新たにご覧いただける生き物についてご紹介しています。
メンダコ情報、少々ご無沙汰してしまいました・・・。 2021年のメンダコの展示日数は 22日間でした。 今年はこれまでとは違って、状態の良い個体を数個体入手することができたので、展示公開と並行して照度を落とした特別な部屋の中で、メンダコの行動研究も行いました。 この部屋ではできるだけ刺激を与えないで飼育して、できる限りメンダコの行動の撮影を行ってみました。 なんと! その結果!! “えのすい”の飼育日数としては最長の 51日間の飼育を記録することができました!! 2015年以来の 48日を超える更新です!! しかも、その間にとても貴重なメンダコの行動を数多く撮影できたことも嬉しいです。 今わかっている中で、いくつかご紹介したいと思います。 数年前のメンダコチャレンジから、泳がずに身体をペシャンコにしてスライムのようになっていると状態が良いだろうと書いてきました・・・本当にそうなのか・・・
みなさんは、“えのすい”の前に広がる相模湾には、どんな鯨類が泳いでいるかご存知ですか? 彼らはどこから来て、どこへ向かうんでしょうか? どんな季節に多く訪れるのでしょうか? まだまだ知らないことが多い鯨類。まだまだ未知な領域の相模湾。 いろんな不思議や疑問を持って調査をしたら、少しでも私の好きなクジラたちに近づけるんじゃないか。 自然界のクジラたちに近づけたなら、今よりもっとイルカたちのスゴイ魅力を発見して、さらにみなさんに伝えられるんじゃないか。 個人的にそんなふうに思って、イルカ・アシカショーを行っている傍ら、フィールド調査チームの活動を行っています。 “えのすい”のフィールド調査チームは相模湾周辺で漂着、座礁した鯨類の対応や、船に乗っての鯨類の目視調査を行っています。 近年、春にスジイルカの漂着、座礁がとても多いということが活動を通して分かってきました。スジイルカに何が起こっているの
みなさんこんにちは!八巻です。 今回は先日の杉村トリーターの日誌「メンダコチャレンジ2021 その1」に続き、みなさんご存知、深海のアイドル「メンダコ」のお話をしようと思います。 メンダコはダイオウグソクムシと共に屈指の有名な深海生物の一つといって間違いないでしょう。 “耳”がかわいらしいあの姿でたくさんの人を虜にしてきました。 深海担当をしている私ももちろん、メンダコの虜になった一人ですし、飼育したこともあります。 しかし、実は状態の良い元気なメンダコはほとんど目にしたことがありません。 幸い先日底曳網漁でとれたメンダコは非常に状態が良く、あまりメンダコを見たことがない私でも一目で状態が良いと分かりました。 というのは、杉村トリーターから元気なメンダコがどんな姿をしているか聞いていたからです。 元気なメンダコはみなさんが想像するあの丸くて耳のあるかわいい姿じゃないのです。 ぺったんこにな
ハリセンボン雪というかミゾレが降っています。寒いですね。目の前の相模湾も、一年でいちばん水温が下がる時期です。 あぁ・・・でも潜りたい。冬の海は透明度が一年でいちばんよく、とても澄んでいるのです。冬の空のように。 そんな寒さにも負けず、水槽内では魚たちが元気に泳いでいます。それもそのはず。私の担当は太平洋 暖かい海の水槽。水温は常時 23~ 25℃です。常夏ですね。 さて、何かと話題の海藻水槽。ちなみにこの海藻は、ウミブドウならぬウミゴーヤと言います。最近特産品として市場に出回ってきたようです。ウミブドウとは商品名で、標準和名をクビレズタといいますが、新登場のウミゴーヤもクビレズタの近縁種です。 この水槽に、何気にハリセンボンが 2匹暮らしています。ハリセンボンは好奇心が旺盛です。先日サカサクラゲをこの水槽に収容した時はずっと見ていました。もう、ずっと。気になって仕方が無いのですね。かわい
こんにちは鈴木です。 最近、太平洋の北の海の水槽に新たな仲間が入りました。 その名も「アツモリウオ」。いかにも戦国武将のような名前です。 その出で立ちも名前負けはしておりません。 まるで甲冑を身にまとっているような姿で、どことなく、武将の雰囲気をかもし出しています。 漢字では敦盛魚と書きます。やはり武将です・・。 でもそれもそのはず、平安時代( 1184年)に起こった源氏と平家の戦い、いわゆる源平の合戦(一の谷の戦い(現在の神戸市須磨区))に平家の若武将として参加した平敦盛(たいらのあつもり)からこの名前が付けられています。 赤い甲冑をまとったような体と高く伸びた大きな背びれは、まさに、歴史絵にも残る赤い鎧を身にまとい、背中につけた補助防具の母衣(ほろ:当時の戦は騎馬戦が主流であり、後方からの矢を防ぐために兜や鎧の背に巾広の絹布をつけて風で膨らませるもの)が風で膨らんでいるようすの平敦盛そ
オキゴンドウ「セーラー」ショーやトレーニングを行っていないときの動物たちの自由時間について、紹介していきたいと思います。 自由時間には、動物たちはいろいろおもしろい行動をとっています。 今回の自由時間は、オキゴンドウの「セーラー」! メインプールにいるときは、泳いでいるか、プールの奥でぷかぷか浮いていることが多いです。 しかし、みなさんから姿が見えないとき(後ろのプールにいるとき)は何をしているでしょうか? トリーターに身体をなでてもらっているときもありますが、写真のように・・・ 隣のブリーディングプールを覗いていることが多いんです。 下には隣のプールにつながっている入口があり、網状の扉でふさがれているため覗くことができるようになっているんです。 そこに「セーラー」は、頭を突っ込んでいます。 「セーラー」は、仔イルカたちが大好き♪ 「アスパル」や「ミル」のようすをずーっと観察しているんです
メンダコ(3月11日17時頃)先月の 2月 25日より飼育を開始しているメンダコが餌を食べました! タコの口は体の下にあるため、摂餌の決定的瞬間は見ることはできませんでしたが、明らかに餌を捕らえ口に運ぶ行動を見せました。餌も残っていないことから食べたといってよいでしょう! メンダコが餌を食べたのはおととし以来でしょうか。長期飼育の可能性が見えてきました! YouTube 2013/ 03/ 04公開[メンダコがきょうも餌を食べた?] 杉村さんの日誌( 2013/ 03/ 01 メンダコ ニュース! 第 2弾!! )にもありますが、それまではメンダコが餌を食べたという報告は見当たりませんでした。当時は「飼育下のメンダコは餌を食べない」というのが定説となっており、「メンダコの飼育は数日が限度」というのが、水族館業界でも一般的な認識でした。 ただ、このような定説というのは案外思い込みの部分が多い
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