南京の金陵科技学院の発表によると、9月8日、中国初の漫画・アニメーションの専門図書館である「南京漫画アニメーション図書館(南京动漫图书馆)」が同校内に開館し、オープンセレモニーが行われたとのことです。 南京漫画アニメーション図書館は金陵科技学院の江寧キャンパス図書館の2階と6階部分に設置され、総面積は約6000平方メートルに及びます。館内は漫画閲覧室、アニメーション視聴エリア、アニメーションマルチメディアエリア、漫画・アニメーション展示エリア、漫画・アニメーション保存室、優秀漫画・アニメーション企業資料庫およびテーマカフェなどの特別エリアから成ります。 所蔵資料は台湾の漫画家で無錫誠美堂動漫製作有限会社の社長でもある潘志輝氏が無償で寄贈した17万冊の漫画、5万件の玩具(フィギュアなど)、300本のアニメーション を中心とするほか、中国、香港、台湾、日本、韓国など過去数十年の間に発行された漫
2012年2月14日に10周年を迎えたブダペスト・オープンアクセス運動(Budapest Open Access Initiative:BOAI)が、これからの10年に向けた提言を発表しました。提言は以下の4節から構成されており、現在、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語訳も公開されています。 1. 方針について(On policy) 2. ライセンスと再利用について(On licensing and reuse) 3. 基盤と持続可能性について(On infrastructure and sustainability) 4. アドヴォカシーと協調について(On advocacy and coordination) Ten years on from the Budapest Open Access Initiative: setting the default to open(BOAI)
Ex Libris社のディスカバリサービスPrimo Centralのインデクスに、オーストラリア国立データサービス(Australian National Data Service:ANDS)の保管する研究データのメタデータが収録されることになったと発表されました。 Ex Libris and the Australian National Data Service Expand Access to Research Data(Ex Libris 2012/9/12付けプレスリリース) http://www.exlibrisgroup.com/?catid={916AFF5B-CA4A-48FD-AD54-9AD2ADADEB88}&itemid={4999B3E3-ADC1-4552-81D5-AD41F4B9EF9A} 参考: 研究データにDOIを付与するオーストラリア国立データサー
オープンアクセス誌“D-Lib Magazine”の2012年5・6月号が刊行されました。その中に、オーストラリアのグリフィス大学のNatasha Simons氏による“Implementing DOIs for Research Data”という論文が掲載されています。日々の研究の過程で生まれる膨大な研究データを利用するために、それぞれのデータにデジタルオブジェクト識別子(Digital Object Identifier:DOI)を付与するという試みがあります。オーストラリア国立データサービス(Australian National Data Service:ANDS)は、2011年から、国際的なコンソーシアム“DataCite”と提携して、同国内の研究機関に対して“Cite My Data”というサービスを提供いるそうです。論文では同サービスの概要や、グリフィス大学における事例等が報
米国のシカゴ公共図書館が2012年8月20日から9月7日まで実施していた貸出図書の延滞料免除プログラムが終了しました。およそ20年ぶりに行われていたものです。その結果を伝える9月11日付けのChicago Tribune紙によると、合計で101,301点の資料が返却され、同館ではその価値を200万ドル程度と見ているそうです。対して免除された罰金の額は約64万ドルだったということです。 Chicago Public Library amnesty program brings in more than 100,000 lost materials(Chicago Tribune 2012/9/11付け記事) http://www.chicagotribune.com/news/local/ct-talk-library-amnesty-wrap-up-0912-20120912,0,4562
サービス終了のお知らせ NAVERまとめは2020年9月30日をもちましてサービス終了いたしました。 約11年間、NAVERまとめをご利用・ご愛顧いただき誠にありがとうございました。
2012年10月7日に、筑波大学東京キャンパスにおいて、大橘会交流会・公開シンポジウム「――絆―― 図書館と震災を語り継ぐ」が開催されます。 これは、筑波大学および、同大学図書館情報専門学群などの同窓会組織である茗渓会支部図書館情報学橘会の共催によるものです。シンポジウムでは、基調講演「日本図書館協会による図書館支援の実践報告」に続き、被災地の図書館などに勤務する卒業生やボランティアに参加した学生からのショートスピーチ、パネル討議が行われます。定員300名、参加費無料、卒業生に限らず誰でも参加可能ということです。 2012年度大橘会交流会・公開シンポジウムのご案内(PDF:2ページ) http://www.tachibana-kai.com/dai_annai2012.pdf 茗渓会支部図書館情報学橘会 http://www.tachibana-kai.com/
追記:2017-07-09 現在この機能は利用できません。最新の情報は雨予報bot「mickey24_bot」の使い方 ver 3.0 - ぬいぐるみライフ?をご覧ください。 ぼくの自宅のエアコン限定ですが,mickey24_botがエアコンを操作できるようになりました. どんな機能なの うちのbotにreplyで指示を送ると,うちのエアコンに赤外線が発射されます.指示の出し方の例は, @mickey24_bot 冷房を28℃に設定して@mickey24_bot 暖房を20℃に設定してなど.これで外出先からエアコンを操作しておけば,帰宅時にエアコンの効いた快適な部屋がぼくを出迎えてくれます. エアコンの運転モードは冷房と暖房,温度の設定範囲は16〜30℃(華氏温度は後日対応予定)です. どうやって実現してるの Arduino Unoに赤外線LEDを繋いで,Arduino Unoでエアコン用
2012年7月12日、文化庁が6月に改正された著作権法の内容について解説するページを公開しました。改正の主旨や概要を説明しているほか、「改正法Q&A」として「違法に配信されている音楽や映像を視聴するだけで,違法となるのでしょうか。」などの質問に回答しています。 平成24年通常国会 著作権法改正等について(文化庁) http://www.bunka.go.jp/chosakuken/24_houkaisei.html 参考: E1303 – 2012年著作権法改正:図書館・公文書館の関係規定について http://current.ndl.go.jp/e1303 国立国会図書館による絶版資料の図書館等への自動公衆送信等を含んだ改正著作権法が成立 http://current.ndl.go.jp/node/21166
情報発信活動インタビュー(5)リブヨ・ブログ インターネット上で図書館業界の情報収集・発信活動を積極的に行っている方々に対する連続インタビュー企画(E1308,E1314,E1320,E1327参照),第5回目となる今回は,関西の図書館イベント情報に特化した活動を行っている「リブヨ・ブログ」のリブヨさんにお話を伺った。 ●活動の概要について教えてください。 図書館員に関係する関西2府4県の研修会などのイベント情報を集めて発信しています。「リブヨ・ブログ」がメインで,カレンダーやリンク集なども加えた「リブヨ」というウェブサイトを作っています。仕事外の時間に自分一人でしているので,趣味みたいなものです。 ブログを始めたのは,記録によると2007年8月です。それまで,図書館系の勉強会に行きたいと思っても情報が少なく,なんとか見つけたところに行っていましたが,行き始めると結構あると分かってきました
北欧・デンマークにおける日本研究と北欧アジア研究所図書館 2012年8月22日から24日まで,国際日本文化研究センター(以下,日文研)の海外シンポジウム「Rethinking “Japanese Studies” – from Practices in the Nordic Region(「日本研究」再考-北欧の実践から)」が,デンマークのコペンハーゲン大学で開催された。 日文研では日本研究を通じた学術交流促進のため,1995年からほぼ毎年海外シンポジウムを開催している。今回は約40年の日本研究の歴史を持つコペンハーゲン大学での開催となったが,これは北欧では初となる。小松和彦・日文研所長やレイン=ラウド・コペンハーゲン大学教授による基調講演,宗教・日本哲学・歴史などの観点からの計15件の発表やディスカッションが行なわれた。近年の海外における日本研究では従来の学問領域・地域の枠組みを越える試
大学図書館におけるデジタル人文学の進展を阻むもの(米国) 米国のカリフォルニア大学ロサンゼルス校でデジタル人文学の教育と研究に携わるポスナー(Miriam Posner)氏のブログ記事が,この夏,一つの波紋を呼んだ。それは,2012年8月10日に投稿された「図書館におけるデジタル人文学の実践の障害は何か?」というもので,特に大学図書館におけるデジタル人文学研究の進展に「障害」となっている事項を列挙したものである。 デジタル人文学は,米英等を中心に近年拡大している研究領域である。米国等では,大学図書館にデジタル人文学の研究部門が設置されたり,大学図書館員と教員との共同でデジタル人文学プロジェクトが進められたりしているなど,大学図書館界とも関わりが深い。 このような状況に対しポスナー氏は,図書館業務に直接関係しないデジタル人文学関連の研修に図書館員の参加が許されていないこと,成果が未知数のデジ
公共図書館をオンラインサービスのアクセス拠点に(英国) インターネット上で行政サービスが提供される傾向が強まる中,英国図書館長協会(Society of Chief Librarians:SCL)では,公共図書館が市民による様々なオンラインサービスの利用を支援する重要な役割を果たすべきとの考えから,プロジェクト「情報提供」(Public Libraries Information OfferもしくはNational Information Offerなどと呼称)を実施してきた。2012年6月,同プロジェクトに対する評価レポート“National InformationOffer”が公表された。 プロジェクトは,SCLがイングランド芸術評議会(Arts Council England:ACE)の資金提供を得て,複数の地域の公共図書館がパイロット図書館となり,それぞれの活動を展開する形で進めら
米国5大学によるデジタル教科書評価プロジェクトの結果は? 2012年8月27日,米国の5大学が2012年春学期に実施したデジタル教科書のパイロットプロジェクトに関する報告書“Internet2 eTextbook Spring 2012 Pilot Final Project Report”が公開された。 プロジェクトに参加したのは,コーネル大学,インディアナ大学,ミネソタ大学,バージニア大学,ウィスコンシン大学マディソン校の5校である。このプロジェクトは,インディアナ大学が2009年に開始したeTextsプロジェクトを下敷きにしており,米国の200以上の大学などから組織されるコンソーシアムInternet2による交渉によって,McGraw-Hill社のデジタル教科書およびCourseload社の閲覧用ソフトウェア“Courseload”が定額で提供された。 参加大学では,それぞれ,学内書
第21回京都図書館大会<報告> 2012年8月22日,「図書館のPR力を高める 図書館の魅せ方」をテーマに,第21回京都図書館大会が開催された。同大会は,館種を超えた図書館関係者の連携を図り,共に研鑽を積むことを目的として1992年以降毎年開催されているものである。今回は国立国会図書館(NDL)との共催で,この10月で開館10周年を迎えるNDL関西館を会場として行われた。 はじめに,帝京大学総合教育センター准教授の仁上幸治氏から「図書館員の自分ブランディング戦略―何を誰にどうアピールするか―」と題した講演が行われた。仁上氏は,図書館ブランディング研究を開始するに至った経緯やその研究の過程を紹介した後,図書館ブランディングの基本的な考え方を述べ,図書館員それぞれがブランディングを行い,利用者に対して前向きな専門職としての姿をアピールしていくことの重要性などについて説いた。 続いて様々な館種の
大学図書館でのディスカバリツールの計画と実装<文献紹介> Popp, Mary Pagliero; Dallis, Diane. Planning and Implementing Resource Discovery Tools in Academic Libraries. Information Science Reference, 2012. 732p. ISBN-13: 978-1-4666-1821-3. ウェブスケールディスカバリ(CA1772参照)の現状と課題を多面的に取り扱った研究書であると共に導入を検討する際に参考となるハンドブックが刊行された。本書は,図書館利用者が複数のウェブリソースを同時に検索し,利用可能な検索結果を入手するソフトウェアであるディスカバリ・ツールの評価や選択,実装を扱っている。 本書は,第1部「ディスカバリの枠組み」,第2部「ディスカバリ・ツールの選
ウェブスケールディスカバリの衝撃 佛教大学図書館:飯野勝則(いいの かつのり) 1. はじめに 近年、図書館における新しいツールとして、「ウェブスケールディスカバリ」(Web Scale Discovery、以下WSDと呼称)の存在感が大きくなりつつある。WSDは、時に「ウェブスケールディスカバリサービス」、あるいは単に「ディスカバリサービス」などと称される。本稿ではWSDが図書館とステークホルダに与えた「衝撃」を中心に、その動向を紹介する。 2. WSDとは何か 2.1 製品としてのWSD WSDは、ユーザーインターフェース等の特徴から次世代OPAC(Next Generation Catalog、以下NGCと呼称)と称される製品の一翼を担っている(CA1727参照)。NGCはオープンソースの製品から、システムベンダによる商品まで、その種類は多岐にわたるが、WSDと認識されるものは少
2012年9月12日、ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、Google+のハングアウト機能(ビデオチャット)を利用し、ブッククラブをライブ配信しました。今回の放送が初とのことです。 このブッククラブ“Google + Hangout Book Club”では、今夏ヒットした小説“Gone Girl”を、NYPLの3人の図書館員が議論していくものです。ハングアウトならではのものとして、NYPLのウェブサイトに投稿された利用者からのコメントを図書館員が紹介する際に、それを投稿した利用者がハングアウトに参加できるというものです。 なお、ライブ放送された動画は、YouTubeやGoogle+で見ることができます。 NYPL Google+ Hangout Book Club — Gone Girl by Gillian Flynn (YouTube 音声が出ますので注意してください。) http
2012年11月28日、東京都渋谷区の日仏会館において、読書の秋2012「デジタル時代における本のゆくえ」が開催されます。 このイベントは、文化遺産である書物のデジタル化が図書館の未来にどのような展望を開くのか、電子書籍の法律的・経済的な諸問題、民間企業に対する国家の果たすべき役割は何かをテーマに、大滝則忠国立国会図書館長、中山正樹国立国会図書館電子情報部長、ブルーノ・ラシーヌフランス国立図書館館長、植村八潮専修大学教授、クリストフ・マルケ日仏会館フランス事務所所長が議論するというものです。 なお、入場は無料ですが、参加申込が必要となっています。 読書の秋2012 「デジタル時代における本のゆくえ」 大滝則忠、中山正樹、ブルーノ・ラシーヌ、植村八潮、クリストフ・マルケ (アンスティチュ・フランセ東京のウェブサイト) http://www.institut.jp/ja/evenements/
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く