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2014年10月28日のブックマーク (2件)

  • CA1832 – 教科「情報」と図書館 / 小野永貴

    動向レビュー 教科「情報」と図書館 千葉大学アカデミック・リンク・センター:小野永貴(おの はるき) はじめに  2003年に高等学校へ教科「情報」が導入されてから、11年が経った。日の初等中等教育における初の格的な情報教育として注目された科目は、当初より図書館関係者からも関心が寄せられていた(1)。この11年の間には、全国的な未履修問題(2)や、科目としての存続を疑問視する要望書の提出(3)など、存続が危ぶまれる事態もあったが、2009年告示の学習指導要領において大幅な改善がなされ、2013年より実施の新課程においても発展的継続がなされることとなった。 教科「情報」と図書館のつながりについては、これまでも度々言及されてきたが、今回の学習指導要領改訂においては、図書館の取り扱いはどのように変わったのか。稿では、教科「情報」のこれまでの経緯や実態をふまえながら、図書館との連携の可能性

    CA1832 – 教科「情報」と図書館 / 小野永貴
  • CA1829 – 査読をめぐる新たな問題 / 佐藤 翔

    動向レビュー 査読をめぐる新たな問題 同志社大学社会学部:佐藤翔(さとう しょう) 1.はじめに:でたらめな「査読」論文 2014年2月、英Nature誌電子版に衝撃的なニュースが掲載された。SpringerやIEEEが出版している会議録の中に、コンピュータで自動生成された、でたらめな論文が掲載されていたというのである(1)。発見したのは自動生成論文を発見する技術を開発したフランスの研究者、Cyril Labbéで、彼の技術により100以上の論文が自動生成によるものと特定された。その中には「査読が行われている」としていた会議録に載ったものもあった。 このような査読制度の信用をゆるがす告発が近年、相次いでいる。研究の質を担保するフィルターとして機能してきた査読に今、何が起こっているのだろうか。 2.査読とは:形態と意義  学術雑誌に論文が投稿されると、編集者は内容を審査するにふさわしい外部

    CA1829 – 査読をめぐる新たな問題 / 佐藤 翔