取材に応じたのん&橋本愛10月20日、大九明子監督の新作「私をくいとめて」に関する情報解禁に、日本中が沸いた。のんと橋本愛が、NHK連続テレビ小説以来7年ぶりの共演を果たす――同日披露されたメイキング写真には、充実の表情を浮かべた2人の姿が写し出されていた。SNSに溢れたのは、歓喜と感涙のコメント。これほど“待望の再共演”という言葉がふさわしい2人はいない。直接の対面となるまで、何を思い、そして、芝居を通じて何を感じとっていたのだろうか。(取材・文/編集部、写真/間庭裕基) 本作は、芥川賞作家・綿矢りさ氏の小説を実写映画化した“崖っぷちロマンス”。おひとりさまライフを満喫する31歳のみつ子(のん)が、脳内の相談役「A」とともに年下男子・多田くん(林遣都)との恋に挑むさまが描かれる。大九監督にとって、綿矢作品の映像化は「勝手にふるえてろ」に続き、2度目のこと。第33回東京国際映画祭では観客賞