マイクロソフトは、米Microsoft会長兼チーフソフトウェアアーキテクトであるビル・ゲイツ氏の2年ぶりの訪日にあわせ、「ビル・ゲイツ来日講演〜次世代検索を語る」と題した講演を6月27日に開催した。 講演では同社が既に提供を始めている検索技術に加え、まだ開発中の未来の検索技術も披露した。冒頭、ゲイツ氏は、Microsoftが検索分野の研究開発に、他社を上回る巨額の投資をしていることを明かした。検索技術は「ここ4、5年で検索技術は驚くほど進化したが、まだまだ発展途上だ」と指摘。ある調査で、ユーザーが欲しい情報を得るまでに平均で11分かかっていたという報告を紹介し、「今日の検索は、まだ宝探しのようだ」と語った。 「検索をするユーザーは、リンクの一覧を求めているのではなく、『答え(ANSWER)』を求めている」。マイクロソフトが検索で目指すのは、ユーザーの要求に従ってあつらえた「答え」の提示だ。