『ニュータウンの青春』より 大学時代は先輩と後輩という間柄で、一緒に映画を撮り続けてきた二人。互いの監督作品に出演するほか、俳優そして監督として活躍、共に制作に関わった作品は、『青春墓場~明日と一緒に歩くのだ~』(奥田庸介監督)や『ビューティフル』(市川祐太郎監督)など他多数。今年7月にオールモスト・フェイマス上映会 in 奥渋谷映画祭で、森岡龍監督の『ニュータウンの青春』を上映したが、先週より、渋谷ユーロスペースを封切りに、本作の全国順次公開が始まったばかり。今回のオールモスト・フェイマスでは、『ニュータウンの青春』の公開を記念して、森岡監督と準主役をつとめる嶺監督に、大学時代と映画づくりの現場について聞いた。まるで、“スリーサンダーズ”さながらのトークをお楽しみください。 ずっと一緒だったから わかること ──二人の出会いは? 森岡龍(以下、森岡):最初は、学祭のときに、ひとり、おもろ