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ブックマーク / otomojamjam.hatenadiary.org (43)

  • 音楽は誰にも裁けない! - 大友良英のJAMJAM日記

    実に嘆かわしい。早々ブログに書こうとおもったら、もうオレが言いたいことは、この2人が書いてますね。 http://onojima.txt-nifty.com/diary/2009/02/post-b3b9.html http://d.hatena.ne.jp/doubtwayoflife/20090218 さすが、怒れる中年 沼田順。いけいけ! オレはそういう沼田っちや小野島さんが大好き。 あ、余談だけどさ、この「はっぴいえんどトリビュートBOX」の微妙なデッサン具合がすきなんですよ。オリジナルと比べると、なんでだかとっても幸せになる。僭越ながら、オレもこんなかで名曲「風をあつめて」をカバーしてるんだけど、これも微妙にデッサンの狂ったカバー。オレここではじめてアコギのソロを録音したんだけどさ、微妙に狂ったカバーになってるのは狙ってやったんじゃなくて気でやってそうなっただけ。でも自分ではと

    音楽は誰にも裁けない! - 大友良英のJAMJAM日記
  • オバマさんの就任式の日に - 大友良英のJAMJAM日記

    ずっと日記を書いてなかったのは、サントラの仕事やライブが立込んで忙しかったのもあるけど、当に半端ないくらいやることが沢山あって忙しいけど、でも、一番はパレスチナのニュースを見ていて暗澹たる気持ちになって、ブログを書く気がうせてしまったから。先日の高嶺さんとのイベントで全部歌で行こうと思ったのも、実はそういう理由もあったのだ。オレにとってはあの日高嶺さんや二階堂さんと歌った浅田美代子の「赤い風船」だって、NOVOTONOの「夢の半周」だって充分に反戦歌だ。オレが暗澹たる気持ちになったり、歌ったりしたところで、殺し合いも民族差別もなくならないのはわかってるけどさ。仕事でデモに行くことも出来なかったオレのせめてもの反戦歌。 でも、ここのとこ友人達と話していて、なんだか気分が晴れてきた。なにを話したってわけじゃないけど、まあ、ほとんどは世間話や、くだらない話だったりするけど、やっぱりオレにとって

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  • ザイ・クーニンのこと - 大友良英のJAMJAM日記

    シンガポールに今回行ってたのは、ザイ・クーニン(Zai Kuning)の新しいプロジェクト「ブック・フロム・ヘル」のリハーサルがあったから。 シンガポールの異色のミュージシャン、奇才と言ってもいいザイとの付き合いははかれこれもう7年にもなる。といっても、7年前に激しい出会いをし、昨年のHADAKA-Kプロジェクトで再会するまでは、コンタクトがあったわけではない。7年前、オレはどうやら、彼と大喧嘩をしたらしいのだ。らしい・・・と書いたのは、オレはそのことを全然覚えてないのだ。ただ記憶あるのは、当時シンガポールでやったフライングサーカスプロジェクトというアジア各国のミュージシャン、アーティストが集まったワークショップの中で、わたしは彼と出会ったこと。このプロジェクトにはオレも彼もかなりのフラストレーションを感じていて、オレは途中で帰る・・・とまで言い出しながら、ずいぶんいろいろな人たちと議論を

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  • 世界音楽の本 - 大友良英のJAMJAM日記

    これ岩波から出た一応は音楽事典ってことになってるんですが、内容すごすぎる。図書館にあるような音楽事典だと思ったらとんでもない。音楽の読み物として、まずは面白い。徳丸吉彦,高橋悠治,北中正和, 渡辺裕による責任編集、音楽のなりたちから現在のポピュラー音楽までを俯瞰した大冊で読み応えあります・・・って話ってだけで興味もつ方もいると思いますが、これに加えて、執筆人が面白い。佐々木敦やら不肖大友良英もはいっております。 自慢じゃないですが、事典だってのに、いきなり「何の音楽経験もなく,学校の音楽の時間すら苦痛だった私の最初の楽器はテープレコーダーと自作の発信機だった.深夜放送でロックを聴くのが楽しみだった14歳の少年は,最初から楽器を演奏することはあきらめていて・・・」って書き出して書いてますからオレ。どこが事典だよっ! って話ですが、実はこれが「演奏装置」の項目。最初は事典だってんで、図書館とか

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  • 打ち上げと第2期ONJO - 大友良英のJAMJAM日記

    先日、某音楽系の学校でレクチャーをやりまして、で、その日は、ここの生徒たちにとっては、1年間の最後の授業。授業終了後はさぞや盛り上がって、涙と笑いの打ち上げみたいになるのかと思いきや、なんと、まるで、1年の最初の授業の後、みたいな感じで、自己紹介とかしあってる。みんな他人行儀なのだ。そもそも打ち上げ自体がはじめてらしい。う〜〜〜ん、ちょっと考えてしまった。事態は深刻だぞ〜音楽青年たち(笑 オレ、ユリイカの菊地成孔対談で、安いチェーン店の居酒屋とか行ってないで、旨いものえ・・・とか言ってますが、訂正、訂正。旨い店でメシをえ・・・とか言う前の大大大大前提としてですね、打ち上げくらい普段からしなさいよ〜〜〜もう。酒を一滴も呑めないオレが言うのもどうかとは思うが(苦笑。・・・ってか大人ぶって若いやつに向かってこういうことを言いたくなってしまったオレもどうかとは思うが(再苦笑。え〜〜でもですねえ

    打ち上げと第2期ONJO - 大友良英のJAMJAM日記
    funaki_naoto
    funaki_naoto 2007/10/06
    「演奏が終わったあとに、たまれる場所があるってことが、音楽にとってどれだけ重要ななことか、どれだけその音楽を豊かにするか」
  • 小泉文夫の貴重な資料散逸の危機について - 大友良英のJAMJAM日記

    今日からシンガポールで、ベトナム、インドネシア、中国韓国、日、そして地元シンガポールのエクスペリメンタル・ミュージシャン総勢9名が集まるプロジェクトHadaka-Kがはじまりました。十数年前に夢見た、アジア各国の即興演奏家が自由に行き来するような、そんな世界が当に現実に実現していて、もう嬉しいのを通り越しております・・・といっても、そう簡単にいきなりいい音楽が生まれるわけではないのですが、でも、そこがまた面白い。もうそのうまくいかないところも、それでも、なにかものすごい可能性が見え隠れしてるところも最高でありますです。なにかが生まれる瞬間って、いつもこんなです。これだから人生はやめられない。あと2日やります。会場と詳細はここ→http://www.thestudios.com.sg/ もしシンガポール在住の方いましたら、チケットまだまだ余裕なので、ぜひ! 題です。昨日ここにも書いた

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  • 訃報 富樫雅彦 - 大友良英のJAMJAM日記

    山口小夜子さんの訃報がはいったばかりだったのに、今度は富樫雅彦さんの訃報が。命日はリュック・フェラーリと同じ8月22日だそうです。 富樫さんとの共演は2001年3月に一度だけ新宿のPITINNで。メンバーは富樫さんとわたし以外に、杉拓、石川高、Sachiko M、大谷安弘。素晴らしい演奏だったと思いますが、富樫さんがどう思っていたのか、多分、勝手な予想だけどあまり気に入ってなかったんじゃないかな? フリージャズ的なことはまったく起こらず、いわゆる音響的といえるような即興がひたすら展開したライブで、わたし個人は、その当時富樫さんがやられていたフリージャズ的なものよりも、こういう方向のほうが、より富樫さんのよさが出ているのでは・・・と思ったんですが、その後比較的すぐに演奏の現場を引退されたこともあって、御人とそのことについて話す機会というか、お会いする機会そのものがなかった。なので、いった

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  • 水木さんとの遭遇 - 大友良英のJAMJAM日記

    先日放映のドラマ「鬼太郎が見た玉砕〜水木しげるの戦争〜」の最初の打ち合せというか打診があったのは今年冒頭。ちょうど仙台で展示準備をしてる最中のことでした。で、具体的に作業がはじまったのは4月に入ってから。まず最初にやったのは、このドラマの戦場シーンの冒頭とラストにでてくる「くるわ唄」の採取でした。 “わたしはなんでこのような、つらいつとめを せにゃな〜らぬ〜♪” ではじまる従軍慰安婦と兵隊が一緒に歌うこのくるわ唄は、原作の「総員玉砕せよ」でも物語全体を貫く主題ともいえる唄です。ところが膨大な資料を誇るNHKが各方面の人脈を使って調べてもこの唄の記録はまったくなく、メロディすらもわかりませんでした。こうなったら水木さん人に歌ってもらうしかない。わたしの最初の仕事は、このドラマの重要な鍵を握るくるわ唄のメロディを水木さんから聞き出すことでした。 4月13日、NHKの柳川強ディレクターとヴォー

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  • 吉村光弘への返信

    言おうかどうしようかまよったけど、やはり書こう。 ユリイカの吉村光弘さんの文章とそのブログになんだかひっかかっている。「徹底的な他者=外部」などというあまりに観念的すぎて、わたしには全然意味のわからない言葉で批評が行われていること、ものすごく疑問というか、正直な感情を言えばそういう紋切り型の批評が復活してきていて、読み手がそういうものに免疫がないのだとしたらとても怖いことだと思っている。というのは、そういうことに疑問を感じずに彼の文章を杉拓の非常に注意深く書かれた文章と同列に語ってる風情のブログをいくつか見つけたからだ。「徹底的な他者=外部」なんて今のところわたしは出会ったことすらないし、今後も戦争でもおこらないかぎり出会うことはないだろう。そんな究極の注釈なしには使うことが出来ないような紋切り型の言葉をいきなり使っていいのだろうか? 別に「徹底的な他者=外部」のような極端な言葉の使い方

  • 気付くと小さいスペースが増えてきた - 大友良英のJAMJAM日記

    気付くと身の回りに小さいスペースが増えてきた。そんな気がする。 おかげさまで、オレや岩井主税がはじめた吉祥寺駅前の12畳のスペース『GRID605』は、看板も出さず、ネットの告知だけで、1年間、無事に続けることが出来た。秘訣は、これでおうと思わないことと、なるべくラクに運営すること。なにしろ1年で30しか公開企画を行っていない。月平均2〜3。間借りのスペースだし、このくらいのペースで充分だ。身の丈を考えて、ラクに好きなことをする。高貴な趣味みたいに思われるかもしれないけど、でも、お金持ちではない僕等が、人生をかけて高貴な趣味をやることのどこが悪いのだ。自分たちの手の届く範囲で、手前で家賃が払える範囲で、まずは自分が居心地がよくて、かつ人も集まれる面白い場所をやることは、そんなに難しいことではないのだ・・・ということに、皆すこしづつ気付いてきたのかもしれない。 5月に友人が高円寺の路地

    気付くと小さいスペースが増えてきた - 大友良英のJAMJAM日記
  • 中華人民共和国建国宣言とマイクロフォン - 大友良英のJAMJAM日記

    今から57年前の今日10月1日は、毛沢東が中華人民共和国の建国宣言をした日だとかで、たまたまネットに当時の写真が出ていた。彼がが宣言をした場所は北京の天安門広場。 で、写真を見ていて気になったのが、そう、マイクなんです。ここで使われてる毛沢東の目の前にあるメインの四角いマイク、手前のほうは、おそらくRCA74、で、その後ろに隠れている大きな四角いのが、おそらくはRCA44 どちらもアメリカ製のリボンマイクで、特にRCA44のほうは、当時のアメリカのポップスやジャズ、クラシックの録音、あるはラジオ放送なんかで使われていた主力マイクロフォンで、今でもその音を求めて多くのエンジニアが使っている名器。20世紀アメリカ音楽をつくったマイクで毛沢東が共産党宣言をしてることになる。 いったいこのマイクの数々は、誰の持ち物で、どこから流れてきたものなのか?そしてどんな役目を負ったものなのか? 役目のほう

    中華人民共和国建国宣言とマイクロフォン - 大友良英のJAMJAM日記
  • ソースカツ丼の思い出(ONJO@浅草) - 大友良英のJAMJAM日記

    ONJOのコンサートにお越しの皆さん、ありがとうございます。 実は浅草で「ソースカツ丼」をべるのを楽しみしていました。 といってもべたのは今から20年もまえ。当時非常に世話になった方につれていってもらった所です。いかにうまかったかを皆に話して、リハ終了後、空腹のメンバー何人かとともに、さっそうと記憶のソースカツ丼屋の場所へ。 が・・・、 れれ・・・、 記憶の場所にない。あれ、ここじゃなかったっけ???? もう店がなくなってしまったのか、それとも場所を記憶違いしているのか。 そういや店の名前も覚えてないし、事前にネットとかで調べたわけでもないし。 メンバーみんな半笑いしながら怒っているじゃないの。 「こうなるんじゃないかと思ったよ〜もう」(メンバー数名の声) あわわわ、ご、ごめん・・・。 え〜と、わたしの記憶なんてこんな程度のもんです。「アマンダの思い出」だって、「Out to lunc

    ソースカツ丼の思い出(ONJO@浅草) - 大友良英のJAMJAM日記
  • 秋庭歌一具 - 大友良英のJAMJAM日記

    ここのところあまり日記が書けないのは、実は非常に忙しいから・・・って書いても、どうせいつものこでしょ・・・って言われてしまいそうですね。そのとおりです、はい。 え〜と、でも、そんな中、今日は武満徹の秋庭歌一具を見に明治神宮の野外特設会場へ。わたしに仕事を依頼している皆さん、怒らないでね。締め切り守りますから。これ、ずいぶん前から当に当に楽しみにしていたのだ。 神も仏も神社にもまったくなんの興味もないオレにとってははじめての明治神宮。せっかくだから神殿とか見ようかと思っていたけど、時間もなかったんで、神殿やらそういうのは一切見ないで、まっすぐ歩いて公園の中の会場へ。入り口に屋台がでていて、なんというか縁日ホルモンがでてしまい、やきそばをぱくぱく。暗闇に浮かぶ屋台は当に心が躍る。そんなことをしていたら、あっというまに開演時間直前。いい場所はもうとられてしまって結構うしろのほうになってしま

    秋庭歌一具 - 大友良英のJAMJAM日記
    funaki_naoto
    funaki_naoto 2006/07/23
    「かすかな光、かすかな音・・・僕等にはそういった身体的な経験をするチャンスがほんとんどない」「そんな闇の中じゃなきゃ聴こえない音、見えないものもあるはずだ」
  • 2006-06-20

    飴屋法水さんのミクシーのブログから6月3日のPITINNでのわたしのソロについて書いたものを転載。長くなるけどすごくいいことが書いてあるので後半をそのまま。 - (前文略) もうすでに長文なので、特に際立っていたギター2台のフィードバックのことのみ書いておく。 すざまじく面白かった。 2台のギターという道具、2台のスピーカーという装置、2つの耳、そして、演奏者と視聴者という2つの存在、それらの中間に派生する何か、としか言いようのない・・・しかし同時にそれは演奏だった。 フィードバックによるモジュレーションなので、わずか10センチ頭の位置をずらしても、聞こえる音が驚くほど異なる。ということは、この会場の全員が、ただいま、極端に異なる音を聞きつづけている。さらに自分で頭をずらすことで音がものすごく変わるので、ほとんど自分が奏者になり、自分の頭骨に音を勝手に響かせることができる。 砂場で遊ぶ子供

    2006-06-20
  • 電気用品安全法、通称PSE法についての話を - 大友良英のJAMJAM日記

    もうニュースでご覧になった方も多いと思うけど、昨日坂龍一等が、この法律についての意義申し立ての要望書を経済産業省に提出、記者会見を行っている。わたしも賛同者46名(組)に名をつらねさせてもらった。 今回の法律につていは、すでに指摘されている通り、内容にも周知のさせかたにも不備が多い上に、リサイクルの視点からみても、時代に逆行していると言わざるを得ない。坂氏等が、ヴィンテージ楽器を除外すれば音楽家が黙るとおもったら大間違い・・・といった発言をしてるのには、当にうなずける。問題はヴィンテージだけではない。無論ヴィンテージの楽器をかなりの頻度で使っているわたしにとっては、最重要の問題だけれど、ヴィンテージが目こぼしにあずかれれば済む問題じゃない。もっと僕等の文化にかかわる根問題だと思っている。これについて、わたしの意見を書きたい。 この法律が問題にしているのは、電気製品の電源部分だ。、過

  • 神戸の知的障害者とのワークショップ 最終回その1 - 大友良英のJAMJAM日記

    3月5日、神戸ジーベックホールでおこなわれた公演「音の海」について何から書いたらいいのかな。公演が終わって丸2日たっているけど、まとめて何かを書けない位、特異な体験で、未だに、精神のほうも高揚したままなので、ここに書くことも、3分の2くらいに薄めて読んでもらってちょうどいいかもしれない。でも、もし1行でまとめるなら、とにかく事故もなく、無事大成功に終わって、ほっとしてるってのが当の正直な感想。 昨年9月に最初の見学に行って、今年の1月から、私自身が江崎将史、林加奈、森アリの3人のミュージシャンとともに、指導的な立場にたたされてやってきた知的障害児達とのワークショップ。多分ほとんどの参加者、スタッフ、関係者にとって、幸福なラストを迎えられた・・・この1点だけでも、オレは、自分自身を含む、全員を諸手をあげて褒めてあげたいって思ってる。こんだけやって、あの結果がでて、それでもごちゃごちゃ文句

    神戸の知的障害者とのワークショップ 最終回その1 - 大友良英のJAMJAM日記
  • その場限りで消えてしまう即興演奏と、脈々と続く日常と - 大友良英のJAMJAM日記

    昨夜26日の月曜はアコギとエレクトリックによるギターソロのセット。 日以外でアコースティックのギターを演奏するのは初めて。なにしろギターを2つ以上海外に運ぶとなると飛行機の超過料金や運搬の手はずだけでもえらいことになるので、考えたこともなかった。今回は加藤英樹のもってる1929年製のギブソンL4という丸穴なのにアーチトップというかわったギターを借りて演奏(加藤君ありがとう)。いつも使っている59年製の同じギブソンのLG1とはまったくちがうキャラ。鈍い倍音と、朴訥とした音。このキャラの違いがいつもとは違う演奏を引き出してくれるところがあって、自分でも非常にいい演奏ができたと思う。楽器の響きが音楽を決定してくれる。あと、なによりストーンにきているお客さんが、びっくりするくらいの集中度で静かに聴いてくれるのが、こちらの演奏の密度をより高めてくれる。こういう状況になると、古い建物のきしむ音、近く

    その場限りで消えてしまう即興演奏と、脈々と続く日常と - 大友良英のJAMJAM日記
    funaki_naoto
    funaki_naoto 2005/12/29
    「こうした具体的な日常の行為でしか示せない」「もっとこうした形にならない脈々を受け継がれる日常にこそ、なにか大切なものがあるな」
  • 記憶-Filament - 大友良英のJAMJAM日記

    今日は千駄ヶ谷のloop-lineでFilamentのライブ。 オープニングアクトの吉村光弘によるマイクロフォンフィードバック、すごい面白かった。ちょっとアルビン・ルシエと一緒にツアーしたときの彼の演奏を思い出しました。若い逸材沢山いるなあ。 そうそう、今日は半年振りにわれ等が超マイナー・サイトimprovised music from japanの鈴木美幸とも会う。美幸さんてどんな女性ですかってよく聞かれるのですが「みゆき」じゃなくて「よしゆき」しかも1959年生まれ。 あはは、残念でしょ! でも、ま、それはさておき、半年もあってなかったのは、苦しい経営で彼が引きこもっていたから。でも、元気に「金が無い」「これからも絶対に売れないCDしか、オレはださないぞ〜」を連発するレーベルオーナーを見て、ちょっと安心しました。 でもさ、鈴木さん、少しは売りましょうよ。ね。 みなさーん、彼のページの通

  • ドルフィーのこと - 大友良英のJAMJAM日記

    エリック・ドルフィーの写真は少なくて、大抵は見たことがあるものだ。どれもものすごくかっこよくて、かつ、なんとなく優しそうな人柄をにじませている。彼のまだ見たことのない写真ってないのかなと、思ってネットを探してみたら一枚だけあった。ギル・エバンスが指揮していて、ドルフィーの頭と、スティーブ・レイシーの後姿が見えてるやつ。これって何の録音風景かな? 63年の『The Indeividualism of Gil Evans』のB面だろうか? 他に思いつかないなあ。今こんなメンバーのオーケストラを見ることが出来たら、オレ嬉しくて卒倒しちゃうだろうなあ。 なんでエリック・ドルフィーの『Out to Lunch』なのかということは、作った私自身の口から作品やライナーに書いてある以上のことはこまごまとは言う必要はないだろう。ただ、ジャケットになっている森山大道さんの2004年の新宿駅の写真・・・そう、あ

    ドルフィーのこと - 大友良英のJAMJAM日記
  • 知的障害者とのワークショップ in 神戸 その2 - 大友良英のJAMJAM日記

    ワークショップ見学の2回目。 今回は楽器をつかっていたこともあって、前回と違いかなりいろいろなことが、わたしなりに見えてきて、とっても面白かった。 今回参加のうち2人の子が、ひとりはシンセのスイッチに,もうひとりがバイオリンに、あきらかに尋常じゃない興味をもっていて、しかも非常に面白い演奏をしていたのだ。 これをたとえば 、即興演奏の文脈で読み取ろうとしたり、その文脈で共演しても、なんか違うんじゃないかなって気がした。 そうじゃなくて、たとえば、シンセに興味をもった子にとっては、即興で音楽をやることではなくて、スイッチのオンオフと音の連動への興味こそが重要だったんじゃないかな。 これは、オレがそうだからすごく良くわかる。 そうそう、それ、オレもそれ好きなんだよって感じで。 だから、彼と、即興演奏で対応しようと、したスタッフをみていて、う〜ん、それ、違うかも・・・とも思ってしまった。 オレだ

    知的障害者とのワークショップ in 神戸 その2 - 大友良英のJAMJAM日記
    funaki_naoto
    funaki_naoto 2005/11/08
    「いろいろ異なる方法の中で、様々な人と、価値観を共有していくようなこと」「よりよく生きれるか…」