このノンテクニカルサマリーは、分析結果を踏まえつつ、政策的含意を中心に大胆に記述したもので、DP・PDPの一部分ではありません。分析内容の詳細はDP・PDP本文をお読みください。また、ここに述べられている見解は執筆者個人の責任で発表するものであり、所属する組織および(独)経済産業研究所としての見解を示すものではありません。 産業フロンティアプログラム(第四期:2016〜2019年度) 「企業金融・企業行動ダイナミクス研究会」プロジェクト 本研究は、報告者の意図としてなされる「財務諸表における虚偽表示」(いわゆる「不正会計」)を対象として、企業レベルのデータを用いた検知と予測を試みたものである。その特徴としては、(1) 既存研究が用いている古典的な分析手法(例:人が選択した変数に基づくプロビット推定)の代わりに機械学習手法を用いることで高次元の変数に基づく不正会計の「検知」を行った点、また、