ー渡邉製本は、オンラインでの相談サービスやInstagramでの発信など、インターネットをさまざまな形で活用されているのが印象的でした。 このように積極的に情報発信をされるようになったきっかけはあるのでしょうか。 渡邉浩一さん: もともと、渡邉製本は製本専門で始まった会社で、私で3代目になります。 かつては大学で使用される教科書や辞典、写真集をはじめとする出版物を受注・印刷することが中心でした。 しかし、少子化やデジタルコンテンツの急増による出版不況によって、その受注数も大きく減少しました。 そこでより多く、「幅広く仕事を集めよう」「新たに開拓をしていこう」ということで、10年ほど前にホームページを立ち上げました。 それがきっかけで、東京以外のエリアからもご依頼をいただけるようになりましたね。 ー それまでのお仕事は、過去にご依頼を受けた出版社が中心だったのでしょうか。 渡邉浩一さん: 約