今年度のRA協議会2023では、東京工業大学の主任URA、原田隆氏を座長に「民間サービスが拓く研究支援のフロンティア」というテーマで、パネルディスカッションが開催されました。 URA(University Research Administrator)という仕事が、日本の大学において高度な専門職として定着してきた今、日本の大学が世界に伍するために、研究支援というプロフェッションをさらに分業、高次化していく必要性があります。その過程において、研究支援をなりわいとする民間企業とのクリエイティブな共創・協業が、今後のステップであると原田氏は問題提起します。 アカデミアに寄り添い、その課題に民間企業の立場から取り組む3つの民間企業の代表である、アカデミスト株式会社の柴藤亮介氏、MVP株式会社の武田 泉穂氏、カクタス・コミュニケーションズ株式会社の湯浅誠氏が議論に加わり、会場に集った全国のURAの皆
文部科学省が提出し、現在国会において審議中の、国立大学法人法の一部を改正する法律案について、会長声明を公表いたします。 国立大学法人法の一部を改正する法律案について【会長声明】(PDF:0.15MB)
岡山理科大学、2025年4月に恐竜学科など4学科新設(仮称、設置構想中) 大学ジャーナルオンライン編集部 岡山理科大学は、2025年4月に生物地球学部 恐竜学科、生命科学部 医療技術学科、教育学部 教育・コミュニケーション学科、通信教育部 情報理工学部/情報科学科を新設する(すべて仮称、設置構想中)。 生命科学部 医療技術学科(仮称)は、生命科学を基盤に医学、理学、工学を幅広く学ぶ学科で、病院実習・資格取得につながる多様な自主学修システム(CBT、臨床能力試験などにも対応)を整備。臨床検査学コースと臨床工学コースの2コースを設け、入学後のコース選択も可能で、1年次秋学期まで進路選択を相談できる。 教育学部 教育・コミュニケーション学科(仮称)は、教育現場でより積極的に教師や生徒と関わり、より良い教育活動と教育環境をデザインし、実行できる人材を養成する。興味・関心に合わせて取得免許・資格は入
タレントマネジメント(TM)は一般的に、従業員の能力やスキルなどの情報を集約し、戦略的な人材配置や育成、定着に活用する人事管理の手法を表す。TMを実現する日本の「タレントマネジメントシステム」は、主に人材データベースの構築・管理、目標・パフォーマンス管理、要員計画、後継者管理、報酬管理、アンケート・サーベイなどの機能を持つ。 本コラムでは、米国のTalent Tech Labs(以下、TTL)が2022年5月に公表した「タレントマネジメントエコシステム 1」(以下、タレントマネジメントテクノロジーマップ)を基にタレントマネジメントテクノロジーの一部を解説する。 タレントマネジメントテクノロジーマップでは、サービスを下記の19の領域に分けて整理している。従業員の活躍や貢献を認めるレコグニション、福利厚生制度の利用促進、従業員のパフォーマンスや報酬の管理、身体的・経済的・行動的なウェルビーイン
日本酒DXの研究を開始。バイオテックで日本文化にイノベーションを起こし世界に発信【希JAPAN】高級日本酒ブランド『SHIROKIMONO』を展開する希JAPANは、データを活用して世界に通用するSAKEを完成させるための研究を、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)と共同で開始しました。 ケミカルタンで日本酒を数値化 ◆ 研究の背景と概要 日本が誇る伝統的な飲料である日本酒を製造する酒蔵は現在減少傾向にあります。 2000年には1,977の清酒製造業者がありましたが、2016年には1,405の業者数まで減少。約3割の業者が16年間で消えていってしまっています(出典:国税庁「酒造製造業の概況」)。 日本の文化でもある日本酒を後世に伝え、さらに世界へと届けていくために、日本酒のDX化が急務となっていると考えます。 そのような社会的な背景を受け、当社は産総研との共同研究を8月から開始いた
成長分野をけん引する高度専門人材育成、進む「デジタル」に対し「グリーン」はどうなっている? 大学ジャーナルオンライン編集部 日本政府はこれからの成長戦略として、デジタル化(DX)とグリーン化(GX:グリーン・トランスフォーメーション)の2つが柱になるとしており、文部科学省は、成長分野として「デジタル・グリーン等」という表現を多く使っています。令和4年度補正予算において、大学・高専機能強化支援事業で3002億円の基金を造成し、特定成長分野への学部再編等に対しての支援(支援1)と、高度情報専門人材の確保に向けた機能強化(支援2)を行っており、この支援により、「デジタル」に関係する学部学科の新設や定員増、大学院の定員増の予定が多く発表されています。 この中には、「グリーン」に関係する新設学部学科も一部含まれていますが、「デジタル」の新設があまりにも多すぎて、「グリーン」が目立っていません。現在、
にしだ・ひろふみ/教育ジャーナリスト。学習塾業界誌や「週刊ダイヤモンド」の記者を経て、2022年より現職。これまでに全国約5000の学習塾や予備校を取材。追手門学院大学客員教授。 新・理系エリート ビジネスの世界ではデジタル人材が求められ、教育の世界では中高一貫校も高校も伸びる学校ほど理系を強化、大学側は文系から理系へのシフトを進めている。それでも大学受験者側のシフトが追い付かないまま。大学の理系は総じて“入り時”だ。小中高生から大学生、社会人までそれぞれが新たな時代の理系エリートになる道に迫る。 バックナンバー一覧 DX(デジタルトランスフォーメーション)に続いてGX(グリーントランスフォーメーション)の波が来るとして、農学系学部の新設ラッシュが始まる。先にラッシュが起きた情報系学部がそうであるように、大学側はこちらでも文系学生を取り込もうとしている。特集『新・理系エリート』(全59回)
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