前々回から2回にわたって、アナログレコードをデジタル化して“ハイレゾ音源”として楽しむ方法について紹介してきた。最近はアナログレコードが見直されてきており、売り上げも伸びているという。欧米ではCDが全く売れなくなってきているのに対し、日本では未だにCDが生き延びている。しかし欧米ではその一方で、アナログレコードの人気が高まってきているというのだから興味深い。 日本でも欧米ほどではないものの、アナログレコードの人気は根強い。前回紹介したデノンブランドを販売するディーアンドエムホールディングス セールス&マーケティング APAC マーケティンググループ グループマネージャーの川北裕司氏は、「プレーヤーの生産が追いつかない状況」だと語っていた。手巻きコイルのラインにノウハウを持った工員が必要のため、一気に増産することはできないとのことだった。 サザンオールスターズなどのベテランアーティストだけで