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今回は、某新書用に書き下ろしたものの、シビアすぎてボツになった「作曲家のハローワーク(作曲家の現在)」の一部を本邦初公開。(ちょっと長編) * 作曲家というのは、読んで字の如く「曲」を「作る」人のこと。英語では「コンポーザー(Composer)」という。音楽を「組み立てる(cmposeする)」人というような意味である。 クラシック業界や学校の音楽室で「作曲家」と言ったら、ベートーヴェンやバッハのようなクラシックの作曲家の(ちょっと怖い)肖像画の顔が思い浮かぶ。 でも、街で「作曲家」と聞いて普通に思い浮かべるのは、やはりポップスや歌謡曲のヒット曲を書いた作曲家。一方、「作曲:だれだれ」というクレジットが多くの人の目にとまるのは、映画やテレビで音楽を書いている作曲家だ。 というわけで、シビアな「作曲家」のリアルなお話。まずは、どんなタイプの「作曲家」がいるのかから話を始めよう。 ■作曲家の種類
安野太郎 作曲家。1979年生まれ。日本とブラジルのハーフ。作曲家。いわゆるDTMやエレクトロサウンドとしてのコンピューター・ミュージックとは異なる軸でテクノロジーと向き合う音楽を作ってきた。代表作に映像に映ったものを言葉で描写していくパフォーマンス『音楽映画』シリーズやその場でピアノ曲の楽譜をネット検索し、ピアニストが初見で弾くコンサート『サーチエンジン』、自作自動演奏機械の演奏による、西洋音楽でも民族音楽でもない音楽『ゾンビ音楽』がある。2013年に初のCD『デュエット・オブ・ザ・リビングデッド』を、2014年に『カルテット・オブ・ザ・リビングデッド』をそれぞれpboxxレーベルよりリリースした。 第58回ヴェネチア・ビエンナーレ日本代表作家の一人 東京音楽大学作曲科卒業。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)修了。現在、愛知県立芸術大学准教授。日本大学芸術学部、東京造形大学、京都芸術大
1932(昭和7)年東京都生まれ。慶應義塾大学在学中に作曲家・平尾貴四男、小船幸次郎に師事し、作曲家としての活動をはじめる。1950年代前半から放送、舞台、映画、CMなど多彩な分野で作編曲家として優れた作品を数多く残す。 1973年からシンセサイザーを使った音楽作りをはじめ、74年ドビュッシーのピアノ曲をシンセサイザーで編曲した「Snow Flakes are Dancing」(月の光)、75年「展覧会の絵」発表。両アルバムとも米国ベストセーリング・クラシカルアルバム賞受賞。さらに「月の光」がビルボード誌のクラッシック部門で日本人初の1位を獲得するとともにグラミー賞4部門にノミネート。続く「展覧会の絵」「惑星」も同部門で1位となる。以来立体音響やレーザー光線などを駆使した屋外コンサート「トミタ・サウンド・クラウド」をオーストリアのリンツ、ニューヨーク、シドニーをはじめ世界各地で開く。200
1972年から90年、足掛け19年に亘って活動した5重奏団、サウンド・スペース・アーク(小泉浩:フルート、 鈴木良昭:クラリネット、 篠崎史子:ハープ、 高橋アキ:ピアノ、 山口恭範:打楽器)の委嘱作品には、武満徹「雨の呪文」、八村義夫「ブリージング・フィールド」、近藤譲「島の様式」、松平頼暁「アークのためのコヘレンシー」など、現在でも再演される現代音楽の名品が含まれるが、松平頼則の「序」と「破」もまた、この作曲家の美質を十全に表現した現代音楽の財産の一つといえるだろう。ちょうどこれらを作曲した頃から、松平は声楽家:奈良ゆみとのコラボレーションに重きをおくようになるので、純粋に器楽のために作曲された室内楽曲としては、このあたりが作曲家の到達点といって良いものではないかと思う。 なぜ、これほどの作品が演奏されないのか。それはまず、これらが作曲されて間もなく、委嘱団体であるサウンド・スペース・
クラシック音楽で特徴的かつ何となく不思議に思えるのは、作品の名前に「ハ長調」とか「ホ短調」とかいう調性が大きく付記されていることではなかろうか。 いわく、交響曲第5番ハ短調・・・いわく、ピアノ協奏曲第1番変ロ長調・・・いわく、ヴァイオリン協奏曲ニ長調・・・いわく、ピアノソナタ ヘ短調・・・ もちろんジャズやポピュラー音楽でも「キイ(調性)」は重要なポイントだが、作品名に「Am」とか「C#」とか付けたりはしない。 それどころか作品によっては、歌手が歌いやすいように(あるいは楽器で演奏しやすいように)キイを下げたり上げたりする。 それでも、調は変わっても「その曲」は変わらない。 でも、クラシックの場合は、「作品」の性格がその「キイ(調性)」によって決定されている…と言って良いほど、「作品」と「調」は密接な関係にある。 作曲家は、「絶対このキイでなければならない」と念じて作曲し、作品はその調以外
3月29日、スイス人作曲家クラウス・フーバー氏はこれまでの音楽活動を認められ、前回に引き続き再びノミネートされたザルツブルク音楽賞を受賞した。今年のエルンスト・フォン・ジーメンス賞に続く、2つ目の大きな賞だ。 個性的な頭の形から、フーバー氏はいつもトールキンの 『 ロード・オブ・ザ・リング ( 指輪物語 ) 』 に登場するガンダルフにそっくりだと言われるという。 『 ロード・オブ・ザ・リング 』 同様、フーバー氏は神秘的でスケールが大きく、彼の生み出す音楽もまさに同じだ。 妥協しない音楽家 「クラウス・フーバー氏は世界的に定評があり、最も有名な同時代の現代音楽作曲家の1人です」 と、ベルン音楽学校の元校長ヴェルナー・シュミット氏は語る。シュミット氏は1970年から今日までに作られた音楽を指して「同時代」と言い、さらに 「現在のところ、フーバー氏は国際的に評価されている唯一の現役スイス人作曲
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