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ブックマーク / ichirock.exblog.jp (36)

  • 【保存版】小林秀雄講演CDデータまとめ | ロックンロール・ブック2

    小林秀雄の講演や学生との質疑応答、対談の音声を収録した「新潮CD 小林秀雄講演」(①-⑥2004年、⑦2007、⑧2010)を時系列にまとめる。

    【保存版】小林秀雄講演CDデータまとめ | ロックンロール・ブック2
  • 小林秀雄 全集未収録作品一覧(対談、鼎談編) | ロックンロール・ブック2

    【総務便り】 文芸誌「en-taxi」2008年夏号に小林秀雄についての随筆「孤高のロック文士」を寄稿! en-taxi 22号 最新号 (2008.6.30 UP) ロケハン随時受付中! マルチスタジオ「西荻窪ペルーサ」 (2010.6.16 UP) 或る家族の歴史を追った壮大なる叙事詩。ドキュメンタリーか...ただのホームビデオか...? 映画の常識を覆す、新しい手触り。 「ある家族の肖像」 (2010.6.16 UP) ジュリー・エレクトロ (試聴可) ジュリー・エレクトロ 日のインディー・ロックバンド、ジュリー・エレクトロの公式ホームページ 世紀のロックバンド、ジュリー・エレクトロのMySpace(07年1月5日、登録) 【必見ウェッブサイ】 バンバンバザール読 バンバンマガザン 世紀の楽団バンバンバザールをフィーチャーした即興雑誌 バンバンバザール 世紀の楽団のオフィシャルウ

    小林秀雄 全集未収録作品一覧(対談、鼎談編) | ロックンロール・ブック2
  • 「Say Man」和訳 | ロックンロール・ブック2

    Bo Diddley唯一のトップ20ヒットで、「Say Man」という曲があるが、これは、軽快なリズムをバックに、ボ・ディドリーと悪友のマラカス奏者ジェローム・グリーンとのだべりが延々と繰り広げられる曲。このだべりは、ダズンズ(The dozens)と呼ばれるアフリカン・アメリカンの伝統、習慣のひとつらしい。1対1で互いに相手に関する罵りの言葉を言いあって、先に怒ったり言い返せなくなったほうが負け、というゲームだという。この曲では、オチで、ジェロームがケタケタ大爆笑しているのだが、さぞ面白い話をしているのだろうと、てめえで訳してみた。だが、黒人スラングなのかしらんが、辞書に載ってねえ単語がバンバン出てくるし、口語なのか知らんが受験英語の文法知識では太刀打ちできず。雰囲気とカンでなんとなく和訳してみたが、結局、オチがなんで面白いのか分からねえという始末。訳し方がまずいのやもしれぬ。正解を知り

    「Say Man」和訳 | ロックンロール・ブック2
  • 哀悼、池田晶子 この10冊 | ロックンロール・ブック2

    池田晶子の墓碑銘(エピタフ)は、 「さて、死んだのは誰か」 だという(週刊新潮「人間自身」最終回より)。 死して尚、根源的な謎を問い続ける池田晶子。しびれる。 その墓は、世界思索遺産として認定されるべきやもしれぬ。 「池田晶子、この10冊」として、カウントダウン方式でその「思索」を列挙していくが、数多ある著作の中、結局、書いていることはただひとつ、「ある」と「ない」とは? それを、いろいろと角度を変えて、鋭く問うているだけなのである、実は。 11.魂を考える (法蔵館 1999年4月) 壁に釘が刺さっていて、外套がかかっている。釘を外せば外套は落ちる。これが精神と肉体の関係である。とベルクソンが言っていると小林秀雄が言っている。そのように、精神と肉体は明らかに別物で決して平行関係にはないが、どういうわけか一緒になっている。そのあり方を、池田晶子は魂(プシューケー)という。 10.考える日々

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  • 小林秀雄アンダーライン | ロックンロール・ブック2

    ●小林秀雄「文学者の提携について」より抜粋 伝統は物だ 影によるたはむれに過ぎない 文学者の願ひ 詩人の苦しみ ●小林秀雄「維新史」より抜粋 若し資料さへ豊富に出揃へば、どの時代の歴史も矛盾混乱が、その真相であらう。この矛盾混乱に眼を見張って、はじめて、そのなかに生き死にする人間の思想の尊さが解るのである。 思想の敵が反対の思想にあると考えるのは、お目出度い限りである。思想が戦い鍛えられるのは、現実そのものの矛盾によつてである。言いかへれば、思想の眞の敵は己れ自身にあるのである。どの様な思想も安全ではない。 ●小林秀雄「自己について」より抜粋 自我とか自意識といふものが、どう仕様もなく気にかかつた。自己描写用に拙劣な小説家を独り傭ひ込んでいた様なものだ。青春は空費されたのか。恐らくそうだらう。誰でも自己を語る事から文学を始める。だが、さういふ仕事を教えてくれたルッソオは、自己告白を一番後廻

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  • それはうまく口では言えないやな | ロックンロール・ブック2

    夏休みもクライマックスに近づいているというのに宿題には全く手をつけず、「勝手に自由研究」の一環で、小林秀雄全集未収録作品を集めては片っ端から読んでいるが、今の気分に合致していて面白かったものを下記に抜粋する。別の所でも書いていた(すぐ出ない)実業家の知人に関する、軽めのエピソードだが、小林秀雄の核に触れている重要な一節だ。 昭和34年11月30日、NHK第二放送の教養特集で放送された池島信平(当時文藝春秋新社編集局長)、嶋中鵬二(当時中央公論社社長)との鼎談「文壇よもやま話」。この鼎談は、後の昭和36年4月に青蛙書房から刊行された『文壇よもやま話 上巻』に収録され、長らく絶版になっていたが、昨年の2010年10月、唐突に中公文庫に入った。ベタ起こしに近く、人もそんなに推敲していないのか、文章としていささか読みにくいが、その分、収録時の生々しさが再現されていて、これはこれでよろしい。 僕は

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  • 小林秀雄と政治 | ロックンロール・ブック2

    小林秀雄が政治を直接主題とした作品には、「政治の文学支配」(東京朝日新聞・昭和12年6月)、「政治論文」(朝日新聞・昭和15年11月)、「政治と文学」(初出:昭和26年10〜12月『文藝』/収録:『常識について 小林秀雄講演集』筑摩叢書・昭和41年7月20日、『小林秀雄 現代人生論全集第七巻』雲華社・昭和41年7月25日、『文学・芸術論集』白凰社・昭和45年12月10日、『Xへの手紙・私小説論』新潮文庫・昭和37年4月10日、『常識について』角川文庫・昭和43年11月30日、『考えるヒント3』文春文庫・昭和51年6月25日)があり、特に「政治は虫が好かない、ただその虫の居所には気をかけている」が有名な「政治と文学」は、小林秀雄の政治観をよく表す代表作といえる。 今夏の自由研究の最中に、全集未収録作品を所収する絶版を多数Amazon古書店で購入。俺はPrime会員なので早いものだと当日届く

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  • 小林秀雄の対談・鼎談・座談一覧 | ロックンロール・ブック2

    夏休みの自由研究として、小林秀雄の全著作目録をエクセルで作っているが、途中文を読み込んでしまったりしてなかなか進まないので、小休止的に、対談・鼎談・座談のたぐいを一覧にまとめてみる。 この対談・鼎談・座談のたぐいは、『第五次全集別巻Ⅱ 無私を得る道』によると140余篇あるのだが、そのうちの39篇が22種25冊の単行に散らばって収録されていて(第五次全集には22篇しか収録されていない)、かつ各々でだぶっていたりもするから、ややこしい。 「小林秀雄 全対談・鼎談・座談集」の刊行を待ちたいが、とりあえず、以下に現状整理をする。 第五次全集収録作品 ※=単行収録なし ■「実験的精神」――対談/三木清(昭和16年8月) ■「コメディ・リテレール 小林秀雄を囲んで」――座談/「近代文学」同人(昭和21年2月) ■「旧文学界同人との対話」――座談/河上徹太郎・亀井勝一郎・林房雄(昭和22年6月)

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  • サミュエル・ホイ名曲集 | ロックンロール・ブック2

    香港の偉大なシンガー/ソングライター/アクター、サミュエル・ホイ(許冠傑)の名曲たちをここに集めん。 [鬼馬雙星/Mr.Boo! ギャンブル大将 1975年] 鬼馬雙星 許冠傑 - 雙星情歌 [天才興白痴/Mr.Boo! 天才と白痴』(日未公開) 1975年] 許冠傑 天才白痴錢錢錢 [半斤八兩/Mr.Boo! 1976年] 半斤八兩 浪子心聲 [賣身契/Mr.Boo! インベーダー作戦 1978年] 賣身契 杯酒富歌 一番の名曲が見つからない。 [摩登保鑣/新・Mr.Boo! アヒルの警備保障 1981年] 摩登保鑣 [最佳拍檔/悪漢探偵 1982年、最佳拍檔大顯神通/悪漢探偵2 1983年] 最佳拍檔 + 跟佢做個 Friend

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  • ザ・スミスのシングルEPボックス発売 | ロックンロール・ブック2

    なんだかんだ言って、洋楽チャート俺部門のベスト1であり続けているザ・スミスのシングルEPボックスセットが、10,000セット限定アイテムとして12月8日に発売されるという。 ボックスは復刻モノ取り扱いレーベルとして俺の評価が高いRhinoのUKによる企画で、12枚の7インチ・アナログ盤を収録。うち10枚は当時のオリジナル盤を復刻したもので、残り2枚は超レア・アイテム。もともと4thシングルとして発売される予定だった「Still Ill」のDJプロモ用プレス盤と、オランダのみで発売された「The Headmaster Ritual」が今回復刻されるとのこと。 Singles Box [7 inch Analog] / The Smiths これは果たして買うべきか。音源という側面から言えば不要。全部持っているし、全部歌えるし、ギターも全部弾ける(←ここはジョーク)。ただ、7インチのシングル

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  • 哀悼、ノーマン・ホイットフィールド | ロックンロール・ブック2

    モータウンの、いやソウル・ミュージックの、いやポップ・ミュージック全体における最重要人物の一人、ノーマン・ウィットフィールドが9月16日、ロサンゼルスの病院で亡くなった。享年65。死因は糖尿病による合併症と発表されている。 モータウンスタジオの雑用係りから作曲家へとのしあがったノーマン。その足跡はこのブログに詳しい。 「ノーマンはもっとも優れたソングライターであり、レコード・プロデューサーの一人だった。彼は彼が作った音楽を通して、永遠に生き続ける」 (スモーキー・ロビンソン) 「ノーマンは、かつて、自分はスライ(・ストーン)をなんとか越えることだ、と言っていた。彼のサウンドは新しく、そのグルーヴは素晴らしい。スライはサイケデリックをつかんだ。だが、リズム、ホーンセクションなど、ノーマンの仕事振りは、スライに匹敵すると思う」 (マーヴィン・ゲイの自伝『ディヴァイデッド・ソウル』を書いたデイヴ

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  • 哀悼、アイザック・ヘイズ | ロックンロール・ブック2

    ソウル・シンガー/作曲家/プロデューサー、アイザック・ヘイズが8月10日、テネシー州メンフィスの病院で亡くなった。享年65。 アイザック・ヘイズは作曲家としての才が冴えた。 彼の残した数作が、ソウル・ミュージック界に部類の宝玉を与えていることを思いながら、その偉業をYouTubeで振り返らん。 Shaft (1971)予告編 70年代の映画は、カーティス・メイフィールドといい、サミュエル・ホイといい、音楽が相当すげえ。この空気感は何だ。 Soul Man by The Blues Brothers サム・アンド・デイヴの曲をブルース・ブラザーズがカバー。ジョン・ベルーシとダン・アイクロイドによるサタデーナイト・ライブでの秀逸なダンスがYouTubeで見られたのだが、残念ながら今は削除されている。秀逸なギターはスティーヴ・クロッパー(白人)。 Hold On I'm Coming by Sa

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  • 「en-taxi」最新号は小林秀雄特集 | ロックンロール・ブック2

    ロックンロール・ブック愛読者11人 (&浮動票100人)に朗報! 出版不況と言われ久しい昨今、軒並みマーケティング至上主義のくだらねえお約束雑誌、書籍ばかりが林立する悲惨な状況下、もはや唯一といっていい、マーケティング丸無視で、「真に価値あるものを」という編集者の信念だけで作られている、文芸誌「en-taxi」(実売部数200万部/JRA調べ)。 当ブロムでは、その看板作品でもあったリリー・フランキー「東京タワー」に関する感想を始め、雑誌ベスト5などの企画で何度か紹介してきたが、その「en-taxi」が、6月末日売りの2008年夏号で、遂に、大命、小林秀雄の特集を組んできた! 責任編集者である福田和也が、傑作「日人の目玉」などで小林秀雄の秀逸な批評を展開していることも当ブロムでは触れてきたが、その彼が、満を持して放つ、一大特集、その名も「小林秀雄、批評のビートニクス」! おまけに巻頭の

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  • ボ、死す | ロックンロール・ブック2

    音楽のパイオニアで、独特なスタイルを生み出した伝説的存在だった。一緒に演奏した時は楽しかったなあ。ファンはさぞかし悲しむだろう。でも彼の伝説は永遠に生き続けるんだ」(B.B.キング) 「マディ・ウォーターズやチャック・ベリーに近いが、ディドリーは危なっかしいほどに魅力的だ。そこにはアフリカの香りがする。挑発的で、われわれが今愛している音楽はミシシッピ以外の他の場所から来たんだと言いたげだ」(キース・リチャーズ) 「俺が好きになったバンドはみんなボ・ディドリーが好きだった。ボを聴いてみた。その日からルーツ・ミュージックへの長い旅が始まったんだ」(俺) 「たくさんのバンドが俺の曲をカバーした。でもそのカネはどこにいったんだ?俺のところには来ちゃいないぜ」(ボ・ディドリー) 「Desire / U2」

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  • ボノと諭吉 | ロックンロール・ブック2

    ボノが5月27日(火)、慶応義塾大学から名誉博士号を受けた。言わずもがな、慶應と言えば福沢諭吉、福沢諭吉と言えば、「学問のすゝめ」、「文明論之概略」、「福翁自伝」、そして「アメリカ独立宣言」の訳者なわけだ。俺はいずれの著書も最初の数ページしか読んでいないし、実生活においては圧倒的に野口英世の方に親しいので、福沢を語る資格もないのだが、小林秀雄が、「福沢諭吉」(1962年)、「天という言葉」(1962年)、「常識について」(1964年)で、福沢諭吉について書いていて、その3作だったら何十回と読んでいるので、かなり福沢には愛着があるのだった。 実は、ボノきっかけで福沢の凄さを思い出し、その偉業をここに記そうと思って筆をとったのだが、執筆途中で「あ、これは結局、小林秀雄の全文書き取りだ」と賢くも見抜き、止めた。 慶應と聞いて、すぐ思い出すのが、慶應義塾が、塾長か誰だかが言ったという次の名セリフだ

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  • 考えるヒント2の迫力 | ロックンロール・ブック2

    「考えるヒント」シリーズは、ヒデ、後期の随筆風批評集で、肩の力の抜けた、極力平易な文章で書こうと意識された、比較的とっつきやすい文章が並ぶのだけど、それでも「2」は、相当難しい。 言葉自体はとても簡明なのだけれど、対象が荻生徂徠、伊藤仁斎、ニュートン、デカルト、孔子、福沢諭吉といった偉い学者の魂なだけに、たとえば俺は、120回読んだけれど今でも毎回1ページ読むのに1時間かかり、ヒデとそれら学者らの魂の交感に推参したいという願いは、そううまくは行かない。 いずれも、要は、“専門語は要らぬ、誰にも備わる常識だけをフルに働かせて事に処すことが大事だ、その緊張を途切れないようにすることだけが真に難しく、そして全てだ”、という主調低音に貫かれているようなのだが、自分なりにカバーして歌ったり、奏でようと思うと、細部にして全体でもある微妙なソウルが掴みきれていない為、どこかもどかしさが残る。 きわめて精

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  • hear me talkin' bout Hip Hop | ロックンロール・ブック2

    俺が、実は大のHip Hop(RAP)好きだということを知っている人は、80年代後半から90年代前半にかけて俺と交際があった人で、そのほとんどはすでに故人だから、大抵の人にとっては「おや、意外」ということになろうし、そも、その「俺」って誰? と訝る人がそれ以上に多くいることは、変人の皮をかぶった常識人である俺には、重々分かっている。 俺は71年生まれだから物心がついた14歳の時には、すでに海外においてロックは下火だった。いわゆるニューウェイヴのムーヴメントが終焉を迎え、MTVがすっかり市民権を得た頃。それでも、エルヴィス・コステロは健在だったし、ザ・スミスやU2、その後もストーン・ローゼズ、ハッピー・マンデーズ、ラーズ、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインが登場し、アメリカではR.E.M.やソニックユース、ナヴァーナ、ペイヴメントらが出て来たから、かなり同時代のロックは充実していて、同時に60

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  • クリントン対オバマ | ロックンロール・ブック2

    池田晶子の慧眼は、話の主題ではなく、“ツマ”にこそ、それを語る人の音が出る、と見抜いている。日政治家の失言は、ほとんどがこのパターンだ。演説の後に、合間に、余談的にポロッと出る発言には、台に含まれていない、その人来の資質を表す音が発現してしまう。政治家は聖人君子ではない。むしろブタ野郎の代表なのだから、その音がいかに醜いものかは子供でも知っている。ただ、それを出すかどうかは、政治家は「公人」であり、公人が発するのは「公の言葉」なのだという、認識如何にかかっている。 ディベート最先進国アメリカで、そのプロ中のブロは政治家であろう。さらにその頂点は大統領であろう。その演説は練りに練られ、「公の言葉」という認識は、日政治家とは比較にならぬ程、深く、徹底している。 大統領選の民主党の候補指名争いで、ヒラリー・クリントン上院議員とオバマ上院議員が戦っている。オバマの演説受けの良さを

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  • 養老孟司と小林秀雄 | ロックンロール・ブック2

    前回、養老孟司の文を載せたところ、各方面から、「分かりやすくて、いい」との評を受けた。これは当然、常日頃引用している小林秀雄に比して、ということであることは間違いない。 小林秀雄はどうも分からないらしい。 小林秀雄は、一読しただけでは分からないように工夫して書いている的なことを自ら語っている。何度も何度も繰り返し読まなければ分からないように、書いているのだと。確信犯である。何の為に。てめえで考えさせる為にだ。小林の文は考えるヒントなのである。答えではないのだった。「1+1」は2だが、「人生とは?」に答えがあろうか。否。 たとえば、養老の文は、「なるへそなるへそ~!」と、スッキリするが、メシって寝ちゃえば、翌朝、特に何も残らない(養老はかなりの慧眼なので、そういうと極端すぎるが)。考えていることはすげえし、表現も秀逸だが、必ずしもロックじゃない(というか確信犯的にロックであろうとはしていな

    養老孟司と小林秀雄 | ロックンロール・ブック2
    funaki_naoto
    funaki_naoto 2008/02/09
    しかし養老孟司の文章だつて、決してやさしい文章なんかではない。
  • エセー「文学」 | ロックンロール・ブック2

    「あらすじで読む文学」みたいなが売れているけれど、その「あらすじ」は「文学」ではないのは言わずもがなだ。文学を実用書として吸収しようとする事から起こる愚かな勘違いである。文学は生活の役に立たない最たるものだ。では何故文学か。知らぬ。ただ、あらゆる文学のあらすじを理解する暇があれば、たった一編の小説の再読を重ねる方がよほど凄まじい文学体験となる事は間違いなく、その凄まじい文学体験は、やはり人間の芳醇さと密接に関係してくる事は疑えない。 文学の面白さは細部にある。その一文一句を自分が生きる事にある。誤解を恐れずに言えば、ストーリーなんてものはなんでもない。だから、あらすじなんてものは文学から最も遠いところにある。 文学の醍醐味のひとつは、考える喜びだろう。読中、読後に、必ず深い思索を促される。読む前と読んだ後で違う自分になっている。 小林秀雄の面白さは、考えることと、実行することが二つのこと

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