有望企業――に提示した買収提案には、ある注目すべき付帯条件が含まれていた。 ユナイテッドは、同社株の11%を中国国営企業の中国鉄道物資に売却する計画を放棄しなければならない、というものだ。 もしユナイテッドの株主が同社経営陣が推薦した通りに、BHPが提示する2億400万豪ドル(1億8700万米ドル)の申し出を受諾すれば、鉄鉱石市場で影響力を強めようとする中国政府の熱心な作戦――ただし、これまで概して成果を上げていない取り組み――がまた1つ失敗に終わることになる。 西側の巨大鉱業企業が扱う鉱物、中でも特に鉄鉱石は、中国を大きく変化させる莫大なインフラ計画にとって必要不可欠な材料である。中国政府はこの依存状態に神経を尖らせており、特
死んだヤマもよみがえる神戸製鋼の省エネ製鉄法、資源活用の未来図を塗り替える!?(1) - 09/10/22 | 14:20 米国ミネソタ州・ホイットレイクス。カナダとの国境に近いかつての鉱山の町から、針葉樹林帯をさらに郊外へと進む。灰褐色の荒野の真ん中にこつ然と姿を現すのは、厳寒の地でひときわ目を引く朱色の工場群。神戸製鋼所と米国の鉄鋼メーカー、スチール・ダイナミックスとの合弁会社「メサビナゲット・デラウェア」(以下、MND)だ。11月中旬の稼働開始を控え、いま試運転が最終段階を迎えている。 実はこの工場、これまでの製鉄のあり方を一変させるパワーを秘めた、注目の工場なのだ。 製造時間は50分の1! 「鉄鋼の常識を超越」 MNDで生産するのは、さまざまな成分調整を施して鉄鋼製品に加工する前の段階の半製品、アイアンナゲットである。含有する鉄分は96〜97%で、高炉(溶鉱炉)で作られる銑鉄
The Economist 1845年創刊の英国の有力経済誌で、特に経済、国際政治に関して世界的に権威のある媒体とされる。知識層からの信頼が厚く、歴史観と見識に富んだ鋭い分析、オピニオン記事に定評がある。世界発行部数は約142万部。 金融危機が世界を揺るがし、国際政治、安全保障の枠組みも大きく変わりつつある。そんな激動の時代にあって識者からも頼りにされるのが英エコノミスト誌の見識。このコラムでは、最新号から毎週5本お届けする。 >>「The Economist」の記事一覧 (英エコノミスト誌 2009年10月10日号) 中国は、多くの製品に必要不可欠な一部の鉱物資源の市場を完全に押さえた。 スマート爆弾とユーロ紙幣とヘッドフォンに共通するものとは何か? 実はこれらはすべて、レアアース(希土類)を使用している。 レアアースとは、あまり知られていない17種類の化学元素の総称で、年間売上
2008年9月のリーマンショックから丸1年。世界経済は戦後最悪の不況から完全に脱却していないものの、足元で底入れの動きを強めている。 患者に例えると、緊急輸血やあらゆる薬を投じた結果、生命の危機を脱し回復に向かっている状態と言える。先行き予断は許さないものの、世界経済は2010年にかけて緩やかな回復傾向が続くとみられる。 2010年は、2008年並みの成長ペースへ回帰 アジア経済も例外ではない。リーマンショック以降、先進国の需要激減による大幅な生産調整を受けて急減速を余儀なくされたが、先進国に比べ相対的に底堅い成長を維持している。 韓国、台湾、マレーシアなど輸出依存度が高い国・地域は軒並みマイナス成長に陥ったものの、中国、インド、インドネシアなどは内需が景気を下支えした。 マイナス成長に陥った国・地域も、第2四半期に入りマイナス幅が縮小しており、第4四半期にはプラス成長に転じる公算が大きい
色々確保とか約束とか、何年も先のことを考えて、せっせと動いてるよね。 ニシマツケンセツとか、ダイレクトメールとか、(・∀・)アパとか、なんちゃらチャーチとかで働くんじゃなくて、それこそ僕やあなたの今と未来のためにせっせこやってたのは、どこの誰よってことで。 World faces hi-tech crunch as China eyes ban on rare metal exports (中国が希少金属輸出禁止を検討中につき、世界はハイテク・クランチか?) By Ambrose Evans-Pritchard Telegraph:24 Aug 2009Beijing is drawing up plans to prohibit or restrict exports of rare earth metals that are produced only in China and pla
中国上海の建設現場に積まれる鉄骨(2009年8月17日撮影)。(c)AFP/PHILIPPE LOPEZ 【8月18日 AFP】オーストラリアの資源大手フォーテスキュー・メタルズ・グループ(Fortescue Metals Group、FMG)は17日、中国から増産計画への融資60億ドル(約5700億円)を受けるのと引き換えに、鉄鉱石価格を前年比約35%値下げすることで、中国鉄鋼工業協会(China Iron and Steel Association、CISA)と合意したと発表した。 英豪系資源大手リオ・ティント(Rio Tinto)幹部らが前週、中国当局に拘束されたなかでの交渉は先行きが見えなかったが、同社が日本および韓国に提示した価格よりも3%大きい下げ幅となった。 フォーテスキューによると同社が合意した価格は、最も取引の多い粉状鉄鉱石で1トン当たり0.94ドル(約89円)で、中国側
住友商事は、カザフスタンの国営原子力公社カザトムプロム社と、ウラン鉱石残渣(さ)からレアアースを回収する事業に合意した。両社が協力してカザフスタン国内に存在する残渣からの回収事業を独占的に行い、新たなレアアース資源ソースの確立に乗り出す。住友商事は、既にカザトムプロム社と日本初のウラン鉱山開発事業を推進しており、同社とは2件目の共同事業になる。 回収するレアアースにはハイブリッド車や電気自動車のモータに欠かせないDy(ディスプロシウム)やNd(ネオジム)を豊富に含む。今まで日本は、両元素のほぼ全量を中国から輸入してきたが、カザフスタンが新たな供給源となる可能性が出てきた。 具体的には、2009年末までに合弁会社を設立し、カザトムプロム傘下のウルバ冶金工場の既存設備を活用して、ウラン鉱石残渣からのレアアース混合物の回収事業を立ち上げる予定。まず、2010年には年間3000tのレアアース分離品
2009年7月24日の日本経済新聞朝刊では、「電気自動車を本格量産、三菱自と富士重」という見出しで、電気自動車(EV)の本格量産開始を報じた。この「EV時代」の幕開けに重要な役割を果たしているのが、高性能リチウムイオン電池である。 この電池のキーマテリアルともいえるリチウムであるが、過去には資源量が心配され価格が高騰したこともあった。しかし、最近の研究では十分な量があるとされており、リサイクルや海水からの回収への期待も高まっている。低炭素社会への転換を推し進めるためにも、リチウム資源の有効利用が期待される。 「三菱自動車工業と富士重工業が電気自動車の新型車を発売した。それぞれ蓄電容量が大きい高性能リチウムイオン電池を搭載し長距離走行が可能」──これは2009年7月24日の日本経済新聞朝刊の記事である。さらに、その報道から約1カ月前になる2009年6月20日の日経新聞朝刊によれば、日産自動車
結婚にまつわる言葉は、企業提携を表すのによく用いられるかもしれないが、破談を表す際にも、よく使われる。 だが、英蘭系資源大手リオ・ティントが中国アルミ業公司(チャイナルコ)との婚約を破棄した一件を受け、国家統制下にある急進的な主要紙「北京タイムズ」は先日、リオ・ティントの「不貞行為」を非難する社説を掲載し、このジャンルでも特に際立つ文章を綴った。 「哀れなチャイナルコは結婚衣装を用意したのに、桃が熟した時に別の人にそれをむしり取られた」。北京タイムズはこう論じた。 カネだけを愛した不誠実な女 「リオ・ティントはまるで不誠実な女のようだ。かつて彼女はチャイナルコのポケットにあるカネを愛したが、彼自身を愛することはなかった。彼女は今、その誓いを破り、恩人を見捨てようとしている」――。 中国政府の最高幹部らは、中国鉱業大手チャイナルコからの195億ドルの出資提案を拒否したリオ・ティント
(英エコノミスト誌 2009年6月6日号) コモディティー(商品)相場の上昇は、結局、朗報ではないかもしれない。 「スーパーサイクル」が戻ってきた。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)とゴールドマン・サックスの代表的なコモディティー指数「S&P GSCI」によると、原材料価格は今年5月に20%近く上昇した。月次ベースでは過去最大級の上昇幅だ。 銅から綿に至るまで、相場急騰はコモディティー全般に広がっている。一方、船舶輸送の動向を示すバルチック海運指数(BDI)も、底をつけた2008年12月以降、6倍以上に跳ね上がった。 景気回復の兆し? コモディティー相場の上昇を景気回復の兆しとして描くのは難しいことではない。強気筋のシナリオは次のようなものだ。 曰く、米リーマン・ブラザーズの破綻は世界の企業に、とてつもなく大きな衝撃を与えた。これに対して企業は注文の取り消しや在庫の削減に動
Rio cuts prices but China demands bigger discount (リオ・ティント、値下げするも、中国が更なる値下げを要求) By Louise Armitstead Telegraph:26 May 2009Rio Tinto has agreed to cut by a third the price of iron ore it will supply to Japan over the next year, confirming fears that there are few signs of recovery in the embattled commodities market. リオ・ティントは来年日本に供給する鉄鉱石の価格を1/3値下げすることに合意し、難問を抱える商品市場に回復の兆しは殆どないとの懸念を認めた。 The price se
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