紙(プリント)からネット(オンライン)へ。新聞社だけではなくて雑誌社も,オンライン媒体に注力せざる得ないようだ。 新聞も雑誌も,紙媒体の広告売上が2008年に大きく前年割れし,2009年もさらに下落するのは避けられそうもない。さらに悪いことに,景気が回復しても紙媒体の広告売上がリバウンドしないと見られている。また,紙媒体の将来性を見限ったのか,Googleも“Google Print Ads”プロジェクトの打ち切りを20日に発表した。米国の800以上の新聞(紙)の広告枠を,オンライン広告のノウハウを活かして販売していたが, 止めることにしたのだ。 こうなってくると,ますますオンライン媒体に賭けることになるのだが,その道のりは平坦ではない。オンライン広告の売上規模が紙媒体に比べ小さすぎるからだ。米国の新聞社の場合,全広告売上(紙+オンライン)のうちオンライン広告売上が占める割合はまだ10%に