鍵盤楽器演奏について語られる際に、よく耳にするキーワードのひとつ、“タッチ”。演奏に重要なファクターはあまたあれど、中でもこの“タッチ”は、そのセンスとテクニック如何で、作品をこの上なく魅惑的なものとするか、あるいは退屈きわまりなくしてしまうかを、大きく分けてしまう(もちろん、そのタッチを導き出す音楽性が重要なのだが)。 79年南アフリカ生まれのクリスティアン・ベズイデンホウト(Kristian Bezuidenhout)は、この“タッチ”の妙をことのほか味わわせてくれる音楽家だ。彼が繰り出す音色は、柔らかさと温かみ、そして清澄さを常に維持しながら、さまざまにその様相を移りゆき、聴くものを陶然とさせる。 彼は2002年、武蔵野市民文化会館でのリサイタルで初来日。次いで訪れた2009年のクリストファー・ホグウッド指揮NHK交響楽団との共演で、一気にその名を知られるようになった。今年は2月に王
王子ホールマガジン Vol.35 より 数ある西洋楽器のなかでもメジャーな存在といえば、ギターやフルート、ヴァイオリン、そしてなによりピアノだろう。だがピアノで食べている人間はそう多くない――ほとんどの場合は子供のころの『お稽古』で終わるものが、長じて生活の糧を得る手段となるまでに、どういった変遷をたどるのだろう。この連載では王子ホールを訪れる、ピアノを仕事とする人々が、どのようにピアノと出会い、どのようにピアノとかかわっているのかにスポットをあてていく。 今回登場するのは、5月にモーツァルト作品を2晩にわたって披露してくれるクリスティアン・ベザイデンホウト。フォルテピアノ奏者とはいってもモダンピアノでN響と共演もすれば、自在にチェンバロも弾きこなす才能の持ち主で、ヨーロッパではソリストとしても室内楽奏者としても引っ張りだこである。だがその多才さゆえに、どの道へ進むべきか迷ったこともあるら
ボードゲームが流行っている、そんな噂を聞いたのは数年前参加したコミティアで、同日開催されていたゲームマーケットというイベントを知ったことがきっかけだった。 最後に買ったハードがPS2で生涯一番遊んだゲームがスーファミのマリオという僕のようなあまりゲームに縁のない人間にとっては、ゲームマーケットというのはセガとか任天堂とかいった有名なゲーム会社が新作の発表をして、その度会場がワーッと盛り上がるような、そういう外人4コマの元ネタのような世界が広がっている場所だと思っていた。 しかし実はゲームマーケットにはTVゲームやアーケードゲームの筐体のような電源必須のゲームは一切出展されておらず、完全に電源不要のアナログゲームだけを扱ったイベントになっているということを知り、僕の中で一気にイベントへの関心と、そもそもアナログゲームでイベントってどういうことだ?という疑問が膨らんだ。コミティアの会場は例年コ
あけましておめでとうございます。今年もブログ鳥肌音楽をごひいきによろしくお願いいたします。 例年、1月1日に干支に絡んだ内容の記事をアップしてきていました。今年2017年は酉年ということで、「ブルー・バード」や「ブラック・バード」「電線の鳥」といった鳥がタイトルの歌やザ・バーズやイーグルスといった歌手名が鳥のものなどけっこう沢山浮かんできて何にしようかおとそを呑みながら考えているうちに意識を失ってしまい、気が付くと日付が変わっていました。 と言うわけで気勢をそがれてしまったこともあり、今年の一発目は少しテーマを変えてみました。やっぱり1月1日はすべての仕事(ブログが仕事かという疑問はありますが)はお休みすべきですよね。 ところが、世の中には元旦からお仕事、それもハード・ワーキングをされているお方がいるようで全く頭が下がる思いです。その一番有名なものはビートルズのデッカ・オーディションです。
JAGATARAやMUTE BEATでの活動をはじめ、忌野清志郎&2・3’s、EGO-WRAPPIN’、斉藤和義、キセル、シアター・ブルックなど数多くのアーティストのライブやレコーディングに参加。メジャー/インディー問わずミュージシャンたちから信頼を集めるキーボード奏者、エマーソン北村。サポート・ミュージシャンとしても引っ張りだこな彼だが、並行してソロ活動も展開してきた。 スカタライツなどのメンバーとしてレゲエ草創期を支えたキーボード奏者であるジャッキー・ミットゥの音楽に触発され、1991年から指導させたエマーソン北村のソロ活動〈エマソロ〉。精力的にライブを展開しながら、2014年には初のソロ・アルバム『遠近(おちこち)に』を発表。ミュージック・マガジン誌「ベストアルバム2014 レゲエ(日本)」の第1位に選出されるなど、高い評価を集めた。 約2年ぶりとなるソロ・アルバム『ロックンロールの
例年多くの人が集まる新年カウントダウン時の渋谷スクランブル交差点が今回初めて歩行者天国となり、路上には新年を祝う人が溢れました。 【動画】渋谷スクランブル交差点をホコ天に 渋谷駅前のスクランブル交差点周辺は大みそかの12月31日午後10時半から歩行者天国になり、新年を迎えた瞬間には大きな歓声が上がりました。 カウントダウン時のスクランブル交差点周辺は例年車道に人がはみ出るなど危険な状態だったため、今回は初めて車道が歩行者天国となりました。 歩行者天国となったエリアは、スクランブル交差点や道玄坂、 文化村通り、井の頭通り、公園通り、周辺の小道など、渋谷駅周辺です。 気温3度まで冷え込む中、午後11時から、渋谷駅周辺の街頭ビジョンを使ったカウントダウン演出がスタートし、女優の綾瀬はるかさんや元水泳選手の北島康介さん、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさん、小池百合子東京都知事らが映像でメッセージ
近年イーロン・マスク率いるスペースX社を筆頭に、民間企業による宇宙開発が加速している背景がある。本書は「宇宙倫理学」と書名に(聞き慣れない言葉だ)入っているように、そうやって人間が宇宙に出ていく際に不可避的に発生する倫理/哲学的な問いかけについての一冊だ。 ショートレンジとロングレンジの問いかけ そうした説明だけをきいてなるほど! 宇宙での倫理を問うのねわかるわかる! とはならないだろうから(僕も当然ならなかった)、具体的にその「宇宙倫理学」の中で、どんな問いかけ/議論が存在するのかをざっと紹介してみよう。まず身近な、現在すでに具体的な問題として存在するものでいえば、宇宙における軍備管理、人工衛星から得られる情報の取扱、スペースデブリの処理をめぐる問題、宇宙飛行士その他宇宙滞在者の健康管理についてなどなどがあげられる。 現在でも静止軌道をめぐる取り決めはあるが、今後地球周回軌道上がより希少
花森安治(はなもり・やすじ、1911-1978)は、終戦まもない1946年3月に、大橋鎭子(おおはし・しずこ)を社長とする衣裳研究所を銀座に設立、新進の服飾評論家としてデビューしました。<直線裁ち>という誰もが簡単に作れる洋服を提案した『スタイル・ブック』は評判を呼びますが、かねてより計画していた生活家庭雑誌『美しい暮しの手帖』(のちの『暮しの手帖』)を1948年9月に創刊し、その後、社名も暮しの手帖社へと変更します。 <衣・食・住>を基本にすえつつ、もののない時代には<工夫とアイデア>による豊かな暮しを提案、電化製品が普及した高度成長期には<日用品の商品テスト>を実施、そして食品添加物や公害問題が叫ばれた70年代には<社会の矛盾を鋭くえぐる批評>を誌面で展開し、ペンで権力に挑みました。30年間にわたり一切広告を入れず発行100万部に迫るまでに成長させた雑誌『暮しの手帖』を舞台に、表紙画か
クラシックCD検索に便利!バナーをクリックして下さい! 第1節は「音楽と人生」 第2節は「歴史的な音楽の解釈のために」 第3節は「音楽の理解と音楽教育」 第4節は「記譜法の問題」 第5節は「アーティキュレーション」 第6節は「テンポ」 第7節は「音組織と音程法」 第8節は「音楽と響き」 第9節は「古楽器は是か非か」 第10節は「スタジオにおけるオリジナルな音響状況の復元」 でした。 「読み」そのものは今回までです。第1章が、アーノンクールの著書『音話としての音楽----新しい音楽理解への道』(邦題「古楽とは何か(言語としての音楽)」)の総論であり、後続の章は、各論だからです。 ですので、さきに残りの二つの章の、きわめてざっとしたまとめをしておきます。 「第2章 楽器と言葉」は、従来の単純な<上昇主義>に乗っ取った楽器発展論が果たして正しいのかどうか、の、アーノンクールなりの検証であり、改造
漫画『鉄腕アトム』のTVアニメ第1作がフジテレビをキー局に、関西テレビ、東海テレビ、九州朝日放送、仙台放送、広島放送の6局ネッチで始まったのは1963年1月1日である。 オンエアが始まる少し前の11月5日と6日の二日間、東京・銀座のヤマハホールでは「第1回虫プロダクション作品発表会」が開催された。 そこで上映されたのは『鉄腕アトム』の第1話のほか、原作者の手塚治虫による台詞のない映像と音だけの実験的なアニメーション作品『ある街角の物語』と、3分間のカラー小品『おす』だった。 当日の会場で配布されたパンフレットには、アニメの将来に賭ける手塚の意気込みと希望が記されていた。 動画映画の製作はテレビの普及とともに、CMなどでさかんになったとはいえ、そのコスト高と製作日数などの関係から、日本ではまだまだ敬遠されている状態です。でも日本には、戦前から数多くのプロダクションがありましたし、技術的にも、
「これは本物だ」 「本物を目指せ」 とかよく言われますね。 では、ここで言う「本物」とは何でしょうか? 私は、それは「誰にでも分かるもの」だと思っています。 絵でも、音楽でも、食べ物でも、スポーツでも、ビジネスでも・・・。 クラシックでいえば、モーツァルトが、ベートーヴェンが、ショパンが、こんなにも長い間人類に愛されてきたのは、誰にでも分かる本物だからだと思っています。 事前情報やブランドなど関係なく、名刺を見る必要もない。 「あれ?これは何か違う。」と感じるものだと思います。 それは目の前で演じられたらば「泣く子も黙る」ほどの子供でも感じるもの。 旧ソ連のピアニスト、リヒテル(1915~1997)は、私は人類最高のピアニストだと思いますが、1950年の35歳にして初めて国外に出て演奏しました。しかし、冷戦で対立していた西側諸国への演奏旅行はなかなか当局から許可が下りず、評判が伝わるのみで
独学で作曲の勉強を始めた高校生の頃、父親に「音楽の才能があるかどうか専門家に見て貰おう」と言われて、とあるプロの音楽家の処に連れて行かれたことがある。 家を訪問すると、グランドピアノが置いてある部屋に通され、「この音何の音?」といきなりピアノの音をひとつポーンと鳴らされた。「B♭」と私が答えると、「残念。Aだよ。うーん、どうやら絶対音感はないみたいだね」と言われてしまった。 そして、「まあ、とにかく音楽大学を目指すか、あるいは音楽は趣味でやるか、よく考えて結論を出しなさい」という(まあ、私も友人の息子に「音楽の才能があるか鑑定してくれ」と言われたら、そう答えるしかないだろうという)真っ当な助言をいただいた。 とは言え、もともと音楽の「才能」に目覚めたわけでもないし、音楽大学にも「絶対音感」にも興味はまったくなく、助言はそのまま右の耳から左の耳に抜けてしまった。 ただ、「音」の件だけは気にな
モオツァルト・無常という事 (新潮文庫) 作者: 小林秀雄 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1961/05/17 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 54回 この商品を含むブログ (94件) を見る ここ数週間、強烈に「小林秀雄を読まなければいけない気がする」とぼんやり考えながら生きてきたんですが、今日やっと『モオツァルト・無常という事』を読み始めまして。その最初の一篇「モオツァルト」、これにやられた。完全にやられた。以下でその感想と、それから考えたよしなしごとを。 批評の真髄は、事実を超えた「真実」を描きだすことである ぶっちゃけ僕はこの本を読み始めたとき、小林秀雄さんの代表作っていうか、なんとなくその名前を聞いたことがあった「無常という事」まではさらっと読み飛ばそうかなーと思っていたんですよ。クラシック音楽には詳しくないし、興味はあるんだけど特段情熱をもって耳を傾けたこと
Johann Sebastian Bach: The Brandenburg Concertos Accent ACC 24224 演奏:La Petite Bande, Jean-François Madeuf (Natural brass instruments without pistons), Sigiswald Kuijken (Director) aeternitasさんの「一日一バッハ」の2012年3月12日の投稿から紹介されたこのCDは、Accentレーベルで新に録音された、ラ・プティット・バンドの演奏による「ブランデンブルク協奏曲」(BWV 1046 - 1051)全曲である。ラ・プティット・バンドは、同作品を、1993年5月と1994年1月に分けてドイツ・ハルモニア・ムンディ(DHM)に録音を行い、CDで発売されていた。この録音に於いて、第2番は「適切な(proper)
J. S. Bach: Brandenburgische Konzerte BWV 1046 - 1051 Deutsche harmonia mundi 05472 77308 2 演奏:La Petite Bande, Sigiswald Kuijken バッハは、「6曲の様々な楽器をともなう協奏曲(Six Concerts Avec pluseurs Instruments)」と言う標題を付けた自筆譜を作製し、フランス語の献呈文に1721年3月24日の日付を記して、ブランデンブルク辺境伯、クリスティアン・ルートヴィヒに贈った。この献呈文は「2年ほど前に、私はご用命により閣下の御前にて演奏をする光栄に浴しました」という文章で始まる。この「2年ほど前」は、フランス語で”il y a une couple d’annés”と書かれており、これを「2~3年前」あるいは「何年か前」と解釈する説
大型の擦弦楽器を担いで演奏する姿の図。コロンビアの寺神戸亮演奏のバッハの無伴奏チェロ組曲全曲のCDに関連したスペシャルコンテンツ掲載の図。 最近古楽の世界の一部で、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ(Violoncello da spalla)と言う楽器が話題となっている。日本では、ヴァイオリン奏者の寺神戸亮が、この楽器で演奏会を行い、最近バッハの無伴奏チェロ組曲全曲を録音し、デノン・レーベルから発売された。寺神戸はこのCDの解説書や自身のブログなどで、この楽器について述べ、バッハは無伴奏チェロ組曲を、バッハが発明したと言われるヴィオラ・ポムポーサ=ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラで演奏することを想定して作曲した可能性があるとまで主張している。寺神戸は、ヴィオール属の楽器の一つ、ヴィオラ・ダ・ブラッチョから現在のヴァイオリン属の楽器が生まれた過程で、様々な名称が使われ、その中のヴィオロンチェロ・
トランペットといえば 吹奏楽では花形 オーケストラではここぞという盛り上がるところで登場 ビッグバンドでもリーダー ジャズコンボでも主役 金管バンドでもコンサートマスター どんな音楽やる時でも一番目立つしかっこいい楽器です。 幅広いジャンルの音楽をできるこの楽器も長い歴史の中で今のようなスタイルが生まれ、たくさんの種類ができていったのです。そんなわけでトランペットの歴史をがっつり説明していこうと思います。 目次 トランペットの歴史 トランペットの原型はブブゼラ 金属のトランペットはピラミットからも出土されている ルネサンスにツィンク(Zink)Cornettoが登場 ナチュラルトランペットとは ナチュラル・バロックトランペットはドイツの音大で専門に勉強できる トランペットは貴族の楽器だった トランペット奏者の人数が権威の象徴 トランペットの黄金時代バロックへ ブランデンブルク協奏曲第二番1
神奈川県では、文化芸術の魅力で人を引きつけ、地域のにぎわいをつくり出す、マグネット・カルチャー(マグカル)の取組を推進しています。
Musopenは昨年、Kickstarterで集めた資金で録音したベートーベンやブラームスの管弦楽作品などを著作権フリーで公開しているが(/.J記事)、今度はショパンの作品を対象とした新たなプロジェクト「Set Chopin Free」を開始した( Set Chopin Free、 本家/.)。 Set Chopin Freeはショパンの全作品を録音して著作権フリーで公開するというもの。作品数はおよそ245点で、演奏は1080p動画と20bit 192kHzオーディオで提供される。今回のプロジェクトでショパンが選ばれた理由として、広い支持の得られる人気作曲家である点と、作品数が手頃である点が挙げられている。モーツァルトの全作品を対象にした場合は目標額が1桁増えてしまうだろうとのこと。Kickstarterでの目標額は7万5千ドル。プロジェクトは開始2日間で14,729ドルを集めている。
日本コロムビアは11月17日、アナログ/デジタル変換時に失われた高域成分を、低域部分の倍音を利用して予測、 再構築する技術「ORT」(Overtone Reconstruction Technology)を発表した。CD相当のデジタルマスターでも倍音を解析して楽曲が本来持っていた豊かな音色やなめらかさを復活させるという。 同社は、ORTを用いた「ORTマスタリング」の第1弾として、エリアフ・インバル指揮のマーラーの5番など、DENON Classicレーベルの名盤10タイトルを「DENON Classic ORT Masteringシリーズ」として復刻、12月16日からハイレゾ配信を開始する。価格は各タイトル2500円(税別)。なお、2016年1月12日までは期間限定キャンペーンとして特別価格の各1500円となるほか、第1弾10タイトルを全て同時に購入すると、スウィトナー指揮のベートーヴェ
2017-01-02 當山日出夫 佐々木毅.『政治学の名著30』(ちくま新書).筑摩書房.2007 http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480063557/ ちくま新書には、『~~の名著30』というタイトルの本がいくつかある。そのうちの一つ。『歴史学の名著30』については、すでにふれた。 やまもも書斎記 2016年12月23日 山内昌之『歴史学の名著30』 http://yamamomo.asablo.jp/blog/2016/12/23/8286305 『歴史学~~』の方は、今では売っていないようだが、こちら『政治学~~』の方は、今もあるようだ。(こういう違いはどかからきているのか。著者の意向によるものなのだろうか。単に売れ方の違いなのか。) 古典的名著というべき本のブックガイドである。 「Ⅰ 政治の意味」では、 プラトン 『ゴルギアス』
政府は、「アーキビスト」と呼ばれる公文書の保存や整理にたけた専門家を認証する公的資格制度を創設する方向で検討に入った。 公文書館の利活用促進が狙いで、国立公文書館が今年度内に業務内容や必要な能力を定めた職務基準書をまとめる方針だ。 アーキビストは、歴史資料管理の専門家で、公文書や資料が歴史的に重要かどうかを見極めて受け入れの是非を判断したり、利用者が資料を使いやすいよう整理・保存したりする。外交や安全保障など機密性の高い公文書を扱うのも特徴だ。 民間機関による認証制度はすでにあるが、「認証時に求められる能力と実務がマッチしていない」(関係者)との指摘があった。 政府は今後、公的な認証制度の制度設計を進め、2017年度中に基本計画が策定される新国立公文書館(東京・永田町)が完成するのに合わせ、導入したい考えだ。将来的に国家資格とすることも視野に入れている。
やっとミラーレス一眼の時代がやってきた――2016年を振り返りながら2017年のデジカメトレンドを予想してみよう(1/3 ページ) あけましておめでとうございます。 2017年のデジカメ界はどうなるか! って考えてたのだけど、2016年に各社のフラッグシップがおおむね出そろってるから、なかなか難しいのだよね。その辺を踏まえ、2016年を振り返りつつ2017年の話をしようかと思うわけである。 2016年の前半はフラッグシップ一眼レフ勢ぞろい 2016年前半は「一眼レフ」の年だった。 オリンピックイヤーということもあってニコンの「D5」と「D500」、キヤノンの「EOS-1D X Mark II」とスポーツ撮影に向いたフラッグシップモデルが相次いで登場。 夏近くなると、ペンタックスが初のフルサイズ一眼レフ「K-1」を投入するし、キヤノンはフルサイズの標準機ともいえる「EOS 5D MarkIV
最新のiPhone 7からイヤフォン端子がなくなってしまったので、「今年こそワイヤレスイヤフォンを」と思い立ち、自分にぴったりな1台を探し求めている方もいるのでは。今回は装着スタイルや用途ごとに異なるワイヤレスイヤフォンの特徴をそれぞれに整理しながら、より快適なポータブルオーディオライフを探ってみたい。 日々進化しているワイヤレスイヤフォンの音質と機能性 人にワイヤレスイヤフォンをおすすめすると「ワイヤレスイヤフォンは音が悪いのでは?」「ペアリングや、バッテリーを頻繁に充電するのが面倒そう」という不安を訴える声が返ってくることがある。音質については多くのワイヤレスイヤフォンが採用するBluetoothオーディオの技術が成熟してきたことや、メーカー各社がワイヤレスイヤフォン独自の音質チューニングや電波干渉によるノイズを克服するためのものづくりの技術を確立してきたこともあって、最近の製品はどれ
新年恒例の一般参賀が2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、計5回で9万6700人の参賀者が訪れた。 平成の新年一般参賀では、皇太子妃雅子さまがご成婚後初めて参列された6年に、計8回で11万1700人が訪れたのが最多。今年はそれに次いで多かった。天皇陛下が昨年8月に譲位の意向を示されたことで、国民の関心が高まったのが要因とみられる。 宮内庁によると、4回目だけで会場内の人数が2万6730人に達したため、入場を制限したという。 陛下は毎回、マイクを通じて「新年おめでとう。皆さんとともにこの日を祝うことを誠に喜ばしく思います。本年が人々にとり、穏やかで心豊かに過ごせる年となるよう願っています」とあいさつをされた。
コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く