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2007年12月31日のブックマーク (3件)

  • 人月を超えるということ

    人月というのは文字通り働いた時間に応じて請求が行われるというもの。ブルーカラー的な労働をしている限りは人月で働くことは正当なわけです。 「作らない」という視点 人月を超えるためには時間に関係なく圧倒的な成果を挙げる方法を見つけなくてはいけません。でも、圧倒的に生産性をあげるという視点ではだめ。生産性を上げているというのは、あるプロセスの作業効率をあげて時間を短くしているに過ぎないので時間給の罠からは逃げられない。ありがちな話として3ヶ月かかるAさんよりも、2人月でできるBさんのほうが実入りが少ない。 では、どうするかというと「作らない」という視点になる必要性があります。作らないというのどういうことかというと「作ったものをいかに使いまわせすか」か「いかに他人に作ってもらうか」ということです。 作ったものをいかに使いまわせすか=レバレッジを効かす 使いまわすというのはレバレッジ(てこ)を効

  • SIerにあるべき組織とは (arclamp.jp アークランプ)

    最近、組織関連のを読んでいます。1つ、大きな特徴を上げるとインターネット後におきた極端な分権型組織ブームの影響を受けていることです。多くの論調は、イノベーションや創造性のためには分権型の組織が向いているというものです。これの反対が中央集権型組織。両者を比べてみましょう。 ■中央集権型組織(ツリー型) 特徴: ・コミュニケーションパスを固定化して、流量を少なくする ・プロセスを明示する ・上意下達 メリット: ・処理効率が非常に高まる ・メンバースキルのブレが安定する ・作業負荷が増えても耐えられる デメリット: ・変化に弱い。一度、固定化したものを容易には代えられない  ・プロセスそのものの非効率性が修正されにくい ・参加意識が弱い。歯車化 ■分権型組織(ネットワーク型、フラット型) 特徴: ・全員がフラットで、コミュニケーションパスがたくさんある ・適宜、

  • ITにおける品質と効率とは (arclamp.jp アークランプ)

    先ほどのエントリを最後にしようと思っていたのですが、トヨタ信奉への違和感へのnakagomeさんからのコメントが秀逸だったので。 自動車産業の製造というのは、金型作った後にやることで、何千、何万という製品を、殆ど機械的に複製することを指す。これは、ソフトウェア産業でいえば、コンパイルやビルド、または媒体コピーなどに相当するものだ。 しかし、ソフトウェア産業で製造と呼ばれるのは一般に、原始コードを書いたりすることなどを指している。自動車産業でいえば、むしろ金型を作るまでの部分に似ている。デザインの延長であって、知的で創作的で、かつ技芸的な要素の色濃い作業なのだ。 これを行灯で何とかしようとすることをナンセンス以外になんと形容できようか。 この問いかけは真剣に考えるべきことです。確かに製造業における品質向上や効率化は確実に先を行っていますし、積み重ねられてきた実績も大きい。でも、それがITにお