少子化が進み、労働人口減少が確実視される昨今、企業は専門分野に必要な人材をどう集めるかという問題に直面している。IT(情報技術)企業の増加やITサービスの普及で理系出身の人材ニーズは増える一方だが、将来を支える子供たちの「理系離れ」の問題も指摘されている。 日本IBMでは2001年から、科学や数学の楽しさを体験してもらうことを目的に、夏休みを利用したサマー・デイ・キャンプ「IBM EXITE Camp」を開催している。こういったイベントを行う企業は多いが、「IBM EXITE Camp」の特徴は女子中高生を対象にしていること。このキャンプでは、毎回約20人の女子中高生に先端テクノロジーを学んでもらうことを目指している。大学生の「青田を買う」のではなく、それより前の段階で、理数系への人材の苗床に「種をまく」ことに、企業として注力しているのだ。 今年のテーマは「Science & Future
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