<雲南省の秘境に理想のテロワールを求め、仏モエ・ヘネシーが高級酒造りに挑む> 雲南省の奥地、純白の雪を頂くヒマラヤ山脈に近い連山「梅里雪山」に、美酒を生む桃源郷がある。標高6740メートルの最高峰カワカブ山の麓で、中国きっての高級ワインが造られているのだ。 カベルネソービニヨンとカベルネフランをブレンドした赤ワイン「アオユン(雲の上の飛翔)」。ルビー色が美しく、高地のワインらしくフレッシュな味わいで、シルキーな口当たりが素晴らしい。そのしずくには、ブドウ畑を取り巻く多様な民族文化が染み渡っている。 カジュアルな料理にも晴れの席にもぴったりのエレガントな万能ワインだが、300ドル超という値段を考えれば特別な祝宴向きだろう。中国なら、春節 (旧正月)などのお祝いに欠かせない水ギョーザや魚料理にも合うはずだ。 アオユンを手掛けるフランスワイン