1977年8月に打ち上げられた米無人宇宙探査機「ボイジャー2号」が、約40年の時を経ていよいよ太陽系の外に脱出します。 現在、ボイジャー2号は地球から約177億キロを離れた太陽風が届く範囲である太陽圏(heliosphere)の最外部(heliosheath)を飛行しています。 原子力電池を搭載しているボイジャー2号は、これまでに木星・土星・天王星・海王星に接近し、その姿を我々に届けてきました。1989年8月には海王星の大暗斑(後に消滅)を捉えるなどの惑星探査を終え、以降は太陽圏の星間空間ミッションを行っていました。 なお、これまでに太陽系を脱出した人工物は、2012年の「ボイジャー1号」続き2機目となります。 Image Credit:NASA/JPL-Caltech ■NASA Voyager 2 Could Be Nearing Interstellar Space https://