木星とその衛星を目指す探査機「JUICE(ジュース)」が13日夜(日本時間)、南米フランス領ギアナのクールー宇宙基地からアリアン5ロケットで打ち上げられる。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が6日、計画の概要を明らかにした。欧州宇宙機関(ESA)が主導する探査計画で、日本や米国、イスラエルが参加する。木星到着は8年後。液体の水の海があるとされる衛星などを探査し、地球以外にも生命を育む環境を持つ星が存在する可能性があるのかを探る。 探査機が木星軌道に到達するのは2031年7月。木星は大きさが地球の約11倍、質量は約320倍という巨大な天体で、どのように形成され移動したかを探ることは、太陽系の成り立ちを解明する鍵を握る。 ガリレオ衛星とも呼ばれる木星の代表的な4つの衛星のうちガニメデ、エウロパ、カリストが主要な観測対象だ。3つの衛星は内部に海が広がっていると考えられている。近くを何度も通りながら
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