■少数民族言語も解析、中国の新たなネット監視システム■ ■言語の壁がネット検閲の障害に 先日、中国の官製ニュースサイトがチベット亡命政府の国歌を流すという痛恨のミスを犯してしまった(関連記事)。ネット検閲にもチベット人は駆り出されているだろうが、主な担当者は漢民族ということでチェックしきれなかったのではないか。この事件が象徴的だが、言葉の違いはネット検閲を困難にする大きな要因となっている。 だが、検閲事業に多額の資金が投じられている中国、ITの力でこの障害を乗り越えようとしている。2013年11月20日、香港英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストは、清華大学を中心とした研究グループが少数民族言語の監視システムを開発したと報じた。 ■画像化されたテキストも音声通話も少数民族言語も ネット検閲で重要となるのが画像化された文章の読み取り。検閲を避けるべくネットではこうした手法を使った情報のや