タグ

ブックマーク / apeman.hatenablog.com (62)

  • 頂戴したコメントについて(2) - Apeman’s diary

    さて、ネガティヴ・コメントにはなるべく個別に応答しましょう。 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20080104/p5#c munyuu 2008/01/04 18:54 (中略) 『補給戦―何が勝敗を決定するのか 』によると、軍の補給を完全に自国でまかなえたのはアメリカ軍しか存在しないようです。 外征を行った軍は、その補給を現地調達に頼っていたそうです。 通りすがり 2008/01/04 19:06 物資の現地調達は古代の戦争から、近代戦までデフォ。武器弾薬とか燃料とか全て自前の補給で行う様になったのはつい最近だよ。単純に補給できないからってのが理由だけど。 ナチスドイツが西側を攻める際は燃料も料も幾らでも有るぜぃって快進撃を進めたが、東側。まぁロシアに攻め込んだ際は、焦土作戦で補給が続かずボロ負けしたの有名な話かと。その場に有る物で何とかするのが普通だよねー何

    頂戴したコメントについて(2) - Apeman’s diary
    hagakurekakugo
    hagakurekakugo 2008/01/05
    ある種の願望を持ってる人には話が通じない場合がある。これが典型的。
  • 理系とか関係ないですから - Apeman’s diary

    http://anond.hatelabo.jp/20080104052304 周知の通り、はてな界隈には(俺を含め)情報技術者とか理系大学生が結構いるのだけど(アーリーアダプタ(笑)だからね)、南京事件に関する議論に対して「どっちもどっちだ」という反応を顕著に見せているのは恐らくこの層だろう。自然科学的方法論に毒された人間がこの問題を眺めると、そういう結論にならざるを得ないんだよ。自然科学では手続きの妥当性によって客観的な正当性が担保されるから、相手の人格否定に重きを置くような論者同士の意見には優劣を付けられない。主張の内容レベル以前の問題で。だから、「どっちもどっち」は「主張の内容のレベルが同程度だ」という意味じゃなくて、単純に「手続きのレベルが同程度だ」という意味でしかない。 そりゃ「理系」だからでも「手続きのレベル」に重きを置いてるからでもなく、単に他人事としてながめてるからだよ。

    理系とか関係ないですから - Apeman’s diary
    hagakurekakugo
    hagakurekakugo 2008/01/05
    うわー、愛・蔵太さんが稚拙な印象操作に走ってるー。その時点で「淡々」じゃなくなってるッス、はい。/ちょっと愛・蔵太さんは自分を美化しすぎ。JSF氏が自分はソース至上主義とか恥ずかしい事言ったのと似てる。
  • じゃ、3分で読めるようにまとめましょう - Apeman’s diary

    「三十分で読めるサイト」がお望みだと某所で聞いたので、30分と言わず3分で読めるように「差分」をまとめてみましょう。 捕虜殺害についての秦郁彦の推定(幕府山のことだけを考えても明らかに過少だけど)を採用したとして、短期間に3万人もの捕虜を殺害したという事例は、近現代の戦争史において特筆に値する。投降してくる兵士を捕虜にせずに殺してしまう、というのはたしかに多くの軍隊に見られる現象だが、武装解除していったん兵舎に収容した捕虜を万の単位で殺害する、などということはそうそうあることではない。 南京の日軍は、少なくとも師団レベルで組織的に捕虜を殺害している。上海派遣軍参謀だった長勇が「ヤッチマエ」と命じたという証言が正しいとすれば(そしてこれについては偕行社の戦史も事実だろうと認めている)軍のレベルで収容した捕虜の殺害を組織的に行なったことになる。いずれにしても近現代の戦争史において特筆に値する

    じゃ、3分で読めるようにまとめましょう - Apeman’s diary
    hagakurekakugo
    hagakurekakugo 2008/01/04
    完全論破。これにて終了。
  • いやだから… - Apeman’s diary

    ろくに知ろうとしたことのない事柄について評論家になる人間が多すぎる、ってのが問題だというのがわかりませんか。 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://fromdusktildawn.g.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20080104/1199397671 ああ、そうそう、こんな感じこんな感じ。「いわゆる歴史修正主義者」達はこの"差分"の部分に疑問を持っているわけで。"土台"のところまで否定していないのに、対抗して一生懸命"土台"部分の資料を作っちゃう人がいる。 いるよ。「"土台"のところまで否定」する人間。藤岡信勝とかさ。 「南京事件」はあったと、「南京大虐殺」はあった、の間に(主に政治的に)すごい違いがあると思うし、前者を否定する人を(私は)見たことがないけどな そりゃあんたが見たことない、ってだけのこと。「南京の真実 情報交換掲

    いやだから… - Apeman’s diary
    hagakurekakugo
    hagakurekakugo 2008/01/04
    元々のエントリからして南京事件すら否定しているように見えたのだが。この人たちリテラシー足りてねえ~。
  • あ〜そうですか - Apeman’s diary

    http://b.hatena.ne.jp/entry/http://b.hatena.ne.jp/entry/http://fromdusktildawn.g.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20080103/1199312777 fromdusktildawn 自分がほとんど知識も興味もない問題について、議論が成立するものなのかどうか、やってみたかった、というのが主な動機。 だそうですよ。「やってみたかった」んなら最後までちゃんとやろうな。「○○事件」をでっちあげて見事歴史教科書や歴史学事典や外務省のHPに載せてみせてくれ。それができないんなら、「ほとんど知識も興味もない問題」に首つっこんでもできることはゼロに等しい、という当たり前の結論が確認されるだけのはなしですな。 上の「差分」云々だけど、「私個人としては、南京事件は実際にあったことだと思っている」けどそ

    あ〜そうですか - Apeman’s diary
    hagakurekakugo
    hagakurekakugo 2008/01/04
    戦線を後退させまくりですな
  • 「どっちもどっち」なんてことが言えるのは… - Apeman’s diary

    最低でもロールプレイで「ネットの否定派を史料に基づきことごとく論破できる人間」と「ネットの虐殺=あった派を史料に基づきことごとく論破できる人間」の双方をきちんとこなせるようになってから、「どっちもどっち」なんてことは言ってください。 追記:「水掛け論」と論評するのも、同様なロールプレイをできるようになってからにしてください。 さらに追記 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20080103/p6 そこはしょうもない穴だと思った。むしろ、元記事でfromdusktildawn氏がいう「差分」のところに明快な説明をこころみることが、深い理解につながるのだとはおもう だ・か・ら・さ、「差分」がどうたらとか賢しげなことを言うまでに、一体何冊を読んだんだよ? ってことを問題にしてるんですが。

    「どっちもどっち」なんてことが言えるのは… - Apeman’s diary
    hagakurekakugo
    hagakurekakugo 2008/01/04
    「差分」なんてものは初めからfromdusktildawn氏の幻想ですよ。氏はアメリカやヨーロッパで非難決議がなされたと思ってるんだから。ツッコミ入れたのに、まだ気づいていない人がいるなんて…orz
  • できるもんならやってみてくれ! - Apeman’s diary

    http://fromdusktildawn.g.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20080103/1199312777 ポイントは、たとえ南京事件がなかったとしても、 「南京事件はあった」ことにすること自体は、 とても簡単だということ。 そもそも、レイプも虐殺も皆無の戦争なんてほとんどないんだから、 よくある戦争中のレイプや虐殺に「南京事件」というラベルを 貼れば、はい、一丁、南京事件のできあがり!なわけです。 この意味で、「歴史的事実」などいくらでも捏造できるし、 それを立証することなど簡単だ。 やってもらおうじゃないか。お題は「日露戦争において日軍はロシア軍の捕虜を万の単位で虐殺した」か「アジア・太平洋戦争において、アメリカ軍は国内の収容所に収容した日軍捕虜を組織的に多数殺害した」のどちらか、でどうかな? で、それを日露の、あるいは日米の近現代史家に納得

    できるもんならやってみてくれ! - Apeman’s diary
    hagakurekakugo
    hagakurekakugo 2008/01/03
    id:syd_sydさん、その「差分」自体が幻想なんですけどね。
  • 頼まれもしないのに自滅の道を歩むひと - Apeman’s diary

    一部で話題となっていた「隼機関」の伊勢平次郎氏ですが、LIES OF THE LADY CHANG (仮題)なるを執筆するそうです。で、The Barnes Review という雑誌の編集者にコンタクトをとったということなんですが…ホロコースト否定論に詳しい方ならご存知の通り、この雑誌はウィリス・カルトというホロコースト否定論者が内部抗争でIHRから追い出されて創刊したものなんですな。いや、是非ともこの出版計画は実現してもらいたいものです。花田紀凱が「賛同人」に含まれる映画『南京の真実』とともに、南京事件否定論者の国際的な評判を地に落とす…では足りないくらい失墜させることでしょう。映画の公式サイトの「情報交換掲示板」にもホロコースト否定論の投稿がありますしね。

    頼まれもしないのに自滅の道を歩むひと - Apeman’s diary
    hagakurekakugo
    hagakurekakugo 2007/12/29
    誰も止めないどころかやんややんやと囃し立てるので、地獄への道を一直線に走り続けている人。
  • 『沖縄戦 米兵は何を見たか』 - Apeman’s diary

    吉田健正、『50年後の証言 沖縄戦 米兵は何を見たか』、彩流社 沖縄戦50周年を期に米軍の公文書、参戦将兵へのインタビュー、アンケートなどから「米軍の見た沖縄戦」、特に米軍と沖縄の住民との関係を描き出そうとした試み。 筆者の予想に反して、最前線で戦っていた将兵は非戦闘員との接触をほとんど持っていなかったという。多くの場合、老人や女性、子どもが後送されるのを見た程度だという。その理由の一つは次の点にあろう。 沖縄作戦を実施した米陸軍省の準備を調べて、驚かされることがある。それは周到な住民対策だ。米軍は、戦艦、戦闘機、各種へ生き、弾薬に加えて、住民のための糧、テント、浄水装置、医療施設、医療品、通訳、軍政府要員などとともに上陸した。そして、戦闘活動のかたわら、避難民の隔離や救護に当たり、さらには戦後の復興計画まで手がけたのである。 (100ページ) すなわち、最前線の部隊が遭遇した非戦闘員の

    『沖縄戦 米兵は何を見たか』 - Apeman’s diary
    hagakurekakugo
    hagakurekakugo 2007/12/27
    一方で捕虜や非戦闘員の殺害など「見たことがない」という証言もある。 へえ、知りたい。
  • またすごいひとが現われた… - Apeman’s diary

    「南京の真実 情報交換掲示板」のスレッド147ですが。巣鴨拘置所の教誨師だった花山信勝氏が記録した松井大将のことばを「この文章から見えるのは、慰霊祭で復讐に駆られた兵と師団長が、誇り高いシナ人の死体を粗雑に扱い、作業する捕虜等に乱暴を加えた様子です」と解釈してしまう、豊かな想像力もなかなかのものですが、「天の安川」さんには及びません。 ゆとり教育で左翼教師に自虐史観をすり込まれたのでしょうが、自国を揶揄しておもしろがっているのかもしれませんが、ありもしないことを認めていたら、遠くない将来あなたの頭の上に核ミサイルが落ちてくることにもなりかねない。「日人の10万や20万、殺したとて何の悪いことがある。南京では30万人がと殺されたのを世界の人は『レイプ・オブ南京』の映画で知っているだろう。」と言って、核攻撃を正当化しかねない中国人達です。 これですぐに思いだしたのは、先日紹介した例のインチキ

    またすごいひとが現われた… - Apeman’s diary
    hagakurekakugo
    hagakurekakugo 2007/12/10
    "ありもしないことを認めていたら、遠くない将来あなたの頭の上に核ミサイルが落ちてくることにもなりかねない。" 電波ゆんゆん♪ カニ男の素養は十分ですね
  • メモ - Apeman’s diary

    OSのアップデートはおおむね順調にいったものの、RSSリーダーとブラウザの具合がいま一つで、他ブログのチェックを怠りがちな今日この頃ですが、気がついた範囲で重要と思われるものを。 id:noharaさん経由で、マガジン9条〜この人に聞きたい『林博史さんに聞いた その1』 「戦後責任ドットコムブログ」の「東中野修道氏(亜細亜大学教授)講演レポート」。 前者はいまや文科省お墨付き(笑)の現代史家、林博史氏の文科省批判。 林 検定意見では、「集団自決しろという命令は出されていない」から書き換えろ、ということになっていますね。でも、教科書の記述は、日軍によって「集団自決を強いられた」とか、「集団自決に追いやられた」というものであって、「軍命令に従って」なんていうことは、最初からどこにもないんです。 たとえば、座間味島での集団自決において、部隊長が「自決しろ」という命令を出していないと自ら主張して

    メモ - Apeman’s diary
    hagakurekakugo
    hagakurekakugo 2007/11/25
    「軍命令に従って」なんていうことは、最初からどこにもないんです。
  • 嗤うべき脇の甘さ - Apeman’s diary

    こちらですが。 原告は「二人」なので、「原告の一人は」というのが正確なところ。「そそのかされた」「政治戦術」という語法も、ちょっと表現が立ちすぎている言い回しなので、ぼくは回避するところですが、まぁそれはそれとして。 (強調原文) ふ〜ん…。でも「あおっている」という表現は回避しないし、「根拠が無い」と批判されても撤回しなかったわけですな。近日中に「私的用語集」に「あおる」と「そそのかす」の相違について追記されるかもしれません。

    嗤うべき脇の甘さ - Apeman’s diary
    hagakurekakugo
    hagakurekakugo 2007/11/24
    Apemanさん、彼、嫌いなんだ。ふむ。
  • 西本願寺と戦争責任 - Apeman’s diary

    11月18日「朝日新聞」夕刊(大阪)、「西願寺 戦争責任にけじめ」 全国約1万寺、門信徒約700万人。伝統仏教の最大教団、浄土真宗願寺派(山・西願寺、京都市下京区)が動いている。9月には、宗派の最高法規「宗制」を改正。戦争協力を促した前門主の「消息(文書)」を公式に失効させ、戦争責任に明確なけじめをつけた。宗門改革は進むのか。 同派の最高議決機関「宗会」が9月に大多数の賛成で改正した宗制は、宗門存立の根となる教義や理念を規定した、いわば憲法。1946年の規定以来、改正は初めてだ。消息は門主が自らの考えを述べた文書で、これまでは宗祖・親鸞の教えや聖教と同等の効力があると宗制に定められていた。しかし、消息の中には、第2次世界大戦中に故大谷光照・前門主が発した「一死君国に殉ぜんは義勇の極み」など戦争協力を促すものもあった。改正によって親鸞、事実上の教壇創始者の3代覚如、中興の祖である8

    西本願寺と戦争責任 - Apeman’s diary
    hagakurekakugo
    hagakurekakugo 2007/11/20
    Apemanさんならではの視点からの解説
  • 古森記者、陰謀論を叱る。 - Apeman’s diary

    ステージ風発 「小沢一郎氏の辞意表明はアメリカの謀略?!――陰謀説を嗤う」 いや今回はなかなかよいことをおっしゃってますよ(笑)。 アメリカで起きた出来事の背景がアメリカでは当事者の周辺でいくら取材してもわからないのに、遥か太平洋の彼方の東京では瞬時にして、わかってしまうという現象なのです。なにしろ「陰謀」だから、その存在を確認することは難しい。存在を否定することは、もっと難しくなります。そして日側にはこの陰謀説が大好きという方々が多数いるようなのです。 そうか! 太平洋はでかいが東シナ海や日海程度なら大丈夫、ってことでしょうかね?(…しかし北京〜ワシントン間は東京〜ワシントン間以上に遠いのですが) 次は10年ほど前に古森氏が書いた記事からの自己引用の引用です。 同書によれば、陰謀説の特徴は具体性の欠如、矛盾や背反を陰謀の証しとする傾向、選別的でペダンティック(学識をてらう)な歴史の引

    古森記者、陰謀論を叱る。 - Apeman’s diary
    hagakurekakugo
    hagakurekakugo 2007/11/16
    慰安婦決議をさんざん中国の陰謀だとおっしゃった方の言葉とも思えませんね
  • メモ - Apeman’s diary

    山形浩生が1997年に書いた文章に次のような一節がある。 蛇足ながら小林よしのりは、こういう低級な書物を引用すると『ゴーマニズム宣言』でせっかくきちんと展開している従軍慰安婦論争の足を引っ張るおそれがあるので、注意したほうがいい。保守反動右翼だってピンキリなのである。 「こういう低級な書物」の方はおいておくとして、97年と言えばすでに、現在みられる右派の慰安婦問題についての言説の原型はすでにできあがっていた時期である。アメリカ下院による「慰安婦決議」問題について、右派はあたかも「史実」が問題となっているかのように語るのだが、実際には(右派による資料の恣意的な利用などの問題はあるにしても)むしろ性暴力に対する意識の違いが明らかになったのだ…ということは何度か書いてきたが、別のいい方をすれば、小林の「従軍慰安婦論」を「きちんと展開」されていると読んでしまうメンタリティこそが問われているのだ、と

    メモ - Apeman’s diary
    hagakurekakugo
    hagakurekakugo 2007/11/14
    情報戦に負け続ける右派・歴史修正主義者
  • 映画『南京の真実』は3部作? - Apeman’s diary

    コメント欄でご教示いただいたのですが、「チャンネル桜」のHPにアップされた情報によれば、『南京の真実』は3部作になるとのこと!! 【 映画「南京の真実 第一部 ・ 七人の死刑囚」 完成試写会 】 南京攻略戦に際しての「虐殺」のかどで裁かれた老将・松井石根をはじめ、従容として死に就いた7人のいわゆる「A級戦犯」たち。 史実に忠実に描く彼らの最後の24時間と、その人間像から見えてくるものとは? 映画「南京の真実」三部作の第1弾となる 「七人の死刑囚」 の、完成試写会のお知らせです! 日時 : 平成19年12月14日(金) 開場18時 開演18時30分 場所 : 九段会館 〒102-0074 東京都千代田区九段南1-6-5 電話03-3xxx-5xxx 主催 : 株式会社チャンネル桜エンタテインメント 映画「南京の真実」製作委員会 電話:03-5xxx-1xxx FAX:03-5xxx-1xxx

    映画『南京の真実』は3部作? - Apeman’s diary
    hagakurekakugo
    hagakurekakugo 2007/11/06
    わしゃあこれだけが楽しみでのう・・・w
  • 亀田スタイル - Apeman’s diary

    on subjectivity on objectivity 沖縄戦は事実上日の領土内で行なわれた唯一*1の地上戦であり、民間人に限定しても当時の沖縄県民の5分の1ほどが死亡したとされているわけである。他のいかなる都道府県も、広島県や長崎県でさえ、これほどの比率で非戦闘員の死者を出してはいないだろう。このように、広島、長崎とは違った意味で比類のない経験をしながら、「土復帰」が遅れたこともあって沖縄の「記憶」は「国民の記憶」に統合されてはこなかった。この点において、沖縄の市民にしてみればそもそも「具体的事実を捨象した「正論」」によって塗りつぶされてしまうような個別の記憶なんて塗りつぶされてしまえばいいのである、と*2語る人物の語る reversibility など「それがなんの役に立つんですか?」という状態にながらくあったこと…をまずは最初に指摘しておく。 「集団自決」をめぐる教科書検定

    亀田スタイル - Apeman’s diary
  • パフォーマティヴな否定論 - Apeman’s diary

    かつて女性国際戦犯法廷を批判したこと(このエントリを中心としてその前後のエントリにおいて)をご記憶の方もおられるかもしれない法学者、大屋雄裕氏が沖縄戦「集団自決」をめぐる教科書検定問題についてエントリを書いている。 結果が気に入らないからといって「中立」となっている機関の決定に文句を付けはじめるとどういう結果になるか、という問題に関する卓抜な一例について。 (中略) 「こちらは真実であちらは虚偽だ」と言う人がいるのだろうが真実など誰にでも見えるように道ばたに転がっていたりはしないのであって、主張する当人にとってはどれも「真実」である。だからそのうちどれをまあより真実らしいと認定したり、教科書に書けるレベルだねえと判定したりするために第三者的な立場として審議会などが設けられているので、それによって直接的な政治闘争を差し控えようというのは来少数者・弱者のためでもあったわけである。だって闘えば

    パフォーマティヴな否定論 - Apeman’s diary
  • 『南京の真実』と陰謀論 - Apeman’s diary

    館の掲示板でEzoWolfさんからご教示をいただいたので、『正論』最新号の「製作日誌」を立ち読みしてきたのですが、以前アイリス・チャンの「自殺」の背後に陰謀ありと臭わせたのに続いて、今回は南京防衛軍司令官唐生智が共産党のスパイだった、と主張されております。映画のシナリオにも採用されるのかな? 陰謀論としても非常におおらか粗雑なもので、「中共の陰謀で南京の国民党軍が全滅して共産党政府ができた」みたいな図式になってます。こんなもの、まともに相手する必要もないわけですけど、「後付け陰謀論」の特徴がよくあらわれていて興味深いですね。中国共産党が「国民党軍と日軍の共倒れ」を願った、というのは別に問題ないわけですが、そのためにはどっちかが早々に壊滅しちゃってはダメなわけです。だとすれば南京防衛戦で中国軍が壊滅的な打撃を被るというのは、別に共産党にとって好ましいことではないわけで。結果を知ってるから

    『南京の真実』と陰謀論 - Apeman’s diary
    hagakurekakugo
    hagakurekakugo 2007/10/08
    アイデンティティを大日本帝国に依拠してるからだろうか。彼らの崩壊・破綻は規定路線だったように見える。
  • 沖縄戦「集団自決」に関する教科書検定をめぐって - Apeman’s diary

    多くの人々が亡くなったばかりの時点でこういうことを書くのはちょっと不謹慎のような気がして控えていたのだけれども、二つの出来事を対比してみる時どうしても頭を去らないことがある。ビルマ軍がデモ隊を武力鎮圧し日人カメラマン長井健司さんが亡くなったことに対して、ビルマ政府に抗議しその責任を追及することに疑問を差し挟む見解というのはただの一つも見かけなかった(もちろん、私がみた範囲で、だが)。しかし「外国人ジャーナリストを射殺せよ」に類する軍中央なり政府なりの「命令書」が見つかったという事実はもちろんないわけである。外国人ジャーナリストを特に指定して射殺せよという命令が出ていたか否かはビルマ政府(軍)の責任を論じるうえで二次的、三次的な問題でしかない、と考えるならば、同じロジックは旧日軍の戦争責任を考える際にも用いられねばならないだろう。 さて、11万人を動員した沖縄県での県民大会を受けて、政府

    沖縄戦「集団自決」に関する教科書検定をめぐって - Apeman’s diary
    hagakurekakugo
    hagakurekakugo 2007/10/03
    なんとフェアな人だ。