IoT時代の到来の掛け声とともに、ウエアラブル端末や各種センサー、自動車などをネットワークにつなぐ機運が高まってきている。それでは、IoTの利用がいちだんと広まってくるとき、ネットワークを提供する側はどのような準備をしておけばいいのだろうか。Mobile World Congress 2015(MWC 2015)の会場において、エリクソンでコネクテッドデバイスの製品管理の責任者として、クラウド & IPビジネス部門のMachine to Machine (M2M) 製品ポートフォリオ部門を担当しているミゲル・ブロックストランド氏に、IoT時代のネットワークのあり方についてインタビューした。 ──これまで言われてきた「M2M」と、急速に話題の中心に上って生きている「IoT」の違いを、エリクソンではどのように解釈していますか。 ブロックストランド氏:まず、M2MとIoTの定義を考えてみるといい