山口県にある日立製作所笠戸事業所から出荷された、最初の都市間高速鉄道計画(Intercity Express Programme/以下IEP)向けClass800量産先行車5両1編成が3月12日に英国のサウザンプトン港に到着した。クリア・ペリー運輸政務次官をはじめとして、多くの関係者を招いての到着セレモニーが催され、その様子は公共放送のBBCなど各局のニュース番組で報じられた。 Class800は、最初の12編成76両が笠戸事業所で製造され、残りの110編成790両は、現在ダーラム州ニュートン・エイクリフに建設中の鉄道車両工場(2015年夏頃完成予定)で製造される予定だ。 現地に工場を置き、雇用も創出 当初、英国以外の国で製造される車両を導入することは、英国内の雇用を奪うことになるとして反対する意見もあり、日立にとってはこの車両更新プログラムを獲得するうえでの大きな壁となっていた。だが、英