札幌市消防局が今冬(昨年11月~今月10日)、雪道での転倒により救急搬送した人が1561人に上り、統計が残る平成15年度以降で最多となっていることが12日、市消防局のまとめで分かった。通勤などで外出する人が増える午前8時台の搬送が目立ち、専門家は、日中と夜間の寒暖差の影響で路面が凍結し、滑りやすい状況になった可能性を指摘する。 消防局によると、年代別では70代が最も多く、50代以上で全体の約8割を占めた。発生場所は約7割が歩道だった。 観光庁の宿泊旅行統計調査によると、北海道の令和5年11、12月の延べ宿泊者数はそれぞれ新型コロナウイルス禍前の元年同月を上回るなど、人の往来が活発になっている。 雪道での転倒防止について普及、啓発活動に当たる「ウインターライフ推進協議会」(札幌市)は「日中に気温が上がって解けた雪が夜に凍り、ツルツルの路面になったのではないか」とした。
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