閑散としていた「競輪場」に、なぜ人が集まってきたのか:水曜インタビュー劇場(ムダ公演)(1/5 ページ) 地方自治体主催の「公営レース」(ギャンブル)に、ちょっとした異変が起きていることをご存じだろうか。 公営レースはバブル経済崩壊後、1990年代に「氷河期」に突入。景気悪化によって財布のひもが固くなったり、娯楽が多様化したり。さまざまな要因が重なって、「廃止」に追い込まれたところも少なくない。例えば、競輪。60年の歴史があった「花月園競輪」は2010年に、中部地区を代表する「一宮競輪」は2014年に、それぞれ幕を下ろした。このほかにも、びわこ競輪、西宮競輪、甲子園競輪などが、赤字経営体質から脱却できずに撤退することに。 そんな中で、「お役所意識」を民が変える動きが出ている。2006年度に、民間企業が運営を一括受託できるようになり、「結果」が出始めているのだ。競輪やオートレースなどの着順を