前の記事 エンジンには金箔:『アストンマーティンOne-77』画像ギャラリー 巨大磁気嵐と人間の文明:1859年の太陽嵐が示すもの 2009年9月 9日 Alexis Madrigal Image: TRACE/NASA 1859年9月2日午前9時30分、ボストンのステート通り31番地にあった電信局の交換台で過電流が生じた。交換手らは、機器に接続されていたバッテリーを外し、空気中を伝わる電気のみで営業を続けた。[1859年は、日本では江戸時代末期の安政6年にあたる] この日の未明には、記録が残されている限りで最も明るいオーロラが発生し、地球の空の広範囲を覆っていた。このオーロラはキューバのハバナや、フロリダ州でも目撃された。 これらの「嵐」が起こる18時間前、それまでの5年間太陽黒点の観察を続けていたイギリスの天文学者、リチャード・キャリントンが、日課としている観測中に、明るい光の点を2つ