タブレット状のスピルリナ スピルリナ(Spirulina)は、淡水・汽水域に生息する藍藻綱ユレモ目アルトロスピラ属のシアノバクテリアである。光合成能を持ち、主要アンテナ色素として、疎水性のクロロフィルやカロテノイドとは異なり、水溶性の膜結合型フィコビリソームを持つ[1][2]。ゲノム解析からヘテロシスト形成に関連する遺伝子が見つかっているものの、窒素固定能は持たない[3]。 スピルリナという名前は、ラテン語のspirula ”小さなコイル”に由来する[4]。従来スピルリナ属Spirulinaとされていた種のうち、産業用に培養されている種はアルトロスピラ属 Arthrospiraに変更された[5]。スピルリナという商品名が付いているものはアルトロスピラ属 Arthrospiraである。トリコームは規則正しくらせん状にねじれており、横幅より縦の長さが長く、細胞間の隔壁がはっきりしている、表面に