新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を巡り神奈川県内の接種率が伸び悩む中、377万の人口を抱える横浜市はワースト2位となり、県内平均すらも大きく下回った。ただ、自治体ごとに抱える事情はさまざまで、18日に取材に応じた同市の山中竹春市長は「高齢者への接種のめどがたった。(接種率を)アップしていく」と自信をのぞかせた。 【表で見る】神奈川県内市町村別の3回目ワクチン接種状況 同市では、1回目接種の予約開始時に混乱が生じたことを教訓とし、2回目接種の予約に際しては期間を長くとり接種券の発送時期を年代ごとに細分化した。その結果、予約が集中することは回避できたものの、接種間隔の縛りもあって同じように予約期間を長くとらざるを得なくなり、3回目接種の前倒しに即応し切れない状況に陥った。 また、全国最大の基礎自治体ということもあって、政府からの前倒し要請に対応するのにも膨大な作業が必要で、成果が出るのに