「樹里亜菜とか闘瑠とか最近のガキの名前は相変わらずすごいなあ」 という意見はよくある。というか私も言った。戦後民主主義の影響というやつなのか、かけがえのないわが子にオンリーワンな名前をつけたいというこだわり(だが知性と教養が追いついていない例もしばしば)を持った親御さんは多い。今日はちょっと名前に関する話。 だがよく考えてみると、民主主義で個人主義の本場、「おれが、おれが」という目立ちたがりばかりで占められているアメリカは逆に名前に対するこだわりは薄いような気がする。そのまま親の名前を子供につけて「ジュニア」と名乗らせるという、あの仕組み自体、現代の日本人にはちょっと理解できない文化だ。 もちろんそれは伝統とか宗教観というやつで、昔ながらの価値観を持ったイタリア系の場合、長男にはみんなソニーという名前をつけるのだそうな。これは昔、ヘルズエンジェルスの創始者ソニー・バーガーの自伝に書いてあっ
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