東京都立中央図書館(港区南麻布)で、装丁などが珍しい書籍を一堂に集めた企画展「驚きの発見~図書館で見つけたこれも本なの~」が開かれている。同館の担当者は「ぜひ見て、手にとって、本の面白さを感じてほしい」と、来場を呼びかけている。14日まで。 同館所蔵の約181万冊から、司書らが珍しい装丁や体裁の約170点を選んだ。いずれも請求すれば誰でも閲覧可能だが、同館によると、日ごろは目に触れる機会が少ないものという。担当者は「本とひと口に言ってもさまざまな装丁や大きさ、形があり、意外性や遊び心がある」と魅力を語る。 中でも目を引くのは「鉄腕アトム1/2設計図」(Tezuka Productions)。縦103センチ、横73センチの大判で、本格的なアトムの設計図と透視図が2枚セットになっている。筒になったケースに貼られた紙には「科学省精密機械局」とあり、「秘」の印と計画総責任者としてアトム生みの親の「