米西部カリフォルニア州は1日、州内のファストフード店の最低賃金を時給20ドル(約3千円)に引き上げた。労働条件改善のため昨年9月、ニューサム知事が最低賃金を引き上げる法案に署名していた。米メディアが伝えた。 対象は全国で60店舗以上を運営するブランドのファストフード店。米メディアによると、同州で働く50万人以上の従業員の賃金が引き上げられることになり、ファストフード店の労働者の賃金としては全米で最高水準となるという。 今回のファストフード店の時給引き上げは、他の飲食店などの賃金改善につながる可能性がある。ただカリフォルニア州は全米でも物価が比較的高く、労働者の賃金が上がることでインフレがさらに進むことを懸念する声もある。また、賃金引き上げ前に解雇する動きも見られた。(共同)
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