都道府県が指定する祭りなどの無形民俗文化財のうち、担い手不足などによって指定を解除したり休止状態になっていたりするものが31県で計102件に上ることが毎日新聞のアンケート調査で明らかになった。大半は高齢化や若者人口の減少が原因で、人口減少社会の中で民俗の継承がいかに難しいかが浮き彫りになった。 <関連記事> ・祭りの「消滅」100件超す 都道府県の無形民俗文化財アンケ ・祭りに公的資金投入、茨城で全国初 「民俗」との線引きは ・祭りの復活へ あの手この手で伝統を継承 ・無形文化財の価値を探して 税金を投じた「祭り」を歩く ・祭りに町内会費 「特定宗教への供与だ」慣習への問題提起 ・なぜ日本に祭りが必要なのか 大切な「地域の判断」 ・休止状態の祭り93件一覧 都道府県への無形民俗文化財アンケート 解除9件、休止93件 伝統的な行事や祭りは、特に貴重であると評価されたものについては国や自治体が