米大統領の選挙キャンペーンでは賑やかな音楽がつきものだが、共和党の指名獲得を確実にした不動産王のドナルド・トランプ氏(69)には、楽曲が使われた大物アーティストから次々に「物言い」がついている。 ローリング・ストーンズやエアロスミスが次々に楽曲の使用中止を求めてり、自分たちの楽曲とトランプ氏のイメージが結びつくことを嫌ったとみられる。これに対し、トランプ氏は「他にも、もっといい曲がある」などと「どこ吹く風」。ストーンズの楽曲は引き続き集会で使用されており、事実上要求を一蹴した形だ。 トランプ氏「何の問題もない」と一蹴 過激な言動が物議を醸してきたトランプ氏は2016年5月3日(米東部夏時間)のインディアナ州予備選で、共和党による大統領候補の指名を確実にした。英テレグラフ紙によると、この直後の集会でトランプ氏がスピーチした後にローリング・ストーンズの代表曲「スタート・ミー・アップ」(Star
大手スーパー「ダイエー」の旗艦店で、東京・目黒区にあるダイエー碑文谷店が2016年5月5日、41年の歴史に幕を閉じた。イオンの完全子会社となったことに伴うものだ。 インターネットには、同店を惜しむ声が多く寄せられているが、そうした声に混じって、併設されていた「ドムドムバーガー」の今後を心配する声が急速に高まり、にわかに注目されている。 コロッケバーガーとコーンスープにポテト 「歴代の店長、従業員を代表して御礼申し上げます。この冬にまたお目にかかれることをお待ち申し上げます」――。2016年5月5日21時、ダイエー碑文谷店の福西陵生店長はそう言って、最後の来店客に向けて深々と頭を下げた。 ダイエー碑文谷店は、1975年に「碑文谷ショッパーズプラザ」の名称でオープン。当時のダイエーは売上高で百貨店の三越を抜くなど勢いづいており、同店はその象徴でもあった。 約1万5000平方メートルの店舗面積は
日の丸家電メーカー最後の隆盛期といえる1990年代後半、ユニークな商品が世に送り出された。犬型ロボットAIBO。およそ実用的な商品と思えなかったAIBOは、しかし登場から20年近く経ても人々に愛され続けている。ノンフィクションライター、山川徹氏がレポートする。 * * * “治療”を終えた「AIBO」は頭を起こしてきょろきょろとあたりを見渡したあと、四肢をゆっくりと動かして立ち上がった。 「ほい! ボール。キックするかい?」 AIBOの修理を手がける「ア・ファン 匠工房」の乗松伸幸社長はAIBOの前にカラーボールを転がした。しかし当てが外れて、ボールに近寄るだけでキックしようとしない。 「なんだよ、期待させやがって……」と乗松さんは苦笑いする。 「でも、そこがAIBOの魅力。ほかのロボットは言われたことをやるだけ。いわば、主従関係なんです。けれどAIBOは違う。言うことを聞く日もあれば、聞
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