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ブックマーク / jp.ign.com (11)

  • 「ゾンビウイルスに感染した母と、残される子供のエモい話」だと思ったら「パワー系お母さんが一振りでゾンビを何匹も殺すゲーム」でもあった

    「ゾンビもののよさ」のひとつは、愛する人が感染者になってしまうという恐怖にある。ゾンビになってしまえば元には戻らないどころか、人間を襲う恐ろしい生き物になってしまうのだ。自らの手を汚して愛する彼や彼女がゾンビになるのを防ぐか、愛する人の手によって殺されるのか、あるいは何もしてやれないのか。その選択だけでひとつのドラマになる。 一方、まったく違うよさもある。「人間なんてクソ喰らえ」と世界を呪っている人にとってはゾンビの来襲はある意味で福音であり、ムカつくあいつも見知らぬあいつも殺していいのである。そう、心地よく殺して許される存在もまたゾンビなのだ。 このようにゾンビの魅力にはまったく正反対の方向性があるのだが、そのふたつを両取りしようとしたゲームもある(意図してなのかは知らないが)。それがいまから語る『アンダイイング(Undying )』だ。 「ゾンビになりかけている母、残される子供」という

    「ゾンビウイルスに感染した母と、残される子供のエモい話」だと思ったら「パワー系お母さんが一振りでゾンビを何匹も殺すゲーム」でもあった
  • 『ジョーカー』続編が正式発表 タイトルは『Joker: Folie à Deux』に

    『ジョーカー』の続編が制作中であることが正式に発表され、監督のトッド・フィリップスは、そのタイトルが『Joker: Folie à Deux(原題)』となることを明らかにした。 ホアキン・フェニックス主演の映画『ジョーカー』で監督と脚を務めたトッド・フィリップスは、続編で、共同脚のスコット・シルヴァーとふたたびタッグを組むことになる。フィリップスは自身のInstagramで脚の赤い表紙をシェアした。投稿には脚を読んでいるホアキン・フェニックスの写真も添えられている。 プロットについての情報はほとんどないが、タイトルの「Folie à Deux」とは日語では「フォリアドゥ(感応精神病)」などと呼称される精神障害のひとつで、ある患者が発端となって、その精神症状が複数の人々に同一の形であらわれる状態を指す。ジョーカーはバットマンやハーレイ・クインとの精神的な依存関係でも知られるキャラク

    『ジョーカー』続編が正式発表 タイトルは『Joker: Folie à Deux』に
    highAAA
    highAAA 2022/06/09
  • いつのまにやら入手困難になってしまったPS4コントローラー「DUALSHOCK 4」を修理する

    タイトル修正とお詫び(2021/04/12):当初タイトルが「いつのまにやら生産終了になってしまったPS4コントローラーを修理する」となっておりましたが、こちら公式に生産終了のアナウンスがなされていませんため、タイトルを修正を行いました。読者の皆様及び関係者にご迷惑をおかけして申し訳ありません。 さっそくだが、オモチャ屋や家電量販電、インターネット通販でSONY純製のPlayStation4(以下PS4)向けのコントローラーを探してみてほしい。インターネット通販の方では「販売休止中です」もしくは「生産終了品」として表示されていることが多い。あったとしても定価の倍以上の価格が付けられていたりする。 SIEの公式からは何もアナウンスされていないため、おそらくの話になってしまうが、PlayStation 5(以下PS5)の出荷強化に向けてPS4の体をはじめ、周辺機器などは生産を縮小、最悪、生産

    いつのまにやら入手困難になってしまったPS4コントローラー「DUALSHOCK 4」を修理する
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    highAAA 2021/04/13
  • オープンワールドの「自由」ってなんだ? そして、『サイバーパンク2077』と『Ghost of Tsushima』の不自由さはどこから来るのか

    オープンワールドの「自由」ってなんだ? そして、『サイバーパンク2077』と『Ghost of Tsushima』の不自由さはどこから来るのか 『The Elder Scrolls IV: Oblivion』(2006)画像はSteamより いまや多くのAAAタイトルがオープンワールドというゲームシステムを採用しており、もはや当たり前の存在になったといえる。そんなオープンワールドの魅力といえば、やはり「自由」だ。チュートリアルさえ終えればあとは世界のどこへでも自由に行ける。かつてのゲームは限られた空間しか描けなかったのもあって、画面のなかに広い世界があるのはとてつもない魅力を持つのだ。 しかし、 『Ghost of Tsushima』と『サイバーパンク2077』を遊んだ私は意外な経験をした。この2作品はオープンワールドを採用しているが、むしろ自由ではないように見える。なぜそう感じてしまうの

    オープンワールドの「自由」ってなんだ? そして、『サイバーパンク2077』と『Ghost of Tsushima』の不自由さはどこから来るのか
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    highAAA 2021/01/10
  • ついにリリースされる2020年最大の期待作『サイバーパンク2077』レビュー

    稿は日時間2020年12月10日にリリースされるCD PROJEKT REDの新作、『サイバーパンク2077』のレビューである。筆者は同年12月1日午後7時53分にレビュー用のビルドを受け取り、12月7日午後12時43分に62時間のプレイを終えて、稿を執筆した。このプレイにおけるキャラクターのビルドはセックスが女性、ジェンダーも女性、性的指向はバイセクシャル。ルーツはノーマッドで、アビリティの特性はカタナ使いのネットランナーである。 レビューに使用したメインの機材はヒューレット・パッカード社製”OMEN”シリーズの880-110jp。搭載CPUはIntel社製第8世代Coffee Lakeの8700K、グラフィックス・カードはNvidia社製GeForce 1080Ti。メモリーはブランド不明の32GB、ゲームデータ保存先はブランド不明のSSD。フレーム・パー・セカンドは全グラフィッ

    ついにリリースされる2020年最大の期待作『サイバーパンク2077』レビュー
    highAAA
    highAAA 2020/12/08
  • 『十三機兵防衛圏』の繊細なサウンドデザインで作られる臨場感

    9月3日、ゲーム開発社向け会議CEDEC 2020にてベイシスケイプは「『十三機兵防衛圏』たったひとつの冴えた音響:サウンドコンセプトとその実装」という講演をおこなった。ご存知かもしれないが、『十三機兵防衛圏』はヴァニラウェアが開発し、アトラスが販売したアドベンチャーゲーム。2019年の年末にリリースされ、IGN JAPANでも高く評価された作品だ。ベイシスケイプは作のサウンドトラックと共にサウンドデザイン全般を担当しており、今回の講演ではその細やかな仕事が紹介された。 講演はベイシスケイプ代表取締役社長の崎元仁氏による第1部、同社サウンドデザイナーの金子昌晃氏による第2部に分かれており、司会は作で使用されたサウンド用ミドルウェアADXを開発するCRIの櫻井敦史氏が行った。 まずは作の内容について簡単に説明しよう。『十三機兵防衛圏』にはアドベンチャーパートにあたる追想編、リアルタイム

    『十三機兵防衛圏』の繊細なサウンドデザインで作られる臨場感
    highAAA
    highAAA 2020/09/05
  • 斬るか斬られるか!?『Ghost of Tsushima』一騎打ちレビュー

    『Ghost of Tsushima』のデベロッパーである米国のサッカーパンチプロダクションズは「武士(もののふ)」というものに憧れて、侍になりきるゲームを作った。黒澤明の『七人の侍』や『椿三十郎』のように、古い時代劇に影響を受けた外国人は珍しくないし、侍は小説漫画・アニメなど、日のあらゆる歴史系フィクションを通して、海外にも渡っている。『Ghost of Tsushima』は現代人が憧れを抱く――美化された――侍像みたいなものを多岐にわたって高度に表現している。その着眼点がときに外国人特有のものであり、違和感を覚えることもあるとはいえ、武士の生き様の魅力とその問題まで扱った物語を綴ることには間違いなく成功している。 武士の道を捨てる物語 主人公・境井仁は対馬の由緒正しい武家の一人息子だが、若くして両親を失っている。対馬の広大な地域を統治する地頭にして、仁の叔父である志村は親代わりとし

    斬るか斬られるか!?『Ghost of Tsushima』一騎打ちレビュー
    highAAA
    highAAA 2020/07/16
  • 【ネタバレコラム】『The Last of Us Part II』は“絶対におすすめしないAAA怪作”である――このゲームは残酷で愚かで空虚だが、私は大好きだ

    ※この記事には「The Last of Us」シリーズのネタバレが含まれる。 『The Last of Us Part II』(以下、ラスアス2)を遊びはじめたときは、正直なところ「とんでもない蛇足ではないか」と思っていた。なぜなら、序盤におけるエリーの復讐の旅はまったくおもしろくない、ジョエルの真似事に過ぎないのだから。 いや、ラスアス2はノーティードッグのAAAタイトルなわけで、そのクオリティは類を見ない。足元に生える雑草から高層ビルまでとてつもないこだわりが見えるし、攻撃を受けると衝撃を受けて倒れ込むもそのまま戦えるシステムなども、リアルさをうまくゲームシステムに落とし込んでいる。 ただ、エリーの旅はとても地味だし楽しげな要素はほとんどなかった。新しいシステムもあるし見たことのない敵もいるが、代わり映えしない。正直なところ、途中で投げ出しそうになるくらいだったし、まさしく“頑張ってゲ

    【ネタバレコラム】『The Last of Us Part II』は“絶対におすすめしないAAA怪作”である――このゲームは残酷で愚かで空虚だが、私は大好きだ
  • 過去との決別で残された物語『The Last of Us Part II』レビュー

    前作『The Last of Us』はビデオゲーム史上に残る、マスターピースであることが疑いようがない。ポストアポカリプスという典型的な世界観ではあったが、そこに静謐な感情描写と厳粛な暴力描写を持ち込みつつ、ロードームービー的な筆致で描くという新しい風を吹き込み、ふたつの孤独な魂が寄り添う見事なストーリーを仕立てあげていた。 一般論として、前作がマスターピースであればあるほど、続編のハードルは高くなる。同じことを繰り返せば「焼き直し」と批判されてしまい、逆に過度に前作と決別してしまうとファンが求めているものと乖離する。マスターピースを作り上げたクリエイターにとって、前作こそが大きな呪縛であり重荷だろう。『The Last of Us Part II』を終えて、こうして筆を取っている私は、前作『The Last of Us』がノーティードッグにとって、あまりにも高すぎた壁だったのだろうと想い

    過去との決別で残された物語『The Last of Us Part II』レビュー
    highAAA
    highAAA 2020/06/22
  • SF人狼アドベンチャー『グノーシア』は、「開発者が147柱の神々に業務委託をする」ことで傑作になった――プチデポット・しごと氏インタビュー

    傑作といえる作品がどのように作られたか、ゲーマーならば気になるものだろう。しかし、それを知ったからといって必ずしも理解できるとは限らない。私の場合、SF人狼シミュレーション・ロールプレイング・アドベンチャーゲーム『グノーシア』の構造を開発担当者から軽く聞かせてもらったのだが、むしろ混乱するばかりだった。 『グノーシア』を開発したプチデポットのプログラマーである「しごと」氏によれば、“このゲームのなかにはシナリオの神や人狼ゲームの神がいて、スピリチュアルな感じになっている”そうである。意味がわからない。「この人はプログラマーというより祈祷師か何かでは?」とすら思える。 プチデポットの開発担当。『グノーシア』ではシナリオとプログラムを担当しており、作中では「ジナ」がかなりのお気に入り。変なゲームも好き。 めづかれ(名:川勝徹) プチデポットのリーダー。いわゆるプロデューサー的な立場で、『グノ

    SF人狼アドベンチャー『グノーシア』は、「開発者が147柱の神々に業務委託をする」ことで傑作になった――プチデポット・しごと氏インタビュー
  • 小島秀夫が英国アカデミー賞で最高の栄誉とされる賞を受賞

    フェローシップ賞は英国アカデミー賞が個人に授与する最高栄誉賞で、映画ゲームテレビの分野で多大な貢献をした人物を評価し、讃えるもの。ゲーム業界でこれまでフェローシップ賞を受賞したのは、ティム・シェーファー、ジョン・D・カーマック、ゲイブ・ニューウェル、ピーター・モリニュー、ウィル・ライト、宮茂。 この知らせに小島は、「BAFTAフェローシップという貴重な賞をいただき、ありがとうございます。尊敬すべき先人たちに連なる栄誉を噛み締めています。映画でもテレビでもゲームでも、彼らのエンターテインメントへの貢献には深い尊敬の念を抱いています。また、長年にわたって支えてくれた方々にも感謝いたします。この世界をさらに前に進めるために、これからも、誰も見たことのない“遊び”を創造していくつもりです」とコメントしている。 小島のゲーム界で最初の大躍進は、1987年、コナミ(現・コナミデジタルエンタテイン

    小島秀夫が英国アカデミー賞で最高の栄誉とされる賞を受賞
    highAAA
    highAAA 2020/02/29
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