半導体製造装置メーカーの日邦プレシジョン(山梨県韮崎市)などは、全国初となる公道での燃料電池を搭載した電動アシスト自転車の実証実験を山梨県富士川町で始める。21日に実験開始の式典を同市の「道の駅富士川」で開いた。 実験では山梨県が甲府市内の施設で、太陽光発電の電力で水を電気分解させることで、製造段階で二酸化炭素を排出しない水素を使用する。この水素を充塡(じゅうてん)した小型ボンベを電動アシスト自転車に積み、燃料電池で発電して、走行をサポートする。 ボンベにフル充填した場合、バッテリー搭載の一般的な電動アシスト自転車の2~3倍にあたる約100キロのアシスト走行が可能だとしている。今後約2年間、レンタルサイクルサービスも展開している道の駅富士川を拠点に、観光客や一般利用者向けに無料で貸し出し、公道で利用した場合の水素使用量や、使い勝手などを検証する。5台用意している。 昨年、経済産業省の特別な
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