■清水エスパルス 決定力の波をなくすことが重要な課題 第11節でようやく今季2勝目を挙げた後、波に乗れずに2連敗を喫し、最下位新潟と同勝ち点の17位に沈んだ清水。失点もリーグ最多となり、「失点を減らす」という今季の大目標が遠のいている。 その原因としては、DF陣にけが人が続出していることも大きいが、今節はヤコヴィッチが出場停止から戻り、犬飼智也も水曜日のナビスコ杯神戸戦で実戦復帰。その神戸戦では福村貴幸が3バックのセンターとして見事なラインコントロールを見せ、村松大輔も復帰間近で、DF陣に厚みが出てきた。4失点した前節湘南戦では高いDFラインの裏をとられる場面が目立ったが、川崎も裏を突くのが得意なチームだけに、その対策も急務になる。 また、神戸戦では平均年齢21歳代の若い力が躍動し、今季初の逆転勝ちと結果も出した。その中で結果を出した選手をリーグ戦組にどう融合させ、チーム力の向上につなげて