日本科学者会議滋賀支部震災がれき問題専門委員会(委員長、畑明郎・元大阪市立大大学院教授)は7日、東日本大震災で発生した震災がれきの広域処理の受け入れをやめるよう、嘉田由紀子知事宛てに申し入れた。 同委によると、がれきの焼却処理や焼却灰の受け入れは、琵琶湖などへの影響が看過できないとし、広域処理について「『被災地支援』の美名の下で全国に拡散させるのは常軌を逸している」と批判。厳格な事前審査と再利用の分別が不可欠な災害廃棄物は、発生地域の近くで処分することが必要と指摘した。受け入れ検討を表明している各市にも同様の要請をするという。【姜弘修】