凸版印刷/印刷博物館 企画展『近代印刷のあけぼの―スタンホープと産業革命』を開催 機械は,人の手の代わりを果たすために生まれ,人の手になりかわって多くのものを生みだしてきた。 グーテンベルクによって発明されたとされる印刷機。その登場から,現在まで,さまざまな機械が活躍してきました。 本企画展では,印刷の4要素と言われる「紙(被印刷物)」「版」「インキ」「圧」のなかでも,印刷になくてはならない「圧」を加える印刷機を中心に展開いたします。 印刷機はグーテンベルクがブドウ搾り機にヒントを得て作ったと言われています。そしてグーテンベルクによる印刷機は,約350年間の長きにわたって,ほとんどその姿を変えることなく,使用されてきました。そこに,スタンホーププレスという,総鉄製の印刷機が現れ,印刷機の姿が大きく変わっていくことになります。印刷の産業革命は,このスタンホーププレスによってはじ