漫画やアニメ、ゲームでおなじみの人気キャラクターたちが、普段の舞台とは異なる日常生活を見せたり、コミカルになったり、時には性的な営みも…。 コミックマーケットで7割以上を占めるのが、既存作品をモチーフにした二次創作だ。同人作家がそれぞれの感性や表現方法で翻案したもので、内容は実に多彩。面白い作品もたくさんあるが、正直言ってこんな心配もしてしまう。
【北京共同】中国の原発から2021年に放出された排水に含まれる放射性物質トリチウムの量が計17カ所の観測地点のうち、7割を上回る13カ所で東京電力福島第1原発処理水の年間放出予定量の上限を超えていたことが8日、中国の公式資料で分かった。福島第1の処理水の最大10倍相当を排出した原発もあった。 福島第1の処理水は溶け落ちた炉心に触れており、中国は危険だと大々的に宣伝。7月ごろから日本の水産物に対する全面的な放射性物質検査を始め、放出前から事実上の輸入規制を課す対抗措置を開始した。日本は中国の原発から出る放射性物質の状況を把握しているが通関検査の強化などは行っておらず、中国の対応の不合理さが改めて鮮明になった。 原子力専門書「中国核能年鑑」が13原発から排水されたトリチウムなどの放射性物質に関する計17カ所の観測データを記載。浙江省の秦山原発は21年の1年に218兆ベクレルと、処理水の海洋放出
ごく普通の女の子が変身し、激しいアクションで悪の組織と戦う。東映アニメーション制作の女の子向けアニメ「プリキュア」シリーズが今年、放送開始20周年を迎えました。その最新作「ひろがるスカイ!プリキュア」(日曜午前8時半、ABCテレビ・テレビ朝日系列)が話題になっています。 総勢77人いるプリキュアで、初の男子プリキュア「キュアウィング」が登場したからです。記者(37)の小学2年生の次女(7つ)はプリキュアが大好き。ウィングが登場した4月2日の放送中から「かっこいい!」と夢中になっています。 放送中の最新作「ひろがるスカイ!プリキュア」。(左から)メインキャラクターで初めての男子プリキュア「キュアウィング」、主人公の「キュアスカイ」、「キュアプリズム」、初の成人プリキュア「キュアバタフライ」©ABC-A・東映アニメーション
移動図書館車で作業する館長時代の前川さん(右端)=1960年代、日野市で(いずれも日野市立図書館提供) 日野市立図書館の初代館長の前川恒雄さんが十日、八十九歳で亡くなった。今でこそ、図書館が市民に本を貸し出すのは当たり前だが、一九六〇~七〇年代に実践し、モデルをつくったのが前川さん。「市民が自由に本を借りて読めることが民主社会の基本で、それを支えるのが図書館」との信念を貫いたという。 (松村裕子) 当時の図書館は、市民が見て回れる書架はなく、希望者には書庫から本を出して閲覧してもらうのが一般的だった。日本図書館協会の職員だった前川さんは六五年、後に日野市長になる上司の有山〓(たかし)さんの誘いで市立図書館長に就任すると「何でも、いつでも、どこでも、誰でも」を目標に掲げた。
年間通じて最も電力が必要になる夏の発電状況について、電力の供給余力が昨年、東日本大震災前の二〇一〇年を大幅に上回っていたことが明らかになった。再生可能エネルギーが過去最大まで拡大したほか節電が進み、震災前に稼働していた原発の合計分を大きく上回る電力の余裕が生まれたため。東京電力管内では厳寒となった今年一月下旬も、大手電力間で電力を融通し合う仕組みなどで電力不足を回避した。
雑誌専門図書館「大宅壮一文庫」(東京都世田谷区)は来月、所蔵する雑誌の記事を人名から探すための索引集を二十年ぶりに刊行する。データベース化した索引の利用は、しばらくウェブ検索に限っていたが、紙ならではの使いやすさを求める利用者の声に応えた。注文を受けてから印刷・製本するオンデマンド方式を利用する。 「大宅壮一文庫 雑誌記事人物索引」は、二〇一四~一六年の三版がある。それぞれの年ごとに、約三百タイトルの雑誌に載った一万七千人分の記事の見出しが掲載されている。 大宅文庫では、雑誌を職員が読み込み、さまざまなキーワードで記事を分類し、索引を作っている。調べたい記事をすぐ見つけ出すための工夫で、人名は分類の大きな柱。二〇一五年三月現在、人名索引の総数は約十四万人分に上る。
大阪府豊中市の国有地が学校法人「森友(もりとも)学園」(大阪市淀川区、籠池(かごいけ)泰典理事長)に評価額の14%の値段で売却された問題に関し二十四日、昨年六月の売買契約を巡る売り主の近畿財務局と学園側の交渉や面会の記録が、既に廃棄されていることが分かった。財務省の佐川宣寿理財局長が衆院予算委員会で明らかにした。 (横山大輔) 佐川氏は、記録は同省の文書管理規則で保存期間一年未満に分類されるとし、「売買契約の締結をもって、事案は終了した。記録は速やかに廃棄した」と説明した。これに対し、共産党の宮本岳志氏は「契約と同時に破棄したのでは調査しようがない。隠蔽(いんぺい)と言われても仕方がない」と批判した。 国有地は、小学校用地として当初の評価額九億五千六百万円から、生活ごみや廃材の撤去費用八億円余りを差し引き、大幅に安い一億三千四百万円で売却された。民進党など野党側が経緯が不自然だとして国
10億7000万円をかけて改修された海老名市立中央図書館。カフェや書籍販売コーナーも併設されている=海老名市上郷で レンタル大手TSUTAYA(ツタヤ)を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者となった全国二例目の公立図書館として、昨年十月にリニューアルオープンした海老名市立中央図書館(同市上郷)の初年度の来館者数が六十九万七千三百五十九人だったことが市の集計で分かった。利用者は目標の百万人には届かなかったが、一・七倍に増加。一方で運営経費も約一億五千万円増えており、「ツタヤ図書館」の費用対効果の検証が求められている。 (井上靖史) 利用者が年間百万人に届かなかったことについてCCCの担当者は、全国で初めて二〇一三年に運営を始めた佐賀県武雄市立図書館で、利用者が四倍に増えたことから推計したと説明。「目標が高すぎた。集客施設が周辺にある海老名には当てはまらなかった」と
図書館の利用者情報はどこまで守られるべきか-。図書館での盗難が急増する明治大が、入館者記録などを警察に提供したことが波紋を広げている。図書館は、戦前に国民の思想統制に加担した反省やプライバシー意識の高まりから、日本図書館協会も「捜査令状がない場合は提供しないことが望ましい」との見解を示す。窃盗被害の防止と利用者情報の保護の板挟みで、大学は苦慮している。 (皆川剛) 「注意喚起で被害を減らせるかと考えたが、増え続け、もはや異例の事態だ」。明治大図書館総務事務室の菊池亮一事務長は険しい表情で語る。和泉キャンパス(東京都杉並区)の図書館では、一昨年度まで年数件だった被害が、昨年度二十七件、本年度は半年で既に四十一件相次いでいる。 大学などによると、離席中や寝ている時にかばんから財布が抜かれたり、かばんごと持ち去られたりするケースが大半。現金やカードが抜かれた財布やかばんはその後、キャンパス内のご
九日投開票された東京都知事選で、原発「即ゼロ」を訴えた前日本弁護士連合会長の宇都宮健児氏(67)、元首相の細川護熙氏(76)の合計得票は約百九十三万八千票となった。初当選した元厚生労働相の舛添要一氏(65)の得票数に十七万票差に迫り、ほぼ拮抗(きっこう)した。原発再稼働に前向きな安倍政権に「待った」をかけたい民意が意地を示した形だ。 都選管が十日未明に発表した投票率の確定値は46・14%で、衆院選と同日になった前回二〇一二年十二月より16・46ポイントの大幅減。開票作業が進む中で墨田、品川両区で不在者投票数を二重計上するミスが見つかるなどしたため、当初発表値を訂正した。 元厚労相の舛添氏には少子高齢化など身近な暮らしの課題解決への期待が大きく、支援を受ける自民、公明両党の組織票を積み重ね、二位の宇都宮氏に百十三万票差をつけた。原発政策をめぐっては、再生可能エネルギー活用を進め原発依存度を
就職難や非正規雇用の増加を背景に、学生時代に借りた奨学金の返済滞納者が増えている。千葉市の男性(25)もその一人で、返済ができずに自己破産に至った。関係者からは制度の問題点を指摘する声も出ている。 (白名正和) 男性は高校卒業後、都内のアニメ専門学校に入学する際、日本学生支援機構を通じ、奨学金を借りた。共働きの両親の月収三十万円では、進学できなかったからだ。 一年半ほど通ったが、父親が親戚から借りた約二百万円の返済に奨学金を充てざるを得なくなり、学費がなくなって中退。利子を含めて借りた奨学金約三百万円が負債として残った。その後、警備会社でアルバイトしたが、月十数万円の手取りでは返済は進まなかった。 一〇年六月、コンビニ店のオーナーから「ゆくゆくは店長にするから」と店の仕事に誘われた。仕事は見つかったが、父親が男性名義で百万円以上の借金をしていたことが新たに分かり、借金は五百万円近くに膨らん
政府が、一定水準以上の年収がある人には週四十時間が上限といった労働時間規制の適用を除外する「ホワイトカラー・エグゼンプション」の実験的な導入を、一部の企業に特例的に認める方向で検討していることが十四日、分かった。 年収八百万円を超えるような大企業の課長級以上の社員を想定。時間外労働に対する残業代は支払わない上、休日、深夜勤務での割増賃金もない。経済産業省は自分の判断で働き方を柔軟に調整できるようになり、生産性向上につながるとしている。 ホワイトカラー・エグゼンプションは第一次安倍政権が導入を狙ったが、二〇〇七年、労働組合の反対で見送られた経緯がある。今回も労組は「過労死を引き起こす」と反発しており、政府内でも厚生労働省からは疑問の声が上がっている。
都立中央図書館のCD-ROM閲覧コーナー。パソコンの脇に「旧OSに対応したソフトは再生する機械がありません」と断り書きがある=東京都港区で(中村陽子撮影) 各地の図書館で、CD-ROMなどの電子媒体で保存されている資料の一部が、パソコンのOS(基本ソフト)など、デジタル環境が刷新されていく中で、見られなくなっている。図書館側も問題を認識しているものの対策は難しく、手をこまねいている状態だ。専門家は「電子資料を持つすべての機関に関わる問題。このままだと貴重な記録も消失する」と危惧する。 (中村陽子) 融資の審査などに使う「第11次 業種別審査事典」CD-ROM版、江戸期に編さんされた名所案内「江戸名所図会」のデジタル解説書…。東京都立中央図書館で、CD-ROMの一枚をパソコンのドライブに入れると、目次までは表示されるが、その先はエラーメッセージが表示され、再生できない。 担当者は「見られない
県職員の退職手当を二月一日から減額する条例改正に伴い、百人を超える教職員が今月末で退職する意向を示した問題。上田清司知事は二十二日の定例会見で「(二月から減額しなければ)三十九億円の負担が生じていた」と述べ、減額時期は妥当との考えを示した。(前田朋子、増田紗苗) 県とさいたま市の両教育委員会などによると、一月末での退職を希望している教員は県立高校二十七人、県立特別支援学校九人、小学校四十二人、中学校三十二人。学校事務職員は県立学校十一人、小中学校が四人。このほか、県の知事部局職員三十一人も一月末での退職を希望している。 上田知事は会見で、退職手当の減額時期を新年度からにすれば、二月一日からの減額と比べて三十九億円の負担増になるとして、「『(国家公務員より県職員が)退職手当を余分にもらう』と批判を受ける可能性がある」と指摘。ただ、一月末の退職希望者が百人を超えたことに「想像からすると三倍多い
処理できない可燃ごみが、街中にあふれたら-。自前の焼却場を持たず、市民がこんな不安に包まれた東京都小金井市のごみ問題。前市長の辞職を受け、市長選が十一日に告示されるのを前に、本紙は有権者百人にアンケートを実施した。「焼却場候補地の住民を説得できなかった」「市民交流センターを建ててる場合じゃない」など、ごみ処理という暮らしの基盤を確立できない行政への不信があらわになった。 「四年間で二十億円の無駄遣い」。今年四月の市長選で、佐藤和雄前市長が周辺自治体へのごみ処理委託費が高額だと批判し、約一万八千七百票で初当選した。この発言に、ごみを受け入れていた自治体が反発。佐藤前市長はおわび行脚をしたが、本年度分のごみのうち、受け入れ先が未定だった約五千五百トンを拒否された。 辞職について「当然」「やむを得ない」が計八割に上った。逆に「辞職するべきでなかった」は十七人おり、介護職員の男性(47)は「発言も
東京・浅草の芸能、風俗などの郷土資料を一堂に集めた「浅草文庫」の蔵書が、台東区立中央図書館(同区西浅草)に引き取られることになった。約六千二百冊の半数が今は絶版となっている貴重な資料。文庫があった東京電力のPR施設「テプコ浅草館」(同)が福島第一原発事故を受け閉館し、資料の行き場がなくなっていた。 (伊東浩一) 文庫を設置しているのは浅草観光連盟(同区花川戸)。戦災や震災で焼失を繰り返した浅草の郷土資料が、これ以上散逸しないようにと、テプコ浅草館の前身「東京電力浅草サービスセンター」の一角を東電から借りて一九七七年十一月に開設した。明治時代、現在の同区蔵前に実在した公立図書館と同じ「浅草文庫」と命名した。 資料は連盟が会員や地域住民から募るなどして収集した。浅草の歴史、演劇、歌舞伎、落語など幅広い。書籍のほか、浅草ゆかりのスターのブロマイド、チラシ、チケットなどの資料五千点以上も展示保管し
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