おはようございます。こんにちは。こんばんは。 梅雨並みに雨が降り、気温もガンガン上がった5月後半を経て、6月上旬は雹なんかもふっちゃったりしてますが皆様いかがお過ごしでしょうか? 先月の記事の冒頭でコロナが落着き、社会が通常運転になることを祈念していたら 今年は中止を余儀なくされていた日本各地の祭りが3年ぶりぐらいに開催されるという嬉しいニュースが! 音楽ライブやクラブ、野外フェスだけでなく大人になってから盆踊りの魅力にハマり、日本各地の現場に足繫く通い、踊っていた私としてはかなりテンション上がるニュースでございました。 祭りを年配の方々が担っていることも多く、そもそも担い手がいなくなることで消滅寸前の祭りも散見されていました。 そこにコロナは追い打ちをかけており危機的な状況でした。 だからこそ今年は祭りの継承において、私のテンションに関係なく、非常に喜ばしい話です。 本来であれば梅雨や雨
その駅は、池袋から約1時間、埼玉県比企郡滑川町にある。地図でいえば埼玉県のちょうど真ん中、おへそのあたり。東武東上線の森林公園駅である。 東武東上線といえば、首都圏を代表する通勤通学路線の1つだ。地下鉄への直通列車を含め、朝から晩までひっきりなしに電車が走り、いつ乗っても車内はたくさんのお客であふれている。 走っているところは東京都内の板橋区を含めて都心のベッドタウン。沿線には大学も多く、若い人たちの姿が目立つのも特徴といっていい。そして、森林公園駅は、そんな東武東上線の“事実上”の終点という存在でもある。 直通先でもおなじみの駅名 というのも、日中であれば東急東横線から直通する列車のうち毎時2本が森林公園駅停まりなのだ。東横線沿線の人たちは「森林公園ってなんだろう、きっとだいぶ山奥なんだろうなあ、電車もずいぶん遠くまで走るもんだ」などと思っているかもしれない。行ったことがなければ、抱くイ
現在は鎌倉市の一部になっている大船が町制施行し、大船町となったのは1933年。90年前のことである。2021年に全線開通から50周年を迎えた、大船駅を起点とする湘南モノレール(2023年6月16日付記事「湘南モノレールは『海岸』まで延びる予定だった」)の記念誌や書籍を執筆する過程で、筆者はこの大船の街の歴史に大きな関心を持った。 湘南モノレールが開通した半世紀前の大船は、交通の要衝として発展著しい時期だった。まず、1966年5月にはドリームランドモノレール(大船―ドリームランド間)が開業した(残念ながら約1年半で営業休止)。続いて1970年3月、湘南モノレールが大船―西鎌倉間で部分開業する。 1971年4月には、東海道線の線増工事と関連して、それまで木造の小さな駅舎だった大船駅が近代的な橋上駅舎に建て替えられ、さらに同年7月、湘南モノレールが湘南江の島駅まで全通した。そして1973年4月、
春秋社のwebマガジン「web春秋 はるとあき」です。時宜に応じて多彩なテーマを、連載、読み切り、書評など多様なかたちで提供します。
家の様子が分かるルームツアー動画はこちら 生まれ育った京都府向日市(むこうし)に、まるで宮殿のような一戸建てを築いたミステリー作家・下村敦史さん。 住みやすさより驚きを追求したというご自宅は、曲線を描く階段や地下の「隠し部屋」など、物語の中に迷い込んだような仕掛けがずらり。また書斎は「バロック調」、ベッドルームは「ヴィクトリアン調」……と部屋によってコンセプトが異なっているのも特徴です。 自宅と仕事場を兼ねているケースが多い、小説家や漫画家、美術家など作家の家。生活の場であり、創作の場でもある家にはどんなこだわりが詰まっているのでしょう。その暮らしぶりや創作風景を拝見する連載「作家と家」第6回です。 下村敦史さん邸の間取図 階段に一目ぼれして「輸入住宅」を選んだ タケノコの産地として知られる緑豊かな京都府向日市の住宅地に突如、宮殿を思わせる建物が現れます。第60回江戸川乱歩賞受賞のミステリ
180年の歴史に幕が下ろされるにはわずか15分しかかからなかった。 6月のシンガポールターフクラブ(Singapore Turf Club: STC)のCEOとの短いミーティングにおいて、シンガポールの調教師たちは2024年10月にシンガポール競馬の2世紀にわたる歴史に終止符が打たれることを知らされたのだ。 競馬産業がもう長くは存続しないかもしれないとの噂は流れていた。それでも競馬産業で生計を立てる何千もの人々にとって、この計画的な競馬崩壊のスピードは衝撃だった。彼らの多くは"当局がこの計画を意図的に隠蔽していた"と信じている。 シンガポール唯一の競馬場であるクランジは、2024年10月5日に最後の開催を実施する予定となっている。国有地不足のために、競馬場と厩舎のある120ヘクタールの土地は2027年までに政府に返還されるのだ。STCの職員たちは引き渡しまでの"スムーズな移行"を約束してい
―内田光子 現在のレパートリーについて ほとんどロンドンで生活されていて、日本には年に数回しかお帰りにならない、そのちょうど日本にいらっしゃる時にお訪ねできて、とてもラッキーでした。でもまたすぐにロンドンに戻られるのでしょう? 「LPのレコーディングがあったりして、ね。モーツァルトのソナタ4曲とロンド、幻想曲などをロンドンのヘンリー・ウッド・ホールで収録して、フォノグラム・インタナショナルで6月かな、世界中で一斉発売するんですって。もちろん日本でも。で、それとほぼ同じ内容のプログラムで、東京と大阪でリサイタルを開く予定。……そうなのよね、最近ずっとモーツァルトのピアノ・ソナタの連続演奏会で、ソナタ18曲弾いてるわけでしょ、コンツェルト21曲弾くわけでしょ。ウーン、モーツァルトとまあシューベルトが中心で、そのシューベルトいちばん弾きたいんだけど少しおあずけだったりして……。自分なりに他のもの
はじめに 書籍として出版する際には、最初に「序章」を置いて、まずはカント哲学全体の私の眼から見た概観を与えたいとも思うが、それは最後まで書いてからのほうがよいと思うので、この連載にかんしては、いきなり個別的な議論から始めることにしたい。これは、そのようにカントの個々の議論に即して私の観点からの疑念を提示していき、結果的に全体を「掘り崩す」ためのものである。掘り崩すことによって、カント自身が夢にも思っていなかった(であろう)その真の意義が掘り出される、と信じてのことである。 したがって、これをカント哲学への入門として使う方はあまりいないとは思うが、そのように使うこともできることは強調しておきたい。そういう入門の仕方こそが、ある哲学への最も有効な入門の仕方であるともいえるからだ。始めから解説言語で語られた平坦な説明からは哲学的な何ごとも学ぶことはできない。ちょうど芸術批評がそれ自体芸術作品でな
著者:佐野 誠子出版社:名古屋大学出版会装丁:単行本(382ページ)発売日:2020-02-28 ISBN-10:4815809836 ISBN-13:978-4815809836 内容紹介: 歴史と宗教のあしもとで――。「怪力乱神を語らぬ」儒教の国にあって、怪異はなぜ、いかにして記録されるようになったのか。『今昔物語集』等にも影響を与えた古代中国の「志怪」について、史書の伝統や仏教伝来との関係を軸に、社会的文脈から生成過程、文体まで、初めてトータルに捉え、中国人の精神のかたちを逆照射する。 丸善名古屋本店で定期的に開催している名古屋発の人文書フェア「名古屋の大学の先生が選んだおすすめの人文書フェア」。第7回の選書・コメントにご協力いただいた佐野誠子先生による、『怪を志す』の自著紹介を公開します。 なんでこんなものを書いたのか? ヘンテコリンな志怪の世界本書『怪を志す』の表紙デザインは気に
フォーク、ロックンロール、レアグルーヴ、渋谷系、ニューエイジ、アフロビート、ドラムンベース、ポップパンク……新しいムーブメントは過去の音楽のリバイバルとともに生まれる。ポップミュージックの「再流行」にせまる書籍『ポップミュージックはリバイバルをくりかえす』(柴崎祐二 著)がイースト・プレスから8月16日発売 ■『ポップミュージックはリバイバルをくりかえす』 柴崎祐二 著 定価 2,860円(本体2,600円+税10%) ISBN 9784781622286 発売日 2023年8月16日 判型 四六判 製本 並 ページ数 416ページ <内容紹介> フォーク、ロックンロール、レアグルーヴ、渋谷系、ニューエイジ、アフロビート、ドラムンベース、ポップパンク…… 新しいムーブメントは過去の音楽のリバイバルとともに生まれる。 あらゆる時代の音楽にアクセス可能となったデジタルストリーミング時代におくる
ときに空を舞い、ときに歌をうたい、ときに色彩ゆたかな羽を纏う鳥。世界中のありとあらゆる土地に生息するこの夥しい種類の鳥たちは、その起源や進化の謎、多彩な形態、さえずりの美しさから、はるかむかしから現在に至るまで、ひとびとの心を惹きつけ、古今東西のさまざまなテクストに、その姿が描かれ、記録されてきた動物であると言えるだろう。この連載では、鳥の「歌」がどのように作家によって聞かれ、音楽家によって追求されてきたのか、いくつかのテーマにもとづいて、テクストの森の中で鳥の声に耳を澄ますように、紐解いてゆきたい。
開催済 「宇野亞喜良 万華鏡印刷花絮」後期の関連トークイベントとして、本展で展示する宇野作品の特殊印刷設計を担当した『デザインのひきだし』編集長の津田淳子さんと、本展のポスターやチラシをデザインした大島依提亜さんのトークイベントを開催します。 イベント内容 イベント名:「宇野亞喜良 万華鏡印刷花絮」後期トークイベント 津田淳子×大島依提亜 開催日:2023年8月6日(日) 開催時間:14:00-15:30 参加費: 500円 定員:15名 市谷の杜 本と活字館では、8/6(日)に企画展「宇野亞喜良 万華鏡印刷花絮 Aquirax Uno Kaleidoscope -Behind the Scene-」後期展示の関連イベントとして、本展で展示する宇野作品の特殊印刷設計を担当した『デザインのひきだし』編集長の津田淳子さんと、本展のポスターやチラシをデザインした大島依提亜さんのトークイベントを開
こんにちは、遠藤大輔です。フリーのグラフィックデザイナーとして活動しつつ、ニューヨークにあるプラット・インスティテュートという美大でコミュニケーション・デザインを教えています。 この10年ほど、グラフィックデザインやタイポグラフィのクラスを担当する中で、たくさんの素晴らしい本との出会いがありました。その中でも、これまで何度も学生たちに薦め、繰り返し授業で引用してきたデザインの定番書を5冊ご紹介したいと思います。 デザインの定番書といっても、明日から使える「レイアウトの組み方」や「フォトショップの使い方」などのハウツー本ではありません。デザインの「作り方」も大切ですが、今回は、デザインの「考え方」について書かれた本をお薦めしたいと思います。 これらの本を読むと、デザインの背後にある理論、つまりロジックがわかります。デザインがどういう構造や仕組みで機能しているのか、理解できるようになります。さ
明治新政権のメディア政策により、報道新聞がつくられた。新聞言論が活発化し、政府は讒謗律(ざんぼうりつ)・新聞紙条例を公布して取り締まりを行う。明治国家体制のなかのメディアの役割形成など、第一次世界大戦までの歴史を描く。 時に大衆を動かし、時に統制されながら近代日本を動かした〈メディア〉の存在とは! 近代日本メディア史 全2冊 Ⅰ 1868―1918(2023年7月発売) Ⅱ 1919―2018(2023年8月発売) 世界中の知りたいニュースを瞬時に得ることができる今日。我々に情報を伝えるメディアは、時代の流れの中でいかなる役割を果たしてきたのか。報道言論メディアである新聞・放送を中心に、その使命感・営利性・権力による統制と適応に着目。幕末・明治から国家総動員体制を経て占領下、そして戦後にいたる歴史を鮮やかに描く、日本メディア史の決定版。 序 見えないメディアを見る方法/徳川政権とニュース・
第175回 BPIA研究会『目からウロコ〜!』(2023/7/25) 『国語辞書の常識・非常識 〜ことばの辞典とは何か? その歩みと成り立ち、現在と未来』 講師:株式会社三省堂 執行役員 辞書出版部部長 山本 康一 氏 Posted on 2023-07-282023-07-28 Author Admin 第175回 BPIA研究会『目からウロコ〜!』(2023/7/25) 『国語辞書の常識・非常識 〜ことばの辞典とは何か? その歩みと成り立ち、現在と未来』 講師:株式会社三省堂 執行役員 辞書出版部部長 山本 康一 氏 はコメントを受け付けていません ただ一つの正解はないけれど、指針は必要ということ。 言葉は不変のものではなく、時代によって新たにできたり、変わったり、なくなったりするけれど、その時代を生きる時、多くの人の共通認識として存在する事が大切だと思いました。 少しそれるかも知れま
「京舞妓」、「おもてなしの文化」、「雅な貴族文化」など、バラ色の表象がひしめく京都文化。だがこれらの京都イメージは、近現代を通じて、政治的・社会的に、近世以来の「伝統」を基にしながらも再構築し創り出された側面が強い。 本書では、近代京都をめぐるさまざまな文化を研究対象に取り上げ、その歴史的淵源を探るとともに、既存の観光言説や「京都文化」論の相対化を試みる。 ★★★編集からのひとこと★★★ 各論文ごとに取り上げる文化は、いずれも現代の代表的な京都イメージにつながるものばかり。現在一般化している京都文化の、近現代にみるルーツを学術的に分析しており、現代の問題関心からみても興味深い内容となっています。 京都文化をより掘り下げて理解していくうえで、京都ファンにもアンチにも、双方読んでいただきたい本です。 序(高木博志) Ⅰ ロマン主義と花街 《祇園町》の空間変容(加藤政洋) マキノ映画にみる京都の
モダニズム美術批評から インテリア・デザインの広がりへ ヘレン・フランケンサーラー、モーリス・ルイス、ケネス・ノーランド、ジュールズ・オリツキー、フランク・ステラら、20世紀半ばのアメリカで隆盛したカラーフィールド絵画の代表的画家5名を取り上げ、同時代の展覧会評や批評、美術動向に関する言説を丹念に読み解き、20世紀アメリカ文化との豊かな関係性を明らかにする。 序論 新たな出発に向けて 第1章 モダニズム美術批評との関わり――教導から協働へ 1 カラーフィールド画家とモダニズム美術批評家 2 クレメント・グリーンバーグとマイケル・フリード 3 グリーンバーグの美術批評の変化 第2章 多様な美術批評による解釈――個展の展覧会評を中心に 1 ヘレン・フランケンサーラー 2 モーリス・ルイス 3 ケネス・ノーランド 4 ジュールズ・オリツキー 5 フランク・ステラ 第3章 六〇年代美術とともに――
YUKI Akari / 雪 朱里 @yukiakari そういえば、松本・上土劇場でひさしぶりに再会した向井裕一さんが、私の顔を見るなり「よく取材するねえ、根気よく……」となかば呆れたように言ってくださったのが、とてもうれしかったのです。向井さんにそんなふうに言っていただけるとは。 #mtypo09 2023-07-24 19:01:28 YUKI Akari / 雪 朱里 @yukiakari ありがとうございました! ちょうど、竹久夢二の描き文字のデザイン展でやりとりをした後だったので、お話できてうれしかったです。名札の書体「てまり」、もっちりしていて、私の名前を組むと「雪だるま」感がすごい。かわいいです。 #mtypo09 pic.twitter.com/wiYYvd6k4E twitter.com/ashitanoayano/… 2023-07-24 13:00:26
健康保険証、銀行口座、年金記録――個人のマイナンバーに別人の情報がひも付けられるトラブルが後を絶たない。多くの事案に共通するのは、自治体や関係機関の職員が氏名や生年月日などを基にマイナンバーや住民データを照会した際に、誤って同姓同名の人の情報を引き出してひも付けてしまうというケースだ。 こうした情報のひも付けをする際、職員が住民データの照合や突合、本人確認に使うのが「氏名」「生年月日」「性別」「住所」、いわゆる基本4情報といわれるものだ。 だがこの4情報は、コンピューターによる自動処理とは絶望的に相性が悪い。例えば氏名は「邊」「邉」など旧字・異体字の揺らぎや外字の処理が煩雑なうえ、婚姻による改名もある。よくある氏名の場合、氏名も生年月日も同一というケースが頻発する。住所は時期によって変わるうえ、人によって書き方が「一丁目四番」から「1―4」まで一意ではない。 こうした曖昧な識別符号を代替す
唯一の目撃証言は4年前 “最初の事件”は2019年7月16日午前4時、世界自然遺産・釧路湿原の北に位置する標茶町オソツベツ地区の牧場で発覚した。牧場関係者が放牧中の牛1頭の姿が見えないことに気付き、捜索したところ、森の中で無惨な姿で殺されている牛の死骸を発見したのである。その関係者が思わず声をあげると、20メートルほど離れた藪の中から1頭のクマが飛び出し、逃げていった。後々まで、これがこのヒグマに関する唯一の目撃証言となる。 写真はイメージ ©iStock.com 以来、8月5日に8頭、8月6日に4頭、8月11日に5頭……といった調子で連日牛が襲われるようになり、その被害は2ヵ月で実に28頭に及び、現場に残された体毛のDNAにより「同一犯」によるものと推測された。この頃になると、最初の事件が起きた地区の名前「オソツベツ」と、現場に残された足跡の幅が「18センチ」とされたことから、このヒグマ
大活字本、電子書籍、点字図書、音声図書、布の絵本、LLブック、手話付きの絵本……。 本を読みたくても、読むことができない状態、つまり、「本の飢餓」の問題を解消し、読書バリアフリーの世界を実現するためには、こうした「バリアフリー資料」の存在が欠かせません。 本書では、読書バリアフリーの環境を整えるために取り組まれていること、そして、これから必要なことを紹介していきます。 誰もが本を読むのに困らない社会を実現するために、私たちができることは何か、一緒に考えていきましょう。 目次 序章 「大活字本」の世界へようこそ 序.1 「本の飢餓」という問題 序.2 少なくない「プリントディスアビリティ」のある人(=視覚障害者等) 序.3 読書をあきらめなくていい環境づくりの必要性 序.4 本書の構成と概要 第1章 「読書バリアフリー法」とは何か 1.1 「読書バリアフリー法」制定の経緯 (1)「マラケシュ
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