「会社は天国だよ!」と東電中堅社員が明かす知られざる厚遇体質 原発事故後、東電社員の平均年収は700万円超から2割カットされ、現在は他の大企業並の約556万円になった。しかし、東電社員には給料以外の特典がけっこうあるようだ。そこで今回は、現役の東電中堅社員に、その"知られざる厚遇体質"を語ってもらった。 東電社員は住宅手当もかなり手厚い。前出の上沼さんの場合、福島にいたときの社保有一戸建ては、本来家賃15万円以上の物件だったが、家賃負担は3万円弱だったという。場所により違いはあるが、独身寮の場合、35歳までいられて寮費は2千円程度。社保有の社宅、借上げ社宅の場合、45歳まで家賃の半分が補助される(上限額あり)。だが厚遇を受けるいっぽうで、彼らはこの1年間、周囲の批判にさらされ続けてきた。 「あまり報道されませんが、この1年間、東電は電力不足を補うためにほかのどの電力会社よりも必死に努