岡本隆司(おかもと・たかし) 京都府立大学文学部准教授。1965年京都市生まれ。神戸大学大学院文学研究科修士課程修了、京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(文学)。専門は近代アジア史。多言語の史料を駆使した精緻な考証で、現代の問題にもつながる新たな歴史像を解き明かす。主な著書に『近代中国と海関』(名古屋大学出版会、1999年、大平正芳記念賞受賞)、『属国と自主のあいだ』(名古屋大学出版会、2004年、サントリー学芸賞受賞)、『世界のなかの日清韓関係史』(講談社選書メチエ、2008年)、『中国「反日」の源流』(講談社選書メチエ、2011年)、『李鴻章』(岩波新書、2011年)、『ラザフォード・オルコック』(ウェッジ選書、2012年)、『近代中国史』(ちくま新書、近刊)などがある。(撮影:佐藤久) 前回は、20世紀の100年の間、中国人と韓国人は、華夷意識という理念と、強力な
(世界発2013)旧支配者の教会を守れ セルビアから独立、コソボの挑戦 朝日新聞デジタル 6月13日(木)7時30分配信 (有料記事) 旧ユーゴスラビアのセルビアから独立したコソボで、世界遺産であるセルビア正教の教会や修道院を保護する動きが始まった。血みどろの民族紛争を繰り広げたかつての「支配者」の宗教施設を守れるのか。コソボが国際社会で生きていくための試金石となりそうだ。 ■世界遺産、兵士が厳戒 石門をくぐると、冷たい風が吹いた。 緑の屋根の中央に、高いドームを持つ聖堂。薄紫とアイボリー色の大理石が組み合わされた外壁は、「おとぎの国」を思わせる。 1335年、コソボ西部の山に完成したセルビア正教のデチャニ修道院。安置された当時のセルビア国王のひつぎは、壮大なフレスコ画に囲まれる。…… 本文:1,883文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on
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