フランス西部のアングレームで開かれた「第45回アングレーム国際漫画フェスティバル」(25~28日)で、漫画家の楳図かずおさん(81)の作品「わたしは真悟」が、永久に残すべきだと認められた漫画に与えられる「遺産賞」を受賞した。同フェスティバルは欧州最大級の漫画祭で、日本人の同賞受賞は、水木しげるさん…
経済格差は国や為政者の責任 私たちは声を上げて怒るべき ◆『ヨーロッパ・コーリング 地べたからのポリティカル・レポート』ブレイディみかこ・著(岩波書店/税抜き1800円) 私たちはまだ一億総中流の夢を貪(むさぼ)っているのか。自分が貧しいことに気づかずに。 「私の実家は裕福ではなかったので、奨学金で高校に進学し、アルバイトもしていました。ある日、担任から呼び出されてアルバイトを咎(とが)められ、事情を話したら言われました。『今どきそんな家庭があるわけない』って」 夢覚めやらぬ大人を尻目に、ブレイディさんは渡英した。編集助手を務め、出産を機に保育の勉強も始めた。今から十年前、ブライトンの最貧困地区にある就職支援センター内の託児所に通い始め、そこで“ブロークン・ブリテン”に直面した。 「職がなく生活保護で暮らす人たち、働いても働いても生活苦を強いられて食事を抜く親子、路上にあぶれる若者。それが
礒崎氏は毎日新聞の取材に「もちろん、そのため(政治利用)に使えと言っているわけではない」、島尻氏は「検閲や規制の意味で発言したわけではない」と答えた。 放送アーカイブ構想は2012年、衆参両院の議院運営委員会が検討を始めた。まとまった骨子案によると、国立国会図書館がテレビの地上波キー局7局とBS放送7局、ラジオは首都圏のAM・FM局の全番組を録画・録音し、一定期間後に館内にブースを設けて一般に閲覧させるとしている。コピーは認めない。当時の試算では、初年度は機器購入などに約2億円、その後は毎年約1億円の経費がかかるとした。13年度以降、国会図書館が海外視察などの調査を続けている。 6月18日、放送アーカイブ議連の会合に出席した日本民間放送連盟の青木隆典常務理事は、政治色が見え隠れするアーカイブ構想への疑念を吐露した。 ある放送関係者は、表向きは文化的資産の蓄積を打ち出しながら、文化価値を判断
いとい・しげさと 1948年、群馬県生まれ。コピーライターとして数々の名コピーを生み出し、作詞、小説、ゲームソフト制作なども手がけた。1998年にサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を開設。さまざまなコンテンツを発表している 2001年に刊行された糸井重里さんの「インターネット的」(PHP研究所)が文庫で復刊した。情報技術としてのインターネットよりも大事なのは、生き方が「インターネット的であること」だ。そう説いた同書は、主宰するサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の運営を通じて、糸井さんが体感的に学んだことが体系的に語られている。今でこそ「その後のインターネット論を先取りしていた」と評価されるが、当時は「売れなかった」という。糸井さんの議論はなぜ広がらなかったのか。インターネット的に生きるとはどういうことなのか。そもそも、インターネットって何なのか? 技術論は一切抜きにしたインターネット論を2回にわけてお
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