宇都宮市の佐藤栄一市長は21日の記者会見で、同市と栃木県芳賀町を結ぶ次世代型路面電車(LRT)のダイヤを4月1日に改正し、快速電車の運行を始めると発表した。「利用者の要望に応え、サービスを強化する」と説明し、普通電車の所要時間短縮と増便も併せて実施する。IC乗車券の利用者増加により、実現可能となったという。 市によると、最も混雑する平日の午前6時台後半から7時台までの芳賀町方面行きの下り線で快速を運行。14・6キロの区間を48分で走る普通に比べ、所要は6分短い42分となる。 普通は時短に伴い所要44分。通勤・通学時間帯に合わせ増便する。いずれも平日のみの対応。 LRTは2023年8月に全国初の全線新設で開業した。宇都宮市と芳賀町が整備し、第三セクターが運行する。