尖閣、日本人上陸に苦慮=早期収拾の思惑外れる−政府 尖閣、日本人上陸に苦慮=早期収拾の思惑外れる−政府 沖縄県・尖閣諸島周辺海域での慰霊祭に参加した日本人が19日、魚釣島に上陸し、政府は対応に苦慮している。同島に上陸した中国籍の活動家らを、早期収拾を狙って17日に強制送還した直後だからだ。中国各地では反日デモの動きが拡大しており、事態の混迷が長期化する様相になってきた。 政府は、一般人の尖閣上陸を原則認めていない。超党派議連の事前申請に対しても、「尖閣の平穏かつ安定的な維持管理」を揺るがすとして許可しなかったが、慰霊祭に参加した東京都議ら10人が上陸を強行した。 外務省幹部は「好ましくない。事を荒立てない方が得策なのに」と不快感を隠さない。尖閣諸島は日本が実効支配しているにもかかわらず、「日中間に領土問題が存在するように見えてしまう」ためだ。 政府は、中国籍活動家らが上陸した際、強