参照事項: http://d.hatena.ne.jp/madashan/20080608/1212949650 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/madashan/20080608/1212949650 1)状況 1.二元論的対立のうち、素朴実在論こそが意識の自然なあり様であるとの認識は証明されることはないが、極めて強力な日常的態度である。その点を鑑みれば、それはすべての行動の問われることのない(したがって、直接的で明示的な関係を結ばないように思われている)前提条件である。 2.唯心論は、他方で、抽象的思考のうちにあっては尤もらしく見える。というのも、意識に内在しては何事であれ客観的実在を証明することはできないからである。そして、<この私>は意識が己自身を対象とするときにしか現れないが、その際に看過されているものは意識の志