戦闘が続くウクライナ東部セベロドネツク上空に広がる煙(2022年6月7日撮影)。(c)ARIS MESSINIS / AFP 【6月9日 AFP】ウクライナ東部ルガンスク(Lugansk)州のセルヒー・ハイダイ(Sergiy Gaiday)知事は8日、同州の要衝セベロドネツク(Severodonetsk)をめぐる激しい攻防の末、ロシア軍が同市の「大部分」を制圧したことを明らかにした。 ハイダイ氏はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)で、ロシア軍が「セベロドネツクの大部分を支配している」と説明。工業地帯は今もウクライナ側が掌握しており、戦闘は市街地のみで続いているとした。 同市と川を挟んで対岸に位置するリシチャンスク(Lysychansk)はウクライナ軍の完全支配下にあるものの、激しい砲撃により甚大な被害を受けており、ロシア軍が意図的に病院や人道支援物資の配送施設を攻撃していると